TOM'S SPIRIT

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FIA-F4 Race Report

2024.12.26

2024 FIA-F4選手権 第7戦・第8戦/鈴鹿サーキット

今季最終戦第8戦決勝、#35佐野は繰り上がりで5位!

Preview

台風の影響で当初予定されていた8月開催から延期となった今大会。
久しぶりの好天に恵まれつつ、かなりの冷え込みを見せるも、好タイムの記録に期待が持たれる。

Comments
  • #35 佐野 雄城

    今回はFIA-F4最終大会になります。
    テスト走行から調子が良いので、しっかりと最後までその流れをキープして、しっかりと準備して来たものを発揮出来るレースウィークにしたいと思います。
  • #36 卜部 和久
    いつも応援ありがとうございます。
    なかなか流れをつかめないまま最終戦になってしまいました。
    大好きな鈴鹿サーキットを思いっきり攻めて、自分の運転を信じ、良いリザルトを持って帰るので今週末も36号車の応援をよろしくお願いいたします。

第7戦・第8戦 公式予選 / 20分

2024年12月7日(土) / 天候:晴れ / 路面:ドライ / 気温:9.3℃ / 路温:8.8℃

Result
  • 第7戦 #35 佐野 雄城
    予選順位:4位
    ベストタイム:2’07.272
  • 第7戦 #36 卜部 和久
    予選順位:13位
    ベストタイム:2’07.972
  • 第8戦 #35 佐野 雄城
    予選順位:5位
    ベストタイム:2’07.364
  • 第8戦 #36 卜部 和久
    予選順位:14位
    ベストタイム:2’08.202
  • < 出走台数:38台(チャンピオンクラス21台) >

季節柄コンディションが良く、前日のトレーニング走行から好タイムが連発していたが、この公式予選でも予想通りのアタック合戦が展開されることとなったが、まずコースイン開始からしばらくは冷えた路面でのタイヤのウォームアップに各車集中する流れに。それでも3周目から2分09秒台に入れてくるマシンもある。
午前8時14分、上位陣が4周目になるあたりからモニター上位にまずまずのタイムが並び始める。
12月の冷感時という事もあり、タイヤをじっくりと温め、第7戦では佐野4番手、卜部13番手。第8戦は佐野5番手、卜部14番手を記録。
第7戦の決勝が行われる午後になると気温および路面温度が上昇する事を考えるとどのような展開にとなるか注目が集まる。

第7戦 決勝 / 11Lap or 30min

2024年12月7日(土) / 天候:晴れ / 路面:ドライ / 気温:12.7℃ / 路温:18.9℃

Result
  • #35 佐野 雄城
    決勝順位:2位
    ベストタイム:2’07.928
  • #36 卜部 和久
    決勝順位:14位
    ベストタイム:2’08.862
  • < 出走台数:38台(チャンピオンクラス 21台) >

ピットウォークが終わった午後零時30分にコースインが開始された第7戦決勝は11周の戦い。オンタイムの午後零時45分にフォーメーションラップがスタートも、12月のレースということで今大会設定された2周のフォーメーションを終え、いよいよ午後零時52分に戦いの火蓋が切って落とされた。
レッドシグナルが消えると、予選4番手の佐野雄城も鋭く加速したことで1〜2コーナーからS字進入にかけて激しい2番手争いが展開された結果、2番手に佐野が浮上してオープニングラップを終えるが、上位陣は拮抗した状況が続く。各車コンマ数秒〜1秒前後のギャップで隊列となり、なかなか互いに仕掛けることが難しい展開。
4周目にインディペンデントクラスで上位争いをしていた車両がコースアウトしたことに伴い、セーフティーカーが導入されたことで、上位陣のギャップはさらにリセットされた。
6周目にセーフティーカーが消灯し、リスタートは7周終了時/8周目から。
ここでトップ車両は背後のプレッシャーにも負けず、冷静にリスタートを決めてトップをキープ。佐野のオーダーも変わることなく、再び接近戦が展開されることとなったが、この周回でまたしてもヘアピンコーナーでインディペンデントクラスの2台が接触し、グラベルにストップしたことで、再びセーフティーカーが導入されてしまう。 このセーフティーカーは10周目に消灯。ラスト1周の攻防が展開されることとなったが、このリスタートでは前回よりはうまく間合いを詰めていた佐野だったが、1コーナーで並びかけることは叶わず、オーダー変動ないままフィニッシュを迎えた。

第8戦 決勝 / 11Lap or 30min

2024年12月8日(日) / 天候:晴れ / 路面:ドライ / 気温:8.2℃ / 路温:8.9℃

Result
  • #35 佐野 雄城
    決勝順位:5位
    ベストタイム:2’09.307
  • #36 卜部 和久
    決勝順位:リタイヤ
    ベストタイム:2‘19.037
  • < 出走台数:38台(チャンピオンクラス 21台) >

今季最終戦となった第8戦決勝は12月8日(日)の午前8時15分にフォーメーションラップが開始された。
2周フォーメーションを終えたのち、午前8時22分にレッドシグナルが消灯した。佐野は5番手のままオープニングラップを終え2周目に入った。
8番手に後退していた車両がS字で単独スピンを喫し、グラベルにスタックしてしまう。このため、早々にセーフティーカーが導入されることとなったが、この車両回収は迅速に行われ、3周目にはセーフティーカーが消灯し3周終了時/4周目からレースはリスタートとなったところが、その後方で9番手を争っていた車両2台が1コーナーで接触、直後にいた卜部和久も含め、3台が絡み合うようにコースアウトしてしまい、卜部はリタイヤとなってしまった。
この車両を回収するべく、すぐさまセーフティーカーがコースに戻ることになってしまった。
ここでの車両回収が終了し、セーフティーカーが消灯したのが8周終了時/9周目。
レースはそのまま終盤戦に向かったが、ファイナルラップの1コーナーでは佐野がオーバーテイクされ6番手となり、上位陣にはそれ以上の変動はなくフィニッシュを迎えた。しかし決勝後の再車検で優勝車両の車両重量が足りていなかったために当該車両は失格になり、佐野も5位に繰り上がりとなった。

Comments
  • #35 佐野 雄城
  • <予選>
    予選は占有走行の好調をキープ出来ず、4位と5位になってしまいました。想定していた路面コンディションよりもグリップレベルが高い状況でした。
  • <第7戦 決勝>
    第7戦では、スタートが重要なポイントとなっていました。しっかりと決めることが出来て2位にポジションを上げることが出来ました。
    その後はダウンフォース抜けがあり、ポジションを上げることができず、キープするのが精一杯という状況でした。
    2位なので決して悪くないポジションでしたが、第8戦 決勝に向けてやれることをやって、最終レースをやりきりたいと思います。
  • <第8戦 決勝>
    第8戦は今シーズン最後のレースということもあり、良い内容にしたいと思っていましたが上手く行きませんでした。
    5位スタートから6位ゴールということで、ポイントランキングも最終的には4位となりました。 今シーズンを通して大きく成長することが出来たと思います。また、たくさんの応援をありがとうございました。来シーズン、また大きく成長した自分を見せることが出来るように頑張ります。
  • #36 卜部 和久
  • <予選>
    位置取りは悪くなくクリアなアタックができベストの周はセクターベストをまとめることができ悪くないアタックラップでしたが、タイムは伸びませんでした。
    また、2ndベストの周にシケインでフロントロックさせてしまいベストに近いタイムを出すことが出来なかったので課題が残る予選でした。
  • <第7戦 決勝>
    第7戦ではスタートでエンストしてしまい21位まで落ちてしまいました。 着々と抜いていき14位でフィニッシュしたのですが自分のレースを自分で潰したもったいないレースでした。
  • <第8戦 決勝>
    第8戦ではスタートはホイルスピンをしてしまったのですが前の車に並ぶことができ、S字1つ目でアウト側から抜くことが出来ました。しかし、12位でSC再開後の1コーナーでクラッシュに巻き込まれてしまいました。
    上手くオーバーテイク出来そうだったし、2レースともポイントを獲得する可能性を感じたレースなのでとても残念です。
    1年間応援ありがとうございました!期待に応えれるリザルトは残すことは出来なかったし、来年のシートは決まっていませんが、引き続き応援していただけたら嬉しいです。
    リザルトの数字以上に得たものは確実にありましたし成長出来たと思うのでこの経験を必ず将来に活かします!

ポイントランキング

  • #35 佐野 雄城
    順位:4位 / ポイント:147
  • #36 卜部 和久
    順位:11位 / ポイント:39