FIA-F4 Race Report
2025.8.31
2025 FIA-F4選手権 第6戦・第7戦/鈴鹿サーキット
第6戦決勝、#29 鈴⽊⽃輝哉が3位でチェッカー!
Preview
8月上旬の富士ラウンドから約3週間で迎えた第3ラウンド。
台風で延期となった昨年とはうって変わり、全国的な酷暑で迎える週末となりドライコンディション以上にタイヤの摩滅を気にするくらいでのレースウィークとなった。

Comments
#29 鈴木 斗輝哉
前回大会の富士から少ないインターバルで鈴鹿大会を迎えましたが、鈴鹿大会を見越してシーズンオフからテストして来ました。テストしている限り調子は良さそうなので流れを崩さないように自分のできることだけをやろうと思います。ランキングも2位ですしこれ以上落とさないためにもFPからレースウィークをうまく組み立て最後は笑って終われるように、終始安定した走りを見せる事が出来ると思います。応援よろしくお願いします。

#35 鈴木 恵武
35号車をドライブする鈴木恵武です。
前回の富士ラウンドでは、練習の段階からあまりペースがなく、レースでも苦戦を強いられました。しかし、あのレースから学べたものも多かったと思います。バトルの面、ドライビングの面、メンタルの面など、今回のレースに活かせるものは沢山ありました。そのような課題を今回のレースに全て活かし、必ずポイント圏内の順位に戻って来れるよう全力を尽くします。応援のほど、よろしくお願いいたします。

#36 菊池 貴博
今回のレースは富士から変わって鈴鹿です。富士よりオーバーテイクが難しいのでより予選の順位が大事だと思っています。セットアップはもちろん、場所どりなどもしっかり考えて臨みたいと思います。応援よろしくお願いします。

第6戦・第7戦 公式予選 / 20分
2025年8月23日(土) / 天候:晴れ / 路面:ドライ / 気温:32.6℃ / 路温:40.1℃
Result
第6戦 #29 鈴木 斗輝哉
予選順位:5位
ベストタイム:2’08″549
第6戦 #35 鈴木 恵武
予選順位:14位
ベストタイム:2’08″964
第6戦 #36 菊池 貴博
予選順位:9位
ベストタイム:2’08″781
第7戦 #29 鈴木 斗輝哉
予選順位:7位
ベストタイム:2’08″820
第7戦 #35 鈴木 恵武
予選順位:11位
ベストタイム:2’09″023
第7戦 #36 菊池 貴博
予選順位:8位
ベストタイム:2’08″900
- ※ 第7戦の予選順位は各車の2nd ベストタイムが採用となる。
- < チャンピオンクラス30台 → 28グリッド(予選落ち2台) >


早朝から気温がぐんぐん上昇する中、ドライコンディションで午前8時55分からチャンピオンクラス(以下CHクラス)の公式予選が⾏われた。
今⼤会も30台のエントリーとなったチャンピオンクラス。セッション開始と同時に各⾞思い思いにタイヤに熱を⼊れ、計測ラップに⼊ることとなったが、その⽮先、スプーンカーブを⽴ち上がった⻄ピットの前あたりでライバル車両の1台がマシントラブルからコース上にストップしてしまう。このため、まだ1周も計測ラップが刻まれていない序盤のタイミングながら、午前8時59分に⾚旗が提⽰されることになった。 オフィシャルの⼿によって当該⾞両が⻄ピットへ押し出され、セッションは午前9時05分に再開となったが、状況を鑑みてセッションは5分間延長され、再開から20分間でのアタック合戦が展開されることとなった。
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- #29 鈴木 斗輝哉
FPから調子を徐々に上げていきいい流れで予選を迎えることが出来ました。
タイムでは前日まで苦戦していましたが予選のセットアップを上手く合わせ切ることが出来、車のポテンシャルを最大限出せた予選だと思います。
ファーストベストとセカンドベストの差が大きかったのが勿体無い所ですが、いい位置からスタートできるのでチャンスをものにできるように、レースで自分の強みを見せつけたいと思います。 - #35 鈴木 恵武
結果としては、第6戦は14位、第7戦は11位となりました。練習から考えると10番手以内は射程圏内だったかなと思います。
練習からの課題であったセクター2のタイムは問題なかったのですが、セクター1のタイムが伸びきらずに終わってしまいました。
しかし、セカンドベストタイムをベストタイムとほぼ変わらないタイムで刻めたことは良かったと思います。決勝はタービュランスなどで難しいレースにはなると思いますが、ポイントを取れるように積極的にオーバーテイクをしていきたいです。応援よろしくお願いいたします。 - #36 菊池 貴博
昨日までの練習はあまり手ごたえが無く、不安要素がありました。
当日になって予選のコンディションに合わせ込むことができ、位置取りやタイヤのグリップピークの使い方も上手くいって初シングルに着くことができました。
レースはスタート以外抜けないと思うのでスタートに全神経を集中させてポジションアップできるよう、頑張ります。そしてマシンを壊さないように帰ってきます。
第6戦 決勝 / 11Lap or 30min
2025年8月23日(土) / 天候:晴れ / 路面:ドライ / 気温:36.5℃ / 路温:41.1℃
Result
#29 鈴木 斗輝哉
決勝順位:3位
ベストタイム:2‘09.254
#35 鈴木 恵武
決勝順位:10位
ベストタイム:2’09.933
#36 菊池 貴博
決勝順位:9位
ベストタイム:2’09.555
- < 出走台数:49台(チャンピオンクラス 28台) >



ピットウォークが終わった午後1時45分、FIA-F4選⼿権第6戦決勝のコースインがスタートした。
49台が並んだグリッド。照りつける⽇差しの中、午後2時ちょうどに迎えたスタート。レッドシグナルが消えると、各⾞いっせいに動き出した。
隊列はS字〜逆バンク〜デグナーへと向かうが、後⽅のインディペンデントクラスでアクシデントがあり、1台がバリアにクラッシュ。上位集団ではデグナーへの⾶び込みで前走車のインを鈴⽊⽃輝哉が奪って3番⼿に浮上を果たすが、この直後にセーフティーカーが導⼊されることに。
このセーフティーカーは3周⽬に消灯。3周終了時4周⽬からレースはリスタートとなった。
更に8周⽬の130R で3台の⾞両が交錯するアクシデントが発⽣し、ライバル車両がグラベルストップしてしまう。このため、このレース2度⽬のセーフティーカーが導⼊されることとなった。 これで再びリードがリセットされることとなったが、レースは10周終了時11 周⽬にリスタート。3位を奪った鈴⽊⽃輝哉はそのポジションを再三ライバルに狙われる事が有ったが鉄壁の走りで3位を守りチェッカーを迎えた。
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- #29 鈴木 斗輝哉
スタートを上手く決まりオープニングラップに2台を交わすことが出来ました。
途中SCが2回入り波乱のレースとなりましたが車のバランスも良く、なんとか3番手を最後まで守り切ることが出来ました。
途中ペースが無くトップに置いてかれる場面もありましたが、改善点が大きく出たレースなので車のセットアップなどを見つめ直して明日は7番手スタートからですが、持ち前のバトル強さを発揮して必ず順位を上げて帰って来ます。ありがとうございました。 - #35 鈴木 恵武
結果は10位とポイントを獲得することはできました。
スタートで順位を上げることは出来たのは良かったのですが、レース中盤オーバーテイクをすることが出来ず、順位を上げることができませんでした。
鈴鹿という空力が効かないと全く走らなくなるコースでの、集団走行時のオーバーテイクが課題だと感じています。もっと相手を揺さぶる動きを取り入れ、相手のペースを崩したところをオーバーテイクするなど、様々な工夫ができると思います。
明日のレースはそのような工夫もしてさらに上の順位でゴールできるように頑張ります。応援よろしくお願い致します。 - #36 菊池 貴博
従来よりも好位置からのスタートすることが出来ました。
スタート前にクラッチ交換をして頂き、クラッチの繋がるポイントが変わっており、スタートで反応が悪く、後ろの三浦選手に抜かれてしまいました。
その後のトラクションは悪くなかったのでロスを最低限に抑えられました。その後、ヘアピンからの立ち上がりで迫選手に抜かれてしまい、11位になったところでSCランになりました。
リスタートで前のマシンに仕掛けようと思い、ギリギリまで近づきましたが、シケインのトラクションが足りず攻略には至らず、その後は前のマシンのタービュランスで仕掛けられず再度SCランとなりました。
ファイナルラップのヘアピンで前走者がアクシデントに巻き込まれたことが有り、最終的に10位でチェッカーを受ける事となりましたが、レース後、前のマシンがペナルティで降格となったことで繰り上がり、9位となりました。
今回はせっかく獲得した9番手スタートを守ることが出来ず、レース途中で順位を下げてしまったこと反省点です。明日は同じことを繰り返さず、順位を上げて帰ってきます!
第7戦 決勝 / 11Lap or 30min
2025年8月24日(日) / 天候:晴れ / 路面:ドライ / 気温:36.5℃ / 路温:48.8℃
Result
#29 鈴木 斗輝哉
決勝順位:6位
ベストタイム:2’09.615
#35 鈴木 恵武
決勝順位:12位
ベストタイム:2’10.248
#36 菊池 貴博
決勝順位:29位
ベストタイム:2’10.310
- < 出走台数:45台(チャンピオンクラス 28台) >



酷暑が続く週末、8⽉24⽇(⽇)の午前10時15分にコースイン開始となったFIA-F4選⼿権第7戦決勝。この⽇も朝から気温がぐんぐん上昇する中、ドライコンディションで11 周の攻防が展開されることとなった。
1周のフォーメーションラップを終え、レッドシグナルが午前10 時44分に消えた。
7位からスタートした鈴木斗輝哉は前走者の隙を伺いつつ、S字入り口では7位のまま通過。しかし、集団の密集の中、S字ふたつ⽬で接触が発⽣し1台がグラベルストップ。このため昨⽇に続いていきなりのセーフティーカー導⼊となるが、素早い回収作業により2周⽬にはセーフティーカーのライトが消灯。レースは2周終了時、3周⽬からリスタートとなった。
その後鈴木斗輝哉は5周目には6位にポジションを上げ、開幕から連続して予選からのポジションをアップさせ、レース巧者ぶりを見せる。
6周⽬のヘアピンで菊池貴博が他者と接触し、相手側のマシンがストップ。これにより、またもセーフティーカーが出動する。菊池はフロントウィングを失いつつピットインしてフロント部の交換ののちピットアウト。 レースは9周⽬の後半にインディペンデントクラスの2台が相次いで130Rでバリアにクラッシュしてしまい、なんと3度⽬のセーフティーカーが⼊ることになり、残念ながら残り2周ではレース再開は果たせず、セーフティーカー先導のまま隊列はファイナルラップに突⼊。最終シケインを⽴ち上がってセーフティーカーはピットに向かうも、各車追い越し禁⽌のままチェッカーを迎えた。
Comments
- #29 鈴木 斗輝哉
このレースでは予選のセカンドベストがまとめる事が出来ず、7番手スタートでした。
スタート位置がきついのもあり順位的には大きく上げることが出来ず最終的に6番手でフィニッシュとなりました。
全体的にペースが無く途中フロントウィングの接触がありバランスが変化したことにより、SC明けのリスタートでもペースを上げることが出来ず防戦一方のレースでした。速さ的に厳しかったですし、バランスも良くなかったので路温気温を予測しバランス変化にもっと車を対応させることが出来たら少しでも上の順位でゴールできたと思います。
根本的にFPから調子が良くなかったので、車ドライビング共に何かしらの変化をつけて次戦の菅生大会に挑もうと思います。ありがとうございました。 - #35 鈴木 恵武
結果は12位となりました。
今回のレースはスタートがあまりうまくいかず、オープニングラップでオーバーテイクすることができませんでした。昨日のレースでどれだけスタートが重要なのかを知っていたので、すごく後悔が残ります。
その後もペースがなく、防戦一方のレースとなってしまい順位を上げることができずに終了という形になりました。
今回のレースは、特にQFの失敗が今週のレースのターニングポイントになってしまったと思います。練習では良いタイムを出せていたのに、本番になると今ひとつタイムを出しきれないのには、必ず自分のメンタル面や、取り組み方に問題があると思っています。その原因を次の練習までに見つけ、改善できるように努めていきます。
今回も多大なるサポートありがとうございました。また次戦もよろしくお願いいたします。 - #36 菊池 貴博
決勝29位。まず、車を壊してしまい申し訳ございません。今回のレースは6、7戦ともに自分のバトル弱さが露呈したレースでした。
予選順位が上がったのはポジティブでしたが、従来の20位前後と比較すると8位前後になるとバトルの進め方がまるで違い、自分の未熟加減を痛感しました。また、日常生活やレースウィークの組み立て方、レースへの向き合い方などもっともっと改善する必要があると、再認識いたしました。
現状に満足せず、さらに高みを目指して努力していきます。
ドライバーズランキング
#29 鈴木 斗輝哉
順位:2位 / ポイント:84
#35 鈴木 恵武
順位:14位 / ポイント:8
#36 菊池 貴博
順位: 20位 / ポイント:1