Super Taikyu Race Report
2025.7.15
第3戦 NAPAC 富士24時間レース/富士スピードウェイ
途中トラブルはあったが、23時間で485周、2,213kmを完走。
公式予選
2025年5月30日(金) / 天候:曇り / 路面:ドライ
Result
- 【ST-Qクラス /104号車:クラス3位・総合29位】
大政 和彦 / Aドライバー
クラス順位:3位
ベストタイム:1’54.295
山下 健太 / Bドライバー
クラス順位:3位
ベストタイム:1’51.873
中山 雄一 / Cドライバー
クラス順位:3位
ベストタイム:1’52.949
松井 孝允 / Dドライバー
クラス順位:1位
ベストタイム:1’52.558
河野 駿佑 / Eドライバー
クラス順位:2位
ベストタイム:1’53.733
鵜飼 龍太 / Fドライバー
クラス順位:1位
ベストタイム:1’53.592


GR Team SPIRITが参加するST-Qクラスは、Gr.2に振り分けられ予選が行われた。ST-Qクラスの参加台数は6台。
今大会は河野選手をEドライバー、助っ人ドライバーとして鵜飼選手をFドライバーに起用した。
12:00からAドライバーが始まった。水曜日から走り込みを続けてきた大政選手は、自己ベストを更新する1’54.295を記録した。
Bドライバーの山下選手は、現状ベストであろう1’51.873を記録した。
Bドライバーの山下選手はワンアタックを見事に決め、1’51.873を記録した。山下選手の記録したタイムはMT車のGR Yarisの予選タイムよりも速いタイムだった。
C~Fドライバー予選では、決勝に向けての確認をセッティングを変更しながらしっかりと行った。 Aドライバー、Bドライバーの合算では3’46.168で総合29位となった。




Comment
- 大政 和彦 / Aドライバー
予選は前日から不安定な天候が続き、路面コンディションの変化を心配しましたが、前日までのアドバイスを元に大きなミスなくアタックが出来ました。 - 山下 健太 / Bドライバー
現状ベストなセッティングで臨みました。ライバルのスバルに対してのタイム差を前戦よりも詰めることが出来たので、進歩を確認出来ました。 - 松井 孝允 / Dドライバー
僕自身、もてぎ大会から久しぶりにレースに参戦し、クルマの進化を感じました。
フリー走行から予選にかけてドライバー、監督、チームと連携をとり24時間に向け準備を進めていけたことで現状のベストにはなったかと思います。
決勝
2025年5月31日(土)〜 6月1日(日) / 天候:雨のち曇り / 路面:ウェット → ドライ
Result
- 【 ST-Qクラス / 104号車:クラス4位・総合32位 】
大政 和彦 / Aドライバー
ベストタイム:1’55.898
周回数:79
山下 健太 / Bドライバー
ベストタイム:1’53.756
周回数:116
中山 雄一 / Cドライバー
ベストタイム:1’53.587
周回数:71
松井 孝允 / Dドライバー
ベストタイム:1’53.135
周回数:76
河野 駿佑 / Eドライバー
ベストタイム:1’54.556
周回数:39
鵜飼 龍太 / Fドライバー
ベストタイム:1’54.327
周回数:104


スタート進行前から富士スピードウェイは雷雨と濃霧に見舞われ、決勝レーススタートが15時から16時へ、決勝時間が24時間から23時間へ変更となった。
スタートドライバーは、今大会も山下選手に託した。山下選手は路面コンディションが悪い中でも速いペースを刻み、鵜飼選手へ交代した。
鵜飼選手も難しいコンディションでの走行となったが、順位を上げて再度山下選手へ交代した。雨は上がったもののコーズ上には霧が立ち込め、朝方までに2回中断するというハプニングが起きた。
104号車はハプニングにも落ち着いて対応し、順位を上げていきました。
ST-Qクラスのトップを走行し、このままいけばシングルフィニッシュも可能ではないかと思っていた矢先、大政選手がドライブ中に右フロントタイヤが外れるトラブルが発生。リペアエリアでのメカニックの懸命な作業で、再度104号車をコースに戻しました。
その後はトラブルもなく15時のチェッカーを迎えました。
104号車は途中トラブルはあったが、23時間で485周、2,213kmを走り切った。E/G、DATにはトラブルは起きなかった。
GR Team SPIRITは第4戦 SUGO大会を欠場し、第5戦 オートポリス大会に参戦します。
今回起きたハブトラブルの原因を究明し万全の状態で挑みます。




Comments
- 大政 和彦 / Aドライバー
決勝レースでは混走でのタイムロスとアクシデントにより順位を下げる形となってしまいました。
迅速に車両を直しレースに復帰させてくれたメカニックに感謝しています。
次戦はチームに貢献出来るようしっかり準備していきます。 - 山下 健太 / Bドライバー
スタートと第3・4スティントを担当させていただきました。ドライ、ウェット両方のコンディションを経験でき、どちらのコンディションでも課題が同じ事が確認出来ました。
次戦は少し期間が空きますが、その間にアップデートが入るようなので、更に良い車になるよう頑張ります。 - 中山 雄一 / Cドライバー
今大会での23時間のレースではウェットからドライ、夜間と様々なコンディションで走行でき、データと課題を持ち帰ることが出来ました。
開幕前からセットアップや改良を進めていく中で、今大会は全てのクラスの車両が集う中、コーナリングでの優位性が高かったことに驚きました。
改善点は多くありますが、着実な進化を感じます。今後もテクニカルなサーキットでのレースが続き、11月には再度富士でその答え合わせが出来ます。
引き続きチーム皆で改善を続けていきたいと思います。 - 松井 孝允 / Dドライバー
決勝では終盤にアクシデントもあり、更に課題も浮き彫りになったので、残りのレースでもっと良いクルマづくりの為にチーム一丸となって挑んでいきます。 - 河野 駿佑 / Eドライバー
23時間のレースの中では様々なコンディションで走ることができ、トラブルもありましたが無事にゴール出来て良かったです。
今回出た課題を次のオートポリスまでに改善し、もっといいクルマを目指してチームみんなで頑張っていきます。 - 鵜飼 龍太 / Fドライバー
今回はスポット参戦ということで色々不安はありましたが、監督、エンジニア、ドライバー、メカ、チームの皆様に助けられ安全にしっかり走り切ることができ感謝しております。
DATもMT車と同じ、または速いタイムでラップでき、性能の高さ、更なる進化の可能性を感じることが出来た良いレースだったと思います。
今回の経験を活かし、モータースポーツ起点のもっと良いクルマづくりを引き続き精一杯頑張ります。 - 関口 雄飛 / チーム監督
今回新たに課題が分かり、次に向けてアップデートの方向性を決めることが出来た有意義なレースウィークとなりました。
又、今回は23時間ということでレースではありますが普段の開発+耐久面でのテストもでき、とても濃い内容となりました。公式テストまであまりインターバルがありませんが、アップデートをしてくれるとのことなので次回の走行が楽しみです。