TOM'S SPIRIT

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Super Taikyu Race Report

2024.10.10

第5戦 SUZUKA S耐/鈴鹿サーキット

120周、約700kmをノートラブル、ノークラッシュで走り切り、総合7位!

公式予選

2024年9月28日(土) / 天候:曇りのち雨 / 路面:ドライ / 観客数:6,300人(鈴鹿サーキット発表)

Result
  • 【ST-Qクラス / 92号車:クラス1位】
  • 加藤 恵三 / Aドライバー
    クラス順位:1位
    ベストタイム:2’13.144
  • 河野 駿佑 / Bドライバー
    クラス順位:1位
    ベストタイム:2’10.303
  • 松井 孝允 / Cドライバー
    クラス順位:1位
    ベストタイム:2’13.928
  • 山下 健太 / Dドライバー
    クラス順位:1位
    ベストタイム:2’13.756

GR team SPIRITが参加するST-QクラスのGRスープラはGr.1に振り分けられ予選が行われた。
Gr.1のST-Qクラスは2台(※Gr.2は5台)。
今大会は木曜日に行われたMTGでBドライバーに河野選手、Cドライバーに松井選手を登録することとなった。
今大会はAドライバーのタイム、Bドライバーのタイムの合算でグリッドが決まるという予選フォーマットとなった。
Aドライバー予選、加藤選手は総合8番手、ST-Zクラスとの比較ではトップとコンマ7秒差で2番手となる2’13.144のタイムを記録した。
Bドライバー予選、河野選手は2022年最終戦以来となる予選ワンアタックを見事に決め、総合7番手となる2’10.303を記録した。
Aドライバー、Bドライバーの合算で7番手となった。ST-Zクラスとの比較でもトップだった。
Cドライバー松井選手、Dドライバー山下選手はそれぞれの20分間の予選中でもセットアップを色々試し、決勝に向けての準備を行った。

Comments
  • 加藤 恵三 / Aドライバー
    チームメイトからのアドバイスで安定した走りをある程度は出来たが、速度を落とす所とそうでない所がまだ詰め切れませんでした。
    ピットからは他車との位置関係を教えてもらう事で安心して2アタック出来ました。
  • 河野 駿佑 / Bドライバー
    今回はBドライバーとしてアタックさせていただきました。自分自身に色々課題を作りながらでしたが、チームの皆さんのお陰で気持ちよくアタック出来ました。
    加藤選手も走行経験が少ない鈴鹿で自己ベストで良いタイムを出していただいたお陰で総合7番手からスタート出来るのは良かったです。
    C/D予選では今までにやったことのないセットアップメニューなども入れて方向性を確認していくことが出来ました。
  • 松井 孝允 / Cドライバー
    フリー走行から様々なセット試し決勝に向けて現状のベストを尽くす事は出来ました。加藤選手、河野選手も素晴らしい予選アタックでした。
  • 山下 健太 / Dドライバー
    今までのレースで出たトラクションの課題を改善する為に、新たな方向性のセットアップを試しましたが、根本的な改善とはなりませんでした。しかし今後に向けて方向性を確認出来て良いテストに出来たと思います。

決勝

2024年9月29日(日) / 天候:雨のち曇り / 路面:ウェット⇒ドライ / 観客数:7,900人(鈴鹿サーキット発表)

Result
  • 【 ST-Qクラス / 92号車:クラス1位・総合7位
  • 加藤 恵三 / Aドライバー
    ベストタイム:2’16.409
    周回数:30
  • 河野 駿佑 / Bドライバー
    ベストタイム:2’14.732
    周回数:23
  • 松井 孝允 / Cドライバー
    ベストタイム:2’15.850
    周回数:33
  • 山下 健太 / Dドライバー
    ベストタイム:F 2’14.389
    周回数:34

朝激しく降った雨も上がり曇り空の下、11時50分に5時間レースのスタートが切られた。
スリックタイヤかウェットタイヤか悩ましいコンディションであったが92号車のスタートドライバーの松井選手はスリックタイヤを選択し7番グリッドから走行を開始した。
松井選手はST-Zクラスのトップ争いに交じる形で落ち着いてレースを進めていった。
ST-Zクラス34号車に先行を許したが7位をキープしたまま2番手加藤選手へ交代した。バトンを受けた加藤選手は慣れない鈴鹿に苦戦しながらも安定したペースを刻み3番手の山下選手へ交代をした。
14位でバトンを受けた山下選手は、8位まで順位を戻しアンカーの河野選手にバトンを繋いだ。
ピットインにより12位から追い上げる事になった河野選手も徐々に順位を上げていきST-Zクラスのトップ2台には届かなったがスタート時と同じ7位まで順位を戻してチェッカーを受けた。120周、約700kmをノートラブル、ノークラッシュで走り切ることが出来た。
今大会はフリー走行から決勝まで様々なセットアップを試しGR Supra Racing Conceptの理解を深めました。良かった点、悪かった点、全てを貴重なデータとして持ち帰り、GR Supra Racing Conceptの更なる進化に活かしていきます。
GR team SPiRIT 92号車は第6戦 岡山大会を欠場するため次戦は富士スピードウェイで11月16日~17日に開催される最終戦に参加します。

Comments
  • 加藤 恵三 / Aドライバー
    決勝はトラブル無く全てのスティントで安定した走行が出来ていたと思います。
    自分のスティントでは他車の追い抜きが上手くいかず改めて鈴鹿の難しさを感じる決勝となりました。車の乗り易さという面では今回もアンダーステアが強く、トラクションの薄さも相変わらずで課題は残ったままです。
    最終戦までにサスペンション特性の測定など 解析を行い対策案を準備したいと思います。
  • 河野 駿佑 / Bドライバー
    予想外の雨で難しいコンディションでのスタートでしたが、松井選手がしっかりバトンを繋げていただき加藤選手、山下選手、私の順番で全員が最後まで緩めることなく走り切ることが出来ました。
    レース中に出た課題も直ぐにミーティングをして次戦に向けて修正していけそうなことも見つかりました。 次は最終戦の富士になりますが、最後までもっといいクルマづくりに向けて頑張ります。
  • 松井 孝允 / Cドライバー
    決勝を戦ってみて出てきた課題も沢山あり、次回の岡山大会はスキップしますが最終戦の富士大会に向けてもっとイイクルマづくりの為にチーム全員で改善に取り組みます。 沢山のサポートありがとうございました!
  • 山下 健太 / Dドライバー
    今回は3スティント目を担当させていただきました。アンダーステアが強めでしたが、セットなりの感度がしっかりと出ていて、タイヤがタレてきた後半は、今までのレースを比べると比較的良いバランスを保ちながら、走行することが出来ました。
    トラクションに関しては根本的に改善出来ませんでしたが、富士へ向けて改善アイテムを用意して いただく予定なので、チーム全員で更に良い車に仕上げられればと思います。
  • 関口 雄飛 / チーム監督
    今大会からは細かい調整に入りました。この車の弱点改善をテーマにしていましたが、大きな改善にはなりませんでした。しかし次大会に向けて、かなり良いアイディアがチームのお陰で見つかりました。
    ドライバー始め、開発陣の力がなかったらこのアイディアは生まれていなかったのでチームの皆に感謝です。
    レースは濡れた路面からスタートし難しい展開でしたがノートラブル、ノークラッシュで無事にレースを終えることが出来、データーを持ち帰ることが出来ました。今回は河野選手を軸にレースウィークを過ごしましたがプロ中のプロである松井、山下両選手に引けを取らない素晴らしい速さを見せてくれました。彼の今後の活躍に来たいしたいです。 また、加藤選手も開幕戦と比べるとドライビングの幅が広がりコメントも的確になってきました。プロドライバーの指導、それに真剣に応える加藤選手の努力の賜物だと思います。