Preview

2015年からはじまったFIA-F4について、10周年の節目となる2024年にFIAの車両規定の変更に伴い、HALOの装備など安全性の向上が図られた「第2世代車両」であるMCS4-24が導入となり、併せてエンジンもTOM’Sが開発したTMA43エンジンに変更されるなど、ハードウェアが一新された。 5月初旬の開幕戦において、他のエントラントで発生したエンジントラブルはサプライヤー側で対策が施され、鈴鹿ラウンドに臨む。

• #35　佐野 雄城
  今回のFIA-F4 第2大会は、今シーズン戦ううえで考えてもポイントを確実に獲得したいレースになります。第3戦は昨年のペナルティポイントの関係で予選順位から10ポジションダウンでのスタートとなりますが、自分に出来ることをやりきって前回の富士に引き続きいい内容で終われるように頑張ります。

• #36　卜部 和久
  今回のフリー走行では赤旗が沢山出たり雨が降ったりと十分にドライコンディションで走れていないですが、自分の車を信じて予選思いっきりアタックして、いいリザルトを残すので応援よろしくお願いいたします！

第3戦・第4戦 公式予選 ／ 20分

2024年6月1日（土） ／ 天候：晴れ・ドライ ／ 気温：25℃ ／ 路温：40℃

Result

• 第3戦　#35　佐野 雄城
  予選順位：4位（※）
  ベストタイム：2’07.849
• 第3戦　#36　卜部 和久
  予選順位：11位
  ベストタイム：2’08.619
• 第4戦　#35　佐野 雄城
  予選順位：4位
  ベストタイム：2’08.193
• 第4戦　#36　卜部 和久
  予選順位：10位
  ベストタイム：2’08.741
• ※2023年のペナルティポイント累積に伴い、予選グリッドから10ポジションダウン（実質予選14位）でのスタートとなる。
• ＜ 出走台数：38台（チャンピオンクラス21台） ＞

21台がエントリーしたチャンピオンクラス。セッション開始と同時にほぼ全車がコースイン。
各車タイヤを温めつつ周回を重ね、まずは計測2周目に佐野雄城が2分08秒299、卜部和久が2分08秒964と08秒台のタイムでモニターの上位につける。
しかし午前8時42分、計測3周目に入ると各ドライバーがタイムを上げ始め、佐野が2分07秒849でトップを守るも、08秒台に入れてきた他のドライバーが上位に名を連ねることに。最終的にベストタイムで決定する第3戦において、佐野は4位、卜部は11位となったが、2023年度のモラルハザードポイントの累積のため、佐野は第3戦での10グリッド降格が決定しているため、14位がスターティンググリッドとなった。 一方、セカンドベストタイムで決まる第4戦の予選では、佐野が予選4位、卜部が10位となり、そのままスターティンググリッドとなった。

第3戦 決勝 ／ 11Lap or 30min

2024年6月1日（土） ／ 天候：晴れ・ドライ ／ 気温：27℃ ／ 路温：45℃

Result

• #35　佐野 雄城
  決勝順位：11位
  ベストタイム：2’09.492
• #36　卜部 和久
  決勝順位：8位
  ベストタイム：2’10.113
• ＜ 出走台数：38台（チャンピオンクラス 21台） ＞

夏を思わせる日差しが照りつける鈴鹿サーキット。6月1日午後2時、オンタイムでフォーメーションラップがスタートしたFIA-F4選手権第3戦決勝は、チャンピオンクラス21台、インディペンデントクラス17台、計38台が出走しての11周での戦いとなった。
午後2時04分に迎えたスタートでは、上位陣がまずまずの動きだしを見せる中、中段グリッド付近で数台のマシンがストールに見舞われるも、大きな混乱なく各車1コーナーへ。しかし隊列が1〜2コーナーを抜けS字へと向かう中、集団の中で接触がありインディペンデントクラスの車両1台がスピンアウト。グラベルにストップしたこの車両を排除するため、早くもオープニングラップにセーフティーカーが導入される。
このセーフティーカーが消灯したのは3周目。レースは4周目からリスタートとなった。各車テール・トゥ・ノーズの攻防を展開するも、どのバトルも決め手を欠き順位の変動は起こらない。
そのままレースは後半に突入したが、デグナーでスピン〜立ち往生したインディペンデントクラスの車両回収のため、8周目に2度目のセーフティーカーが入り、レースは10周目からリスタートするも、結局順位変動はないまま11周のレースはチェッカーを迎えることになり、佐野は、抜き所の無いコースでも粘りの走りで3つポジションを上げ、11位でフィニッシュとなった。 卜部も接戦を制し、順位を3つ上げ、8位でフィニッシュとなった。

第4戦 決勝 ／ 11Lap or 30min

2024年6月2日（日） ／ 天候：曇り・ドライ ／ 気温：25℃ ／ 路温：35℃

Result

• #35　佐野 雄城
  決勝順位：6位
  ベストタイム：2’09.310
• #36　卜部 和久
  決勝順位：10位
  ベストタイム：2’09.624
• ＜ 出走台数：38台（チャンピオンクラス 21台） ＞

コースインの1時間ほど前から通り雨が降り、予期せぬWET宣言が出される中でスタート時間を迎えた第4戦決勝。
しかしながら天候がそれ以上崩れることはなく、6月2日（日）午前8時40分にフォーメーションラップ開始となったこの11周の戦いにむけてレインタイヤを履く車両はなく、全車ドライタイヤで午前8時44分に全車スタートを迎えた。
オープニングラップから各所で接近戦が展開されたが順位アップには繋がらず、スタートの失敗が響いた佐野は6位、卜部は順位変わらず10位でのフィニッシュとなった。この第4戦は2022年の富士での第6戦以来、約2年間、25戦ぶりにセーフティーカー導入のないレースであった。

Comments

• #35　佐野 雄城
  第3戦、第4戦の決勝はどちらもスタートでポジションを落とすことになってしまいました。第3戦は追い上げる事が出来、11位まで挽回する事が出来、続く第4戦に向けても良い手応えがありました。しかし第4戦ではペースも無く苦しいレースになってしまい予選順位から2つポジションを下げ、6位となりました。次の富士ラウンドへ向けては約2ヶ月間の期間があるので良い準備をして、結果を残すことが出来るように頑張ります。
• #36　卜部 和久
  ＜第3戦＞
  スタートで2台抜いて良いスタートが切れたのですが、そこからのペースが無く、そのうえスリップが効き難い今年の車の特性もあり、それ以降順位変動はありませんでした。しかし、自分のベストに近いレースができたと思います。
  ＜第4戦＞
  スタートで1台抜いたのですが、3戦同様ペースが無く、抜き返されてしまいました。抜かれた時にインのスペースはなかったのですが相手が芝生に乗りながら抜かれてしまいました。もっと厳しく行けば抑えられたと思うので、反省です。次戦まで2ヶ月空きますが引き続き応援よろしくお願いいたします！

ポイントランキング

• #35　佐野 雄城
  順位：6位 ／ ポイント：33
• #36　卜部 和久
  順位：8位 ／ ポイント：15