TOM'S SPIRIT

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FIA-F4 Race Report

2026.10.8

2026 FIA-F4選手権 第9・第10戦/スポーツランド菅生

右手親指付け根を骨折した武藤に代わり、KYOJOから#29富下が出場!

Preview

残り3大会となった今季の FIA-F4 選手権。後半戦の要衝ともいえる菅生大会での第9戦、第 10戦は9月18日金曜日に公式予選を迎えた。

8月に開催されたフォーミュラリージョナル大会で右手親指付け根を骨折した武藤が出場できない状況に於いて、ピンチヒッターとして白羽の矢が立ったのはKYOJOで目覚ましい成績を上げ、ポイントリーダーとなっている富下李央菜。

初のFIA-F4レースにおいてどの様な活躍を魅せるのか、関係者の注目度が高い。その注目度に負けず、濱邊の成長、そして三浦の復調にそれぞれ期待が掛かる。

Comments

#28 三浦 柚貴
前回の鈴鹿では速さを見せることができましたが、ミスやペナルティによって課題が残るレースとなりました。
SUGOではその速さをしっかり結果につなげられるよう、ミスなく自分の走りを出し切り、優勝目指して頑張ります!

#29 富下 李央菜
この度、急遽参戦することになりましたが、KYOJO CUPでのフォーミュラの経験を活かし、自分の力を最大限発揮できるよう臨みます。
今週の菅生は天候が不安定な予報で、走行時間も限られていますが、短い時間の中でもしっかりと準備をして、良い週末にしたいと思っています。
このような機会をいただけたことに感謝し、精一杯頑張ります。

#36 濱邊 誠己
今大会は、前回の鈴鹿までの反省から、FPでどれだけ積み上げる事が出来るかを大切にし、予選までのビルドアップに集中します。
また、決勝レースでの弱さが今シーズンここまで目立っているので、グリッド以上のレース結果にできるよう頑張ります。

第9戦・第10戦 公式予選 / 20分

2026年9月18日(金) / 天候:曇り / 路面:ドライ

Result

第9戦 #28 三浦 柚貴
予選順位:7位
ベストタイム:1’24.394

第9戦 #29 富下 李央菜
予選順位:22位
ベストタイム:1’24.904

第9戦 #36 濱邊 誠己
予選順位:3位
ベストタイム:1’24.167

第10戦 #28 三浦 柚貴
予選順位:6位
ベストタイム:1’24.521

第10戦 #29 富下 李央菜
予選順位:20位
ベストタイム:1’25.087

第10戦 #36 濱邊 誠己
予選順位:4位
ベストタイム:1’24.472

  • ※第10戦の予選順位は各車の2ndベストタイムが採用となる
    < チャンピオンクラス28台 >

今回、チャンピオンクラス(以下CHクラス)の公式予選に出走したのは28台。コースインと同時に各車ピットアウトしていき、タイヤを温めて迎えた計測1周目、レインボーコーナーで亀の子状態となってしまったマシンが出たため、いきなりの赤旗が提示される。

このため、CHクラスの予選は午後1時19分に残り15分で再開されることとなった。

計測4周目になると、トップは1分24秒144を記録し、24秒前半でタイム争いが激化。

多くのドライバーがベストタイムを更新し始めた矢先、なんとここで五十嵐文太郎がSPコーナーでコースアウトを喫してクラッシュしてしまい、午後1時24分、このセッション2回目の赤旗中断となってしまう。この時点で濱邊は2番手。 セッションは午後1時31分に仕切り直しとなったが、残り時間は僅かに4分。コースインするタイミングにも左右され、多くの車両がこの残された時間ではタイムアップが叶わなかった中で、ただひとり24秒を切る1分23秒 893 がポールタイムとなり、濱邊は3位、三浦は7位、F4初参戦の富下はそれでも22位で予選を終えた。

Comments

#28 三浦 柚貴
赤旗が多く自分のリズムでアタックできない予選でした。ミスも課題も残った予選で悔しいですが、そこはポジティブに伸び代があると捉えて明日のレースに挑みます!

#29 富下 李央菜
練習走行から徐々に車やコースに慣れていき、予選でも走り方の改善を意識して走りました。
走り方は良くなってきたものの、赤旗も多く、限られた時間の中でタイヤの限界を掴んで攻め切ることに苦戦し、思うようにタイムを伸ばせずに終わってしまいました。もう少しタイムを出せると思っていただけに、悔しい予選となりました。

#36 濱邊 誠己
2度の赤旗があり荒れた予選になりました。
FPの調子のままだと中々厳しい予選になると見込まれましたが、タイミングにも恵まれ3番手を獲得できました。アタックラップを全くまとめられず悔しさはありますが、反対にレースペースには期待ができるので、今回こそ強いレースを目指してがんばります。

第9戦 決勝 / 17 Lap or 30分

2026年9月19日(土) / 天候:曇り / 路面:ドライ

Result

#28 三浦 柚貴
決勝順位:15位
ベストタイム:1’31.389

#29 富下 李央菜
決勝順位:13位
ベストタイム:1’28.346

#36 濱邊 誠己
決勝順位:8位
ベストタイム:1’26.405

  • < 出走台数:28台 >

チャンピオンクラス(以下CHクラス)の第9戦決勝はオンタイムの午前9時05分のコースインとなった。しかし、この時点でほとんど雨は降 っておらず、コースインの段階でもレインタイヤとドライタイヤに各車選択が別れることに。さらにダミーグリッド上でも何台かがレイン→ドライ、あるいはその逆にドライ→レインへとタイヤ交換をするなど、フォーメーションラップのスタート直前まで各陣営が頭を悩ませることとなった。

ト ップ6の中では濱邊のみがドライタイヤを選択し、その他はレインタイヤを履いてスタートも、その後方ではドライタイヤとレインタイヤが入り乱れる中、各車スタートを迎えた。レッドシグナルが消えると、やはりまだ濡れている路面ではレイン勢に分があり、3番手で1コーナーに向かった濱邊のインに他車が飛び込み、ややアウトにはらんだ濱邊はポジションを守れず、更にもう1台の後塵をも拝することに。すると3コーナーで濱邊はスピンを喫しオープニングラップを17位まで落としてしまう。

三浦は上位の混乱を回避して8位で通過。しかし、まだこの時点ではレインタイヤ勢のペースが良く、ドライを履く5番手酒井涼と4番手には4秒以上のギャップが有った。

2周、3周と周回が進むにつれ、急激に路面状況が改善していくこととなり、徐々にレインタイヤ勢のペースが1分31〜32秒で頭打ちに。するとドライタイヤ勢が息を吹き返すこととなり、セクタータイムに赤がつき始める。濡れたラインを選んで周回するレインタイヤ勢に対し、徐々にグリップを得ていくドライタイヤ勢。その最上位につける酒井涼は、ついに5周目に1分30秒410と、レインタイヤ勢のラップを 2 秒近く上回るファステストラップをマークするに至り、戦況は一変する。

どんどん好転していく路面ではドライタイヤの優位は圧倒的で12周目には上位4台は全てドライタイヤ車両となる。トップは同じTGR-DC車両の酒井涼で2番手に9秒の大差をつけて独走状態となるが、なんと13周目の馬の背で三浦と他車が接触、三浦には大きな損傷も無く走行が出来たが、ライバルマシンがグラベルにストップしてしまったことで、セーフティーカーが入る。

これでトップのセーフティーマージンが無くなり、優勝の行方が不透明になったかと思われたが、残り周回が少なく、最後までセーフティーカーのランプは消灯することなく、ファイナルラップを迎えたことで、追い越し禁止のままチェッカーを迎えた。

ドライタイヤを選択した濱邊は17位から追い上げを魅せ、8位まで挽回。レインタイヤでスタートした三浦はペースが上がらず徐々に順位を下げ、上記の様に他車と接触により15位でフィニッシュ。初参戦富下は難しいコンディションの中ドライタイヤでスピンや接触無く徐々に順位を上げ13位でフィニッシュとなった。

Comments
  • #28 三浦 柚貴
    第9戦はタイヤ選択を失敗してしまい後方に沈みました。
    非常に悔しいレースでしたがウェットタイヤ勢のタイム差を見るとポジティブなので明日のレースは必ず上位でフィニッシュします!
  • #29 富下 李央菜
    今日のレースはいきなりレインスリックでのスタートとなりました。
    スタートでは半クラッチを調整し、悪くない蹴り出しができました。直後に混乱もありましたが、安全に切り抜けることができました。
    ドライパッチがまだらにある不安定な路面で、グリップ感を掴むのが難しく、積極的に仕掛けることはできませんでした。それでも最後まで大きなミスなく完走し、順位を上げることができ、とても良い経験を積むことができました。
    スタート時はスリックで走れるか不安もありましたが、慣れない車でもしっかりレースをやり切る力につながったと思います。ありがとうございました。
  • #36 濱邊 誠己
    ミックスコンディションでタイヤ選択から難しいレースとなりました。上位勢で唯一のスリックを選択し、結果としてはその判断は成功しました。
    しかし1周目に接触とスピン、後半にはコースオフなどとにかく自分自身のミスで順位を落とすレースにしてしまいました。落ちきったところからの挽回はある程度できましたが、また予選順位をリザルトに繋げられないレースになりました。明日の第10戦で取り返せる様にしっかり反省して次に繋げます。

第10戦 決勝 / 17 Lap or 30分

2026年9月20日(日) / 天候:雨 / 路面:ウェット

Result

#28 三浦 柚貴
決勝順位:6位
ベストタイム:1’34.335

#29 富下 李央菜
決勝順位:24位
ベストタイム:1’35.805

#36 濱邊 誠己
決勝順位:5位
ベストタイム:1’34.380

  • < 出走台数:28台 >

午前9時20分にフォーメーションラップのスタート予定であったチャンピオンクラス第10戦決勝。雨量が一定であったこともあり、全車レインタイヤでグリッドへ向かった。やや雨粒が大きくなっていったことから競技団によりセーフティーカー先導によるレーススタートが採用されることとなった。

セーフティーカー先導は2周回続き、3周目のバックストレッチでセーフティーカーがライトを消灯。3周終了時、4周目から本格的なレースが始まった。

ここでトップは冷静にポジションをキープ。2位以下がこれに続いていくが、バックストレートなどでは真っ白なウォータースクリーンが舞い上がり、集団の中ではかなり視界が制限される難コンディション。ここで唯一クリアな視界が得られることもあり、トップはじりじりと2位以下を引き離していく。

5周目の1コーナーでは、酒井涼が濱邊を捕らえて4番手に浮上するが、その後は膠着状態となる。大きく水を開けられた2~4番手争いでは、3台がコンマ数秒差で接近戦を続ける。

徐々に雨量が少なくなっていく中、14周目の2コーナーで五十嵐文太郎がスピンアウト。五十嵐はリヤタイヤがグラベルにかかり、亀の子状態となってしまったことで動けず、またもセーフティーカーがコースイン。

車両回収作業に時間がかかったことで、ファイナルラップまでセーフティーカーのライトは消灯せず。結局、そのままの順位でチェッカーを迎えることとなった。酒井涼が4位、濱邊が5位、三浦が6位となった。

またレインタイヤのコンディション把握に時間を要してしまった富下は24位となり、悔しさを滲ませつつもスピンもマシン破損も無く初のF4レースを終える事となった。

Comments
  • #28 三浦 柚貴
    今日のレースは、前半のペースが上げられなかったことが大きな課題でした。
    後半はペースも良くなり、前との差を縮めることができていましたが、SCが入りオーバーテイクのチャンスを活かすことができませんでした。悔しい結果ですが、前半からしっかりペースを作れるよう改善し、オートポリスでは最初から最後まで力強いレースをしてみせます!
  • #29 富下 李央菜
    第10戦はウェットになりました。昨日のレースでレインスリックに慣れましたが、フルウェットはさらにグリップが下がり、難しい状況でした。
    グリッドへの試走ではタイヤを充分に温めることができませんでした。スタートは半クラッチを調整して蹴り出しました。グリップ感を感じ取りづらく、なかなか攻め出せずにいましたが、終盤にかけて少しずつ慣れてタイムも上がっていきました。
    その後SCが入り、チェッカーとなりました。難しいコンディションで積極的に攻めることはできませんでしたが、最後まで走り切る中で少しずつ感覚を掴むことができました。
    今大会は急遽参戦となりましたが、様々なコンディションの中で、短時間で適応する力を積むことができました。貴重な機会を頂きありがとうございました。今後も今回の経験を活かし、どんな状況でも早く適応できるよう、経験を積んでいきたいです。
  • #36 濱邊 誠己
    今日のレースは完全なウェットコンディションとなり、SCスタートとなりました。
    SCが終わりレーススタートの時にしかチャンスがない事はわかっていましたが、視界の悪さと自信の無さから非常に恐れながらのレースになってしまい、後ろのドライバーに抜かれ1ポジションダウンでレ ースを終えました。第二大会岡山からずっと序盤のペースアップを課題にしていますが、雨でより顕著に出る形になりました。
    非常に濃い経験は積めたと思うので次回に活かし次こそは表彰台を目指します。

ドライバーズランキング

#28 三浦 柚貴
順位:10位 / ポイント:46

#29 武藤 雅奈
順位:3位 / ポイント:105

#36 濱邊 誠己
順位:6位 / ポイント:62