Super Taikyu Race Report
2024.8.21
第3戦 スーパー耐久レース in オートポリス/オートポリス
他の車両がトラブルでチェッカーを受けられない中、唯一142周を走り総合9位
公式予選
2024年7月27日(土) / 天候:晴れ / 路面:ドライ
Result
- 【ST-Qクラス / 92号車:クラス1位】
- 加藤 恵三 / Aドライバー
クラス順位:1位
ベストタイム:1’59.309 - 松井 孝允 / Bドライバー
クラス順位:1位
ベストタイム:R 1’56.427 - 河野 駿佑 / Cドライバー
クラス順位:1位
ベストタイム:1’59.116 - 山下 健太 / Dドライバー
クラス順位:1位
ベストタイム:2’00.433
GR team SPIRITが参加するST-QクラスのGRスープラはGr.1に振り分けられ予選が行われた。Gr.1のST-Qクラスは1台(※Gr.2は4台)。
今大会はAドライバーのタイム、Bドライバーのタイムの合算でグリッドが決まるという予選フォーマットとなった。
Aドライバー予選、総合10番手、ST-Zクラスとの比較では4番手となる1’59.309のタイムを記録した。
Bドライバー予選、松井選手は従来のコースレコード 1’56.710を0.3秒更新する1’56.427を記録した。
前戦の富士に続きコースレコードを樹立した。 Cドライバー河野選手、Dドライバー山下選手は明日の決勝レースに向けてセットアップの確認作業を行った。
Comments
- 加藤 恵三 / Aドライバー
車両セットとしてはターンイン以降のアンダーステアが強く、ドライビングとしても前日との路温の差を考えた走行が出来ず、安定した走行が出来なかった。
松井選手へのセット変更など柔軟に対応出来た部分は良かったと思います。 - 松井 孝允 / Bドライバー
今回は、他のGT4のBOPに合わせての状況で足並み揃えての参戦で評価としてはわかりやすい状況でした。
その中でクーリング、ブレーキ、セットアップなど様々な状況を確認しました。
加藤選手の評価のもと、自分の予選へのアジャストも上手くいき、車両のポテンシャルを出し切ることが出来ました。 - 河野 駿佑 / Cドライバー
決勝に向けてのセットの最終確認をしました。ウイングの感度なども確認出来、決勝に向けて準備をしていきました。 - 山下 健太 / Dドライバー
予選は燃料を多く積んで決勝を見据えた走行をしました。
比較的良いペースで走ることが出来たので、決勝に向けて良い準備が出来たと思います。 - 関口 雄飛 / チーム監督
予選は開発を進めながらなので直接比較は出来ませんが各ドライバーがきっちり役割を果たしてくれました。
決勝
2024年7月28日(日) / 天候:晴れ / 路面:ドライ
Result
- 【 ST-Qクラス / 92号車:クラス1位・総合9位 】
- 加藤 恵三 / Aドライバー
ベストタイム:2’01.396
周回数:37周 - 松井 孝允 / Bドライバー
ベストタイム:1’59.700
周回数:35周 - 河野 駿佑 / Cドライバー
ベストタイム:F 1’59.544
周回数:32周 - 山下 健太 / Dドライバー
ベストタイム:1’59.568
周回数:38周
灼熱のオートポリスでの第3戦は午前11時に5時間レースのスタートが切られた。
スタートドライバーはS耐では初めてという河野選手。9番グリッドからスタートした河野選手はタイヤの摩耗に苦戦しみ少しずつ順位を下げる苦しい走行となった。
2番手の加藤選手もペースを上げることが出来ず我慢の走行を強いられるが順位をキープして3番手の山下選手へ交代した。山下選手も安定したペースで走っているが大きく順位を上げることが出来ずアンカーの松井選手に交代をした。
予選ではコースレコードを記録した松井選手もライバル勢を上回るペースがなく淡々と走行を続けた。
各ドライバーは走行中もブレーキバランス、ABSなどの評価を行うとともに、アップデートした室内クーリングの効果を確認した。
室内クーリングに関しては一定の効果が確認できた。
今大会はST-Qクラスの他の車両がトラブルでチェッカーが受けられない中、92号車は唯一142周を走り総合9位でチェッカーを受けた。
次戦は9月7日(土)1dayイベントで5時間レースがモビリティリゾートもてぎで開催される。
Comments
- 加藤 恵三 / Aドライバー
決勝は耐熱シート貼付けなどの効果もあり、室内冷却に関して良くなりました。もてぎ大会でもエアコン性能を含めて確認していきます。
自分のスティントではタイヤグリップが落ちた時の走らせ方に大きな課題を残しました。
セットを煮詰めてきれていないこともありアンダーステア/オーバーステアが出やすい状況でも、前へ進められるドライビングを意識していきます。 - 松井 孝允 / Bドライバー
決勝ではライバルの車両との差も痛感したので足りない部分を進化させて次回の大会に挑みます。 - 河野 駿佑 / Cドライバー
スタートドライバーを担当させていただきました。落ち着いて進めることが出来ました。
しかしスティント後半のタイヤが落ちてきた時に課題を感じました。
冷却系のアップデートなど良かった点も多くありました。
今回のデータをもとに、もてぎ大会でももっといいクルマづくりに向けて頑張っていきます。 - 山下 健太 / Dドライバー
決勝は3番目に乗車しました。暑いコンディションの中、タイヤのタレが心配だったこともあり、労わりながら走行しました。
今回はST-Zクラスと同じレギュレーションで走行したので常に前後に車両がいる状況でしたが、現行のGT4と一緒に走れて良い点、悪い点がわかりました。
また、車内の冷却もアイテムが追加されて快適にレースをすることが出来ました。 - 関口 雄飛 / チーム監督
決勝は色々な変更点の確認をメインに戦いました。5時間の長い荒れたレースでしたがドライバー達は落ち着いて任務を遂行してくれてデータを蓄積出来ました。
次回に反映出来るデータを持ち帰ってきてくれたので今後に活かしていきたいと思います。