TOM'S SPIRIT

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Super Taikyu Race Report

2025.7.15

第2戦 SUZUKA S耐/鈴鹿サーキット

トラブルなく112周、650kmを完走!

公式予選

2025年4月26日(土) / 天候:晴れ / 路面:ドライ

Result
  • 【ST-Qクラス /104号車:クラス3位・総合25位】

大政 和彦 / Aドライバー
クラス順位:3位
ベストタイム:2’19.856

山下 健太 / Bドライバー
クラス順位:3位
ベストタイム:2’17.494

中山 雄一 / Cドライバー
クラス順位:3位
ベストタイム:2’19.429

河野 駿佑 / Dドライバー
クラス順位:4位
ベストタイム:2’20.432

GR Team SPIRITが参加するST-Qクラスの104号車はGr.1に振り分けられ予選が行われた。Gr.1のST-Qクラスは2台(※Gr.2は2台)。
鈴鹿大会は土曜日予選、日曜日決勝のフォーマットで開催された。
Dドライバーの松井選手がNLS参戦で欠場のため、開幕戦に続きリザーブドライバーの河野選手を登録した。
午前中のフリー走行を経て、14:20からAドライバーが始まった。木曜日の特別スポーツ走行が鈴鹿初という大政選手でしたが金曜日までの走り込みの成果、チームメイトからのアドバイスもあり、自己ベストとなる2’19.856の好タイムを記録した。
Bドライバーの山下選手はワンアタックを見事に決め、2’17.494を記録した。
C・Dドライバー予選では決勝に向けての確認を中山選手、河野選手がしっかりと行った。
Aドライバー、Bドライバーの合算では4’37.350で総合25位となった。 各車仕様は違うが、総合23位から26位を4台のST-Qクラス車両が占める珍しい結果となった。

Comment
  • 大政 和彦 / Aドライバー
    2戦目となる鈴鹿もチームメイトからのアドバイスで、予選に向けて自分なりに走りのイメージが持て、他車との位置関係も情報をいただき集中してアタックすることが出来ました。
  • 山下 健太 / Bドライバー
    まだ課題はあるものの、現状ベストなセッティングでアタックさせていただきました。タイヤの温め方やアタック自体も上手くできて、良いタイムを出せたと思います。
    DATや車のバランスなど改善が必要な点があるので、1年間を通して車を更に良くしていきたいです。
  • 中山 雄一 / Cドライバー
    もてぎ公式テストぶりに#104をドライブしましたが、コーナリングのバランスやダンパーのセットアップなどが改善されていると感じました。
    C・Dドライバー予選では、決勝に向けてのデータ取りをメインに河野選手と進めました。
  • 河野 駿佑 / Dドライバー
    もてぎ戦での課題を少しでも改善しようと色々なトライをしました。良くなったところ、まだ足りないところなどより明確になったと思います。
    大政選手は初めての鈴鹿の走行でしたが、練習から予選に向けて素晴らしいタイムを更新しておりチームの士気も上がりました。

決勝

2025年4月27日(日) / 天候:晴れ / 路面:ドライ

Result
  • 【 ST-Qクラス / 104号車:クラス2位・総合23位

大政 和彦 / Aドライバー
ベストタイム:2’22.555
周回数:31

山下 健太 / Bドライバー
ベストタイム:2’19.700
周回数:25

河野 駿佑 / Cドライバー
ベストタイム:2’20.149
周回数:30

松井 孝允 / Dドライバー
ベストタイム:2’21.008
周回数:26


昨年の大会より1時間早い11:00に5時間レースのスタートが切られた。
スタートドライバーは開幕戦に続き山下選手に託した。山下選手はFCYが数回入る荒れた展開の中、確実な走りで25周を走り切り、大政選手へ交代した。
大政選手のスティントでもFCYが2回入る荒れた展開は続いた。初めての鈴鹿でのレースで接触もあったが大政選手は色々な経験を積み重ね3番手の中山選手へバトンを繋いだ。
開幕戦を欠場した中山選手だが初めてのDAT車両でも他車よりも速いレースラップを刻みながら30周を走り、アンカーの河野選手へ交代した。
トラックエンジニアを兼務している河野選手は、少ない練習時間であってもレギュラードライバーと遜色ないタイムで走り、104号車をチェッカーまで無事に運んだ。
鈴鹿大会もトラブルなく112周、650kmを走り切った。
チームとして初めて走らせるDAT車であったがトラブルを出すこともなく、ピット作業のミスもなく、4時間のレースで109周、523kmを走り切った。
スーパー耐久の第3戦は5月8日(木)の公式テストを挟んで5月30日(金)~6月1日(日)に、富士スピードウェイで24時間レースとして開催される。

Comments
  • 大政 和彦 / Aドライバー
    決勝は2番手で走行しました。テクニカルなコーナーでの追い越しや追い越され、2度のFCYなど非常に緊張感のあるレースでした。
    車両セットアップはテストを重ねる毎に改善出来ており、決勝では5時間をトラブルなく安定して走り切ることが出来ました。今回の鈴鹿では高速コーナーや複合ならではの課題も見つかったため、次戦に向け一丸となり更に改善していきたいと思います。
  • 山下 健太 / Bドライバー
    今回もスタートを担当させていただきました。アクシデントが多く、FCYも数回入る展開でしたが、無事に大政選手にバトンタッチ出来ました。
    車は前戦もてぎから引き続き 課題は明確なので次回の公式テストから色々なアイテムを試して向上していければと思います。
  • 中山 雄一 / Cドライバー
    52台での混走となり、テクニカルサーキットで様々なレベルのドライバーとマシンが入り乱れる難しいレースですが、基本的なマシンの安定感は高く、ライン取りの自由度も高く安心感がありました。
    体力を消耗することもなく走り切ることが出来ました。高速コーナーの多い鈴鹿ならではの問題点もありましたので、その解決のために様々なアプローチを試す必要があると感じました。
  • 河野 駿佑 / Dドライバー
    最終スティントを今回も担当させていただきました。アクシデントがとても多いレースでしたが私たちはスタッフ全員でミスや事故もなくゴールまで全開で走ることが出来ました。
    5時間走っても車は安定していました。次の課題も明確なので公式テストで新しいことをトライしながら次戦の富士24時間レースに向けて準備していきます。
  • 関口 雄飛 / チーム監督
    練習走行ではマシントラブルが出ましたが原因の究明と改善をしてくれ、その後はトラブルフリーで順調にメニューをこなせました。
    今回鈴鹿で今後の改善点、方向性が分かりとても良いテストになりました。
    公式テストまであまりインターバルがありませんが、アップデートをしてくれるとのことなので次回の走行が楽しみです。