FIA-F4 Race Report
2026.5.14
2026 FIA-F4選手権 第1戦・第2戦/富士スピードウェイ
第2戦で#29 武藤 雅奈がシリーズ初優勝!
Preview
2026年開幕ラウンドとなる富士大会。
今季よりチャンピオンクラス、インディペンデントクラスが、それぞれ独立した決勝を行う方式となったことを受け、第1戦、第2戦の公式予選は5月2日(土)の午後1時10分から行われることとなった。
前日の午後、そしてこの日の午前には通常通りトレーニング走行が実施されたものの、あいにく5月1日は雨天となり、大半の時間がレインタイヤでの走行に終始したドライバーも多かったが、この日は朝から好天に恵まれ公式予選もドライコンディションでの争いとなった。

第1戦・第2戦 公式予選 / 20分
2026年5月3日(日) / 天候:晴れ / 路面:ドライ
Result
第1戦 #28 三浦 柚貴
予選順位:11位
ベストタイム:1’46.649
第1戦 #29 武藤 雅奈
予選順位:2位
ベストタイム:1’46.135
第1戦 #36 濱邊 誠己
予選順位:25位
ベストタイム:1’47.303
第2戦 #28 三浦 柚貴
予選順位:8位
ベストタイム:1’46.259
第2戦 #29 武藤 雅奈
予選順位:2位
ベストタイム:1’46.657
第2戦 #36 濱邊 誠己
予選順位:24位
ベストタイム:1’47.472
- ※第2戦の予選順位は各車の2ndベストタイムが採用となる
< チャンピオンクラス32台 >


午後1時10分にコースイン開始となった公式予選には、32台が出走することとなった。
コースオープンと同時にほとんどの車両がピットアウトしていく。
セッション開始から7分が経過した翌周、武藤雅奈が1分46秒259を刻んでトップタイムを押し上げる。
セッション折り返しとなるところで、武藤がトップタイムを1分46秒259に塗り替えた直後、同じくTGR-DCの1年生、酒井涼が1分45秒926を記録。
この後はじりじりとタイムを削っていくドライバーはいたものの、気温の上昇が災いしてか、上位陣を含めてタイム更新が徐々に少なくなり、その中でも残り5〜6分となったあたりで酒井が1分45秒902とさらにタイムアップし後続を突き放し、今季初参戦の酒井が初ポールポジションを獲得。これに武藤、五十嵐と云ったTGR-DCメンバーが続く。
一方、セカンドベストラップで決まる第2戦グリッドでも酒井がダブルポールを手にし、武藤、五十嵐が続く結果となった。
Comments
#28 三浦 柚貴
直前のフリープラクティスではトラブルで走る事が出来ず、ぶっつけ本番で挑みました。
しかしウェットからドライに変化する路面にアジャストができず、ブレーキで突っ込み過ぎになるなど、課題が残るリザルトとなりました。

#29 武藤 雅奈
予選では、フリープラクティスからの感触は悪くなく、上手くまとめる事が出来ればポールポジションも狙える手応えを感じていました。
路温、気温が上がってグリップ感が変わったところに上手くアジャストでき、優位に立てたと思い、位置取りは良かったですが、ベストラップでミスをしてしまったので、第1戦・第2戦共に2位からのスタートとなります。

#36 濱邊 誠己
初めて参戦するFIA-F4の予選は、事前のフリープラクティスから大きく変化した路面コンディションに対応できず、車のポテンシャルを引き出せないまま終わってしまい、第1戦は25番手、第2戦は24番手からのスタートとなってしまいました。
決勝では着実に順位を上げてゴールできるように努めます。

第1戦 決勝 / 14Lap or 30分
2026年5月3日(日) / 天候:晴れ / 路面:ドライ
Result
#28 三浦 柚貴
決勝順位:4位
ベストタイム:1’47.368
#29 武藤 雅奈
決勝順位:6位
ベストタイム:1’46.524
#36 濱邊 誠己
決勝順位:DNF
ベストタイム:1’48.172
- < チャンピオンクラス 32台 >



午前9時20分にフォーメーションラップがスタートしたチャンピオンクラスの第1戦決勝。
こちらも好天の下、32台のマシンが14周の戦いに挑むこととなったが、前日の予選でポールポジションを手にしたのはルーキー酒井。これに2年目の武藤雅奈が続き、さらに3番手にルーキー五十嵐文太郎がつけ、TGR-DC Racing School勢が予選1-2-3を占める。
午前9時24分にレッドシグナルが消灯、スタートが切られ、まずまずの動き出しを見せた酒井涼がトップを守って1コーナーへ。酒井涼には武藤、五十嵐が順当に続いた。
上位から下位まで接近戦が至る所で展開される中で、2周目のダンロップコーナーで他車が武藤に追突してしまい、武藤がダンロップコーナーの中でスピンし逆を向いてストップ、大きくポジション下げてしまう。
その後他車で接触などに伴いストップしてしまう車両を排除するため、2度にわたりセーフティーカーが導入され、混戦状態は続く。
最終ラップのヘアピンでバトルを繰り広げる他車をオーバーテイクしたルーキー・五十嵐がそのまま優勝となった。
ただ、激戦であったことを証明するかのように、接触や走路外からの追い越しなどのペナルティーが多発。上位陣でもタイムペナルティーが頻発し大きく順位が変動することとなり、優勝は五十嵐で変わらないものの、2位以下は大きく変動があった。
三浦柚貴は11位スタートながら着実に順位アップを果たし、武藤雅奈はスピンした最後尾からファステストラップを刻みながら6位にまでポジションを上げた。 一方濱邊は12周目の1コーナーで前走者と接触しリタイアを喫し、悔しいデビュー戦を終えた。
Comments
- #28 三浦 柚貴
最低限の目標であったトップ5はクリアし4位で終えましたが、レースでは追い上げてポイントを獲得することはできましたが、まだまだ課題は多く残っています。
明日はしっかり修正して、表彰台を目指して全力で戦います! - #29 武藤 雅奈
セカンドスタートで目の前に優勝が見えたことで冷静さを失い、無駄な仕掛けをして順位を落としてしまいました。
さらに2周目に追突されてスピンし、最後尾からの追い上げとなりましたが、SCにも助けられ、10位でフィニッシュして6位入賞となりました。
常に冷静でいることの重要さを学んだレースでした。 - #36 濱邊 誠己
決勝は予選で遅れた分、後方からのスタートになり厳しい集団の中でのレースを強いられました。その結果自分のリズムを作れず、ペースが上がらない事に焦ってしまい12周目の1コーナーで前走者と接触しリタイアとなってしまいました。
原因はわかっているのでこれを勉強にし、明日切り替えていいレースします。
第2戦 決勝 / 14Lap or 30分
2026年5月4日(月) / 天候:曇り / 路面:ドライ
Result
#28 三浦 柚貴
決勝順位:6位
ベストタイム:1’46.712
#29 武藤 雅奈
決勝順位:1位
ベストタイム:1’45.985
#36 濱邊 誠己
決勝順位:DNF
ベストタイム:-
- < チャンピオンクラス 32台 >



徐々に晴れ間が広がり、日差しが強まっていく中でスタート進行が進み、オンタイムの午前9時20分にフォーメーションラップがスタート、午前9時24分にレッドシグナルが消灯することとなった。
注目のスタート、しかしここでフロントロウに並んだ酒井、武藤の2台の動き出しは今ひとつ。代わって2列目からスタートの五十嵐らが先頭に躍り出て、武藤は3番手で1コーナーへ雪崩れ込む。
この密集の中で接触などが有り、ポールポジションスタートの酒井も巻き込まれるが、武藤、三浦は接触なくスタートするが24番手からスタートした濱邊は他者との接触に伴いリタイアを喫する。接触車両回収のため、すぐさまセーフティーカーが導入された。
セーフティーカーは3周目に消灯し、レースは3周終了時4周目からのリスタートとなったが、このリスタートではトップ五十嵐の背後に上位陣が数珠繋ぎという状況に。このため、スリップを活かした1〜2コーナーの攻防で武藤が五十嵐を下してトップに躍り出る。
これで4周目を終え、武藤、酒井涼、五十嵐、中井、熊谷、三浦がトップ6となるが、ここで2番手を行く酒井に、スタート直後の他車との接触に関してドライブスルーペナルティーという裁定が下される。
レース中盤から後半にかけて3~7番手辺りでのバトルは激しさを増し、三浦はその渦中で苛烈なバトルを繰り広げる。
こうした後続の攻防をよそに、トップに立ってからの武藤は8周目に1分45秒985のファステストラップを刻むと、終始1分46秒台前半のラップを刻んで独走状態に持ち込むと、最後は6秒以上の大差をつけてガッツポーズでトップチェッカー。嬉しいシリーズ初優勝を逆転で飾ることとなった。
Comments
- #28 三浦 柚貴
今回も追い上げのレースができ積極的にオーバーテイクを仕掛けることができました。
一時は4位まで上がりペースもありましたが後半にかけてミスが目立ち最後のバトルで2台に抜かれ6位で終わりました。
本当に悔しいですが原因は分かっています。次戦に向けて対策してもっと強くなって帰ってくるので応援よろしくお願いいたします! - #29 武藤 雅奈
セカンドスタートで再び出遅れましたが、1コーナーで運良く2位をキープできました。
SC明けのタイミングでトップに立つことができ、そこからは落ち着いて走りに集中し、逃げ切ることができました。
今回は冷静なレース運びができたのは良かったです。ただ、まだまだ反省点が多いので、次戦に向けてしっかり修正していきたいと思います。 - #36 濱邊 誠己
前日のレース1で焦りから接触をしてしまったため、とにかくスタートは生き残ることを最優先にしようとマージンを多く取りました。
しかしそれが逆に後方の車とタイミングが合わず、後ろを当てられ一周目でのリタイアになってしまいました。初めてのレースウィークは過度に緊張してしまい、自分が持っているポテンシャルを出しきれずに終わってしまいました。
ただ、その中でも速さにおいてはポジティブな感触もいくつかあり、自分の走りができたときに上位を争えるだろうといった印象も持てましたし、レースウィークならではの緊張感もこの開幕戦でしっかりと体験できたので、ここからのシーズンで自分のパフォーマンスを発揮しきるための対策、準備に集中し、次戦は予選から上位を目指します。
ドライバーズランキング
#28 三浦 柚貴
順位:4位 / ポイント:20
#29 武藤 雅奈
順位:2位 / ポイント:33
#36 濱邊 誠己
順位: – 位 / ポイント:-