TOM'S SPIRIT

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FIA-F4 Race Report

2023.8.31

2023 FIA-F4選手権 第7戦・第8戦 / 鈴鹿サーキット

#35中村、2戦連続の表彰台となる3位

第7戦・第8戦 公式予選 / 各組20分

2023年8月26日(土) / 天候:晴れ・ドライ / 気温:A組 32℃・B組 30℃ / 路温:A組 32℃・B組 35℃

Result
  • 第7戦 #35 中村 仁
    予選順位:B組 2位 / 総合 3位
    ベストタイム:2’09.074
  • 第7戦 #36 小林 利徠斗
    予選順位:A組 2位 / 総合 4位
    ベストタイム:2’09.107
  • 第8戦 #35 中村 仁
    予選順位:B組 2位 / 総合 3位
    ベストタイム:2’09.196
  • 第8戦 #36 小林 利徠斗
    予選順位:A組 2位 / 総合 4位
    ベストタイム:2’09.313
  • < 出走台数:A組 22台 / B組 21台 >

今大会は中村B組、小林A組と分かれての予選となった。
朝8時過ぎという早い時間帯だったが、早くも30℃を超える気温の中での予選となった。
A組予選開始20分頃にコースアウト車両により赤旗が出され、残り3分で再開となったが、ここでタイムアップできたドライバーはいなかった。
A組小林はアタック自体はミスなくできたとのコメントだったが、トップにコンマ2秒程届かずクラス2番手、総合では4位となった。
B組予選は、予定より5分遅れでのスタートとなり、計測1周目に入ったところで赤旗が出されたが、まだタイヤを暖めている段階だった為、大きな影響は無かったと思われる。
B組中村は、ポール獲得の#5三井にセクター1で後れを取っており、鈴鹿をホームコースとしているホンダドライバーの間に割って入れた事は、結果として悪い予選では無かった。
セカンドベストでの第8戦予選も、トップ4は同じメンバーとなった。

第7戦 決勝 / 11Lap or 30min

2023年8月26日(土) / 天候:晴れ・ドライ / 気温:34℃ / 路温:50℃

Result
  • #35 中村 仁
    決勝順位:2位
    ベストタイム:2’10.706
  • #36 小林利徠斗
    決勝順位:DNF
    ベストタイム:2’11.601
  • < 出走台数:43台 >

第7戦決勝は路温が50℃にも達し、おそらく今季シリーズの中でも最も暑い中でのレースとなった。
スタートが切られ、トップ集団がセクター1を抜けて行く後方で多重クラッシュが発生し、SCが導入される。5台が絡むクラッシュだったが、処理は早く終わり、4周目からレースが再開された。
再開された翌周5周目にインディペンデントドライバーのコースアウトにより、早くも2度目のSCが出され7周目にレースが再開される。その後、10周目にも3度目のSCが出され、SC先導のままチェッカーとなった。
中村はスタートで2位に順位を上げると、1度目のSC明けで#5三井に仕掛けたが抜く事はできず。2度目のSC明けでは逆に#5三井に離され、後ろを走る#6野村に迫られる展開となったが、これを抑え切っての2位チェッカーとなった。
小林はスタートから4位をキープしていたが、2度のSC明けではいずれも前に離され、2回目は#7森山に並ばれ1コーナーで接触。#7森山はクラッシュし、小林も大きく順位を落とす。その周のシケインで今度は#31平安山に寄せられコースオフ、14位まで順位を落とし、今季初めてのノーポイントレースとなった。また、レース後#7森山との接触に対して40秒加算のペナルティとなった。

第8戦 決勝 / 11Lap or 30min

2023年8月27日(日) / 天候:曇り・ドライ / 気温:29℃ / 路温:38℃

Result
  • #35 中村 仁
    決勝順位:3位
    ベストタイム:2’09.792
  • #36 小林利徠斗
    決勝順位:5位
    ベストタイム:2’09.988
  • < 出走台数:43台 >

第8戦も朝から気温は高かったものの、スターティンググリッドでは雲が多くなり、若干涼しい中でのレースとな った。
スタートが切られると、SCが出る事も無く、上位5台はそのままの順位で周回が進んで行く。
しかし、5周目にこの日初めてのSCが出され、8周目にレースが再開される。
中村はスタートでポジションキープすると、1周目のシケイン、1コーナーで仕掛け、一瞬2位に上がったものの若干姿勢を乱して3位に戻る事となる。その後は、前を追うよりも後ろの小林からポジションを守って行く展開となる。SC明けには小林に終始攻められ、最終ラップのホームストレートでは、一瞬#12洞地に前に出られたが、これを凌いで2戦連続の表彰台となる3位となった。
小林はスタートから4位をキープして、終始中村を攻め、特にSC後には抜くチャンスもあったが、抜く事はできず最終ラップのホームストレートで#12洞地に前に出られ5位でのフィニッシュとなった。

  • #35 中村 仁
    予選はアタックする場所を上手く作る事ができました。計測1周目で赤旗が出てしまいましたが、予測していた事なので冷静に対処する事ができました。赤旗解除後の計測でグループ2番手となり、Rd.7-8共に3番手スタートとなりました。Rd.7は大きなミスは無くスタートする事ができ、1、2コーナーでアウト側から2番手に浮上、その直後にSCが導入されました。4周目のSC明けでトップに立つ事を狙っていましたが、イン側に入り込む事ができずポジションアップは叶いませんでした。その後、2回のSCが導入され、SC先導の下2位でチェッカーを受けました。 Rd.8はスタートでミスがありましたが、ポジションをキープする事ができました。2周目の1コーナーではアウト側から2番手に浮上しかけるものの、2コーナーでリアタイヤが滑り出してしまいポジションを上げる事ができませんでした。その後、SCが導入され、解除後はペースが上がらず防戦一方のレースとなりました。最終ラップまでバトルが続きましたが、何とか最後まで3番手を守る事ができました。次戦SUGOに向けて反省点をまとめて改善していきます。ありがとうございました。
  • #36 小林 利徠斗
    前回大会ではタイヤのロットが新しくなり、挙動の特徴を活かした走りができていました。しかし今回は違った特徴を感じ、予選でタイヤの性能を引き出し切る事はできず、思うようなタイムは出ませんでした。第7戦は、予選からセットを変更しましたが、ドライビングで合せきれず苦しい展開でした。常にクリーンなレースを心掛けていますが、結果的に接触もあり、非常に悔しい結果となりました。第8戦はセット、ドライビング共に改善し、良いペースがあるとは思っていました。積極的に仕掛けに行きましたが、全て中途半端で回数が多いだけでした。今回は特に接近戦の勢いのなさ、状況判断で課題が残りました。次戦に向けて良く観察、トレーニングをして成長します。関係者の皆様、応援して頂いた方々ありがとうございました。

ポイントランキング < 第8戦終了時点 >

  • #35 中村 仁
    順位:4位 / ポイント:99
  • #36 小林 利徠斗
    順位:1位 / ポイント:130