TOM'S SPIRIT

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FIA-F4 Race Report

2024.8.1

2024 FIA-F4選手権 第1戦・第2戦/富士スピードウェイ

第1戦、#35佐野 1位、#36卜部 5位

Preview

2015年からはじまったFIA-F4について、2024年は10年目の節目を迎える事となった。この記念すべき10周年の節目となる2024年に、FIA-F4選手権は大きな転換期を迎えることとなった。
そのひとつが9年間使用してきたワンメイクシャシー童夢F110から、東レ・カーボンマジック製のMCS4-24への車両のスイッチ。FIAの車両規定の変更に伴い、HALOの装備など安全性の向上が図られた「第2世代車両」であるMCS4-24が今季から導入となり、併せてエンジンもTOM’Sが開発したTMA43エンジンに変更されるなど、ハードウェアが一新された。これにより、これまで各陣営が収集してきたデータがリセットされることで、より混戦模様となることが想定されている。

Comments
  • #35 佐野 雄城

    2024シーズン、TGR-DC Racing School 35号車から参戦させていただく佐野雄城です。昨年に引き続きFIA-F4選手権を戦います。開幕戦から安定した速さを見せて、最終的にはシリーズチャンピオンを獲得できるように頑張ります。応援よろしくお願いいたします。
  • #36 卜部 和久
    36号車から参戦させていただく卜部和久です。名門のトムススピリットから参戦出来ることを光栄に思います。チャンピオンを目指して結果も内容も重視して参りますので、応援よろしくお願いいたします!

第1戦・第2戦 公式予選 / 30分

2024年5月3日(金) / 天候:晴れ・ドライ / 気温:25℃ / 路温:40℃

Result
  • 第1戦 #35 佐野 雄城
    予選順位:4位
    ベストタイム:1’45.29
  • 第1戦 #36 卜部 和久
    予選順位:10位
    ベストタイム:1’45.531
  • 第2戦 #35 佐野 雄城
    予選順位:3位
    ベストタイム:1’45.319
  • 第2戦 #36 卜部 和久
    予選順位:10位
    ベストタイム:1’45.613
  • < 出走台数:34台(チャンピオンクラス 22台) >

22台がエントリーしたチャンピオンクラス。セッション開始と同時にほぼ全車がコースイン。
計測が始まる2周目には1分47秒台のタイムがモニター上位に並び、4周目にはさらにレベルが上がり、45秒台の争いとなっていく。
6周目となると、1分45秒319をマークした佐野がトップに浮上。残り時間もほとんどの車両がアタックを続け、午前8時05分にチェッカーを迎え、最終的に#35佐野はトップと0.351秒差の4番手、#36卜部はトップと0.583秒差の10番手となった。 なお、セカンドベストで決まる第2戦では、#35佐野はトップと0.098秒差の3番手、#36卜部はトップと0.392秒差の10番手となった。

第1戦 決勝 / 14Lap or 30min

2024年5月3日(金) / 天候:晴れ・ドライ / 気温:20℃ / 路温:35℃

Result
  • #35 佐野 雄城
    決勝順位:1位
    ベストタイム:1’45.996
  • #36 卜部 和久
    決勝順位:5位
    ベストタイム:1’46.240
  • < 出走台数:34台(チャンピオンクラス 22台) >

徐々に日差しが強まり、気温がぐんぐん上昇する中、正午にコースイン開始となったFIA-F4選手権第1戦決勝。
チャンピオンクラスの22台が前方に並び、その後ろにインディペンデントクラスが並ぶという、今季からクラス分けされた決勝グリッドには、合計34台がつく予定だったが、グリッドに向かっていた1台がクラッチトラブルでピットスタートとなり、結局33台のマシンが午後0時15分のフォーメーションラップを迎えた。
午後0時19分、レッドシグナルが消灯し各車スタートを切ったが、3台ほどのマシンがストールで出遅れたが、グリッド上では大きな混乱なく集団が1コーナーへ。
トップに続き佐野は3番手で接近戦を演じながら雪崩れ込む。卜部も既に9位にポジションアップを果たし、更に上位を狙う。
2周目の1コーナーではスリップを活かした4番手佐野が1コーナーで3番手を奪う。
5周目から8周目にかけて1位2位走行中の車両で接触があり、トップ走行中車両もクラッシュを喫し、佐野、卜部共にポジションアップを果たす。
更に中段走行中の車両でも接触やスピンなどがあり、セーフティーカーが導入される。このセーフティーカーは11周終了時まで続き、レースは12周目からリスタートとなるが、リスタートでトップを守った車両に対して他社との接触に対するドライブスルーペナルティーが科せられピットへ。このため、残り3周を切ったところで佐野がトップに浮上する。
トップに立った佐野は、接戦を続けるホンダ勢に対しわずかにギャップを確保すると、そのまま念願のトップチェッカー。右手を突き上げつつのフィニッシュを飾った。
卜部も接戦を制し、順位を5つ上げ、5位でフィニッシュとなった。

第2戦 決勝 / 13Lap or 30min

2024年5月4日(土) / 天候:晴れ・ドライ / 気温:18℃ / 路温:30℃

Result
  • #35 佐野 雄城
    決勝順位:リタイヤ
    ベストタイム:-
  • #36 卜部 和久
    決勝順位:リタイヤ
    ベストタイム:-
  • < 出走台数:40台 >

レースウィークに入り、一部車両にエンジントラブルが発生していることを受けて、GTAではこの第2戦に向けて全車にエンジンマップの変更等の対応策を行うこととなった。
しかしながら、育成ドライバーを要するTGR-DCは安全を担保できないとしてリタイヤを選択した。 最終的に10台のマシンがリタイヤとなった。

Comments
  • #35 佐野 雄城
    <予選>
    今回の予選では、練習のペースやタイムが厳しかったのを考えてスリップストリームを使いたいと考えており、うまく#50のスリップストリームを使い、狙い通りに#50の後ろでアタックをすることが出来ましたが、トップと比べるとタイムが伸びず、ベストタイムが4位、セカンドベストが3位という結果になりました。
    <Rd.1 決勝>
    決勝では、スタートの心配なところもありましたがしっかりとスタートを切ることが出来、ポジションこそはあげられなかったですが確実に4位を守る事が出来ました。序盤ペースの上がらないマシンをパスすることが出来、3位にポジションをあげることが出来ました。中盤、トップ2が接触したことによりポジションを2位に上げ、後半トップのマシンに対してペナルティが出た為1位に上がることが出来ました。今回初めてのマシンそしてパッケージで優勝出来て良かったです。鈴鹿大会でも良い流れを保って、優勝出来るように頑張ります。
  • #36 卜部 和久
    <予選>
    位置取りはそれなりに上手くいったのですが、マシンバランスを上手く合わせ込めす中段に埋まってしまいました。自分としてもまとめるきることが出来ずに不甲斐ない結果となってしまいました。
    <Rd.1決勝>
    スタートはあまり上手くいかなかったのですが、バトルに競り勝ち徐々に順位を上げて行けました。予選からのセット変更も狙った方向に変化を施すことができ、ベストに近いレースができたと思います。車の動かし方も少しずつ掴めて来たので次戦が楽しみです!

ポイントランキング

  • #35 佐野 雄城
    順位:3位 / ポイント:25
  • #36 卜部 和久
    順位:10位 / ポイント:10