Super Taikyu Race Report
2023.6.9
第2戦 NAPAC 富士SUPER TEC 24時間レース / 富士スピードウェイ
レース続行は不可能と判断し、リタイア
公式予選
2023年5月26日(金) / 天候:晴れ / 路面:ドライ
Result
- 矢吹 久
クラス順位:5位
ベストタイム:2’00.495 - 松井 孝允
クラス順位:1位
ベストタイム:1’56.916(予選クラストップタイム) - 河野 駿佑
クラス順位:2位
ベストタイム:1’58.610 - 坪井 翔
クラス順位:2位
ベストタイム:1’58.532 - < 車番:86 >
予選はGr-1、Gr-2、Xに分けられ、TOM’S SPIRITが参加するST-4クラスはGR86が6台、ロードスターが1台、合計7台が出走した。
予選の結果はAドライバー、Bドライバーが記録したベストタイムの合算で決まり、決勝のグリッドとなる。
今シーズンよりAドライバーはジェントルマン規定※が設定された。
ハンコックタイヤ工場火災の影響を受け、ST-4クラスのドライタイヤは今大会よりブリヂストンタイヤ製市販ラジアルタイヤへ変更となった。
Aドライバー予選、矢吹選手は3周目に2’00.495をマークし5番手。昨日までの公式練習のタイムを更新することは出来なかった。
Bドライバー予選、松井選手はワンアタックを見事に決め、1’56.916でクラストップタイムをマークした。
予選結果はAドライバー、Bドライバーの合算タイムにより3位となり、明日の24時間レースを迎えることになった。
Cドライバー河野選手、Dドライバー坪井選手は決勝レースに向け最終確認を行った。
※ 年齢や経歴などでハンディキャップを課す規定。
- 矢吹 久(Aドライバー)
予選はタイヤを意識しすぎて思うようなタイムを出せませんでした。結果は松井選手のお陰で3位になりましたが、私がもう少し頑張っていればトップもあり得たのが悔やまれます。 - 松井 孝允(Bドライバー)
予選はタイヤも変わって初めてのアタックでしたが、チームのセットが素晴らしく、他を圧倒することが出来ました。矢吹選手もアタックをしっかりと決めることが出来たので3位を獲得することが出来ました。 - 河野 駿佑(Cドライバー)
矢吹選手、松井選手の素晴らしいアタックで明日のレースは3番手スタートになりました。24時間レースなので予選はそこまでという考えもありますが、チームとしては開幕戦の予選を上回ることで士気が上がりました。坪井選手と私のC、Dドライバー予選は決勝に向けての準備を進め順調に終えました。 - 坪井 翔(Dドライバー)
矢吹選手、松井選手が頑張ってくれたお陰で3位を獲得して、24時間レースに向けて良い位置からスタート出来るので、良い予選でした。 - 三塚 隆(チーム代表 / 監督)
今大会よりハンコック製スリックタイヤからブリヂストン製ラジアルタイヤに変更となって初の予選でした。Aドライバー矢吹選手は何度かラジアルタイヤの練習を出来ましたが、若干タイヤのパフォーマンスを掴めず伸び悩んだ結果となってしまいました。Bドライバー松井選手は全てのセクターをベストな状態で走れた結果でした。C、Dドライバーの予選では決勝レースに向けて最終確認を行いました。
決勝
023年5月27日(土) 〜 28日(日) / 天候:晴れ / 路面:ドライ
Result
- 【 クラス順位:リタイア 】
- 矢吹 久
ベストタイム:2’01.182 - 松井 孝允
ベストタイム:1’58.619 - 河野 駿佑
ベストタイム:1’59.263 - 坪井 翔
ベストタイム:1’58.064(クラスファステストラップ) - < 車番:86 >
24時間レースの決勝は40分間の長いグリッドウォークを経て15時00分にスタートが切られた。
Aドライバーに対する最低義務運転時間は最低15%(3時間36分)以上に設定された。
ピットレーン滞在時間は給油する場合のみ、その給油量に関わらず110秒以上で通過することに設定された。
クラス3番手からスタートした坪井選手は安定したラップを刻みながらトップに立ち、矢吹選手へバトンを繋いだ。
クラス1位でバトンを受け取った矢吹選手もトップのまま松井選手へ交代した。着実に周回を重ねその後も河野選手、坪井選手、松井選手と順調にトップのままバトンを繋ぎ、ライバルのトラブルもあり12時間経過時点で2位に6周の差をつけていた。
しかし、レースが12時間30分を過ぎた頃、松井選手がドライブ中にダンロップコーナー手前でST-Xクラスの車両に接触され、ガードレールに激しく弾き飛ばされました。
幸いにも松井選手に怪我はありませんでしたが、86号車は大きく損傷し修復によるレース続行は不可能と判断し、リタイアとなりました。
- 矢吹 久(Aドライバー)
決勝は若手メンバーに夜間を託し、私は明るい時間のみ運転することとなりました。スタートドライバーの坪井選手からタイム的な貯金を頂き、車両も安定しクラストップのまま次にバトンを渡せました。その後は順調に若手メンバーが他車を引き離し、次は安心して運転出来ると思っていたところ他車と接触しリタイアとなりました。松井選手が無事だったことは本当に良かったです。しかし順調だっただけに残念です。次戦に向けてしっかり対応したいと思います。 - 松井 孝允(Bドライバー)
坪井選手がスタートでトップに躍り出て、そこからギャップも広げ矢吹選手のスティントでも他を引き離し、良い状態でレースは進んでいました。しかし夜間での走行中に当てられてしまいリタイアとなってしまいました。チームや関係者の皆様が作ったこの車がこのような形になってしまうのは心苦しい限りです。次の菅生戦に向けてチーム、ドライバー全員で強くなって戻ってきます。沢山のサポートありがとうございました。 - 河野 駿佑(Cドライバー)
坪井選手が最初のスティントでトップに立ち、素晴らしいペースでギャップを広げてくれました。そして次の矢吹選手もとても速いペースで大きなリードを築きつつナイトセッションに入りました。ナイトセッションに入ってもペースは良く、トラブルも無く、全てが順調に進んでいました。ライバルの脱落もあり大きなリードも出来たので確実にバトンを繋いでいくという方向にシフトした矢先でした。他クラスのマシンに接触をされてマシンが大きく損傷してしまいました。相手の動きに思う所は沢山ありますが、先ずはドライブしていた松井選手に大きな怪我がなかった事が幸いでした。沢山の方々の想いが詰まったマシン、レースでリタイアとなってとても悔しい気持ちでいっぱいです。応援していただいた皆様にも申し訳ない気持ちでいっぱいです。次戦に向けてまたチーム一丸となって頑張ります。 - 坪井 翔(Dドライバー)
スタートからペースが良く、最初に1分以上の差を開くことが出来、淡々と少しずつ差を広げていく展開となりました。ライバルがトラブル等で止まり、自分達に何も起きなければと思っていた矢先、Xクラスに後ろから当てられてしまい走行不能になってしまいました。4周程リードしていたので、非常に悔しく悲しい結果になってしまいました。この悔しさは次戦に必ず晴らしたいです。 - 三塚 隆(チーム代表 / 監督)
スタートからレース展開が上手く流れていて優勝も見えていただけに残念です。次回からまた頑張って行きますのでよろしくお願いいたします。