TOM'S SPIRIT

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FIA-F4 Race Report

2023.5.15

2023 FIA-F4選手権 第1戦・第2戦 / 富士スピードウェイ

#36小林、第1戦 1位 #35中村、第2戦 1位

第1戦・第2戦 公式予選

2023年5月3日(水) / 天候:晴れ・ドライ / 気温:A組 15℃・B組 17℃ / 路温:A組 20℃・B組 26℃

Result
  • 第1戦 #35 中村 仁
    予選順位:A組 2位 / 総合 4位
    ベストタイム:1’45.742
  • 第1戦 #36 小林 利徠斗
    予選順位:A組 1位 / 総合 1位
    ベストタイム:1’45.396
  • 第2戦 #35 中村 仁
    予選順位:A組 2位 / 総合 4位
    ベストタイム:1’45.854
  • 第2戦 #36 小林 利徠斗
    予選順位:A組 1位 / 総合 1位
    ベストタイム:1’45.499
  • < 出走台数:A組 23台 / B組 23台 >

今シーズンは年間登録が46台と過去最多のエントリーとなった事を受け、公式予選はA組、B組の2組に分けて20分ずつのセッションとなり、富士大会では1台の予選落ち車両が発生する事となる。
参戦2年目となるA組小林は、序盤にトップに立つと単独でスリップを使わず最後までほぼ毎周タイムを更新して行き、昨日の練習走行から大きくタイムアップする45秒台前半のタイムで、第1戦、第2戦とWポールポジションを獲得した。
B組中村は昨日の練習走行よりタイムアップしたものの、コンマ2秒程足りず第1戦、第2戦ともに4番手タイムとなった。

第1戦 決勝 / 14Lap

2023年5月3日(水) / 天候:晴れ・ドライ / 気温:24℃ / 路温:42℃

Result
  • #35 中村 仁
    決勝順位:DNF
    ベストタイム:-
  • #36 小林利徠斗
    決勝順位:1位
    ベストタイム:1’45.907
  • < 出走台数:45台 >

中村は4位スタートから好スタートを決め、TGRコーナーでは2位を狙うポジションに付けたが、イン側から若干U/Sを出し、#5三井に接触、1周目でリタイヤとなってしまった。この接触に対し40秒加算のペナルティとなる。
ポールスタートの小林はスタートでもトップを守るが、TGRコーナーで複数台が接触の為ストップ。これによりSCが導入される。4周目にレースが再開されると小林は問題無くトップを守り、後続との差をドンドンと広げて行き、10秒以上の差を広げ独走で通算2勝目を挙げた。

第2戦 決勝 / 14Lap

2023年5月4日(木) / 天候:晴れ・ドライ / 気温:16℃ / 路温:24℃

Result
  • #35 中村 仁
    決勝順位:1位
    ベストタイム:1’45.552
  • #36 小林利徠斗
    決勝順位:3位
    ベストタイム:1’45.444
  • < 出走台数:44台 >

中村はこの日も4位スタートから好スタートを決め、TGRコーナーでは大外から3位に順位を上げて1周目を終えた。しかしダンロップコーナーでの中団グループの多重クラッシュが発生し、この日も1周目からSCが入る事となる。6周目のリスタート時に後ろの#6野村に上手く合せられTGRコーナーでかわされてしまうが、小林がオーバーランした事で3位をキープ。8周目に#6野村をかわして2位に上がり、トップの#5三井を追いかけたが差を詰める事ができずファイナルラップに入る。しかし、ここで#5三井にリスタート時のジャンプスタートの裁定が下された事で、通算2勝目を挙げた。
小林はスタートから1周目はしっかりとトップを守ったが、リスタート時に#5三井に最終コーナーから完璧に合わせられ、前に出られてしまう。これと争った小林はTGRコーナーでオーバーランし、一気に4位まで順位を落とす事となる。その後、抜く事はできなかったが、チェッカー時に前にいた3台は第1戦で走行距離の少ないタイヤの為、不利な状況だったが、離される事無くついていけた事は成長が見られるレースとなった。

  • #35 中村 仁
    今大会は、今シーズンを戦うのにあたって流れを作りたい大会でした。木曜、金曜と徐々に調子を上げる事ができ、土曜日、日曜日のレースに向けて良い準備ができていました。予選ではなるべく早めにタイムを出す事を意識しながらも、自分の場所を作ってアタックする事ができました。予選の組み立てとしては良かったと思いますが少し速さが欠けていた部分があり、グループ2番手という結果でした。Rd.1は4番手から好スタートを決め、3番手に上がり、1コーナーへ飛び込みましたが、自分のミスでクラッシュしてしまいリタイアという結果になってしまいました。初めてこのカテゴリーでのクラッシュ、リタイア、反省しています。Rd.2は完全に気持ちを切り替えてレースに挑む事ができました。4番手スタートから2番手でチェッカーを受けましたが、トップのペナルティーにより優勝となりました。正直、自分の力での優勝ではないので悔しいですが、チャンスを取りこぼさなかった事は良かったです。ポジティブな面もあったレースウィークだったので、次戦に繋げます。応援ありがとうございました。
  • #36 小林 利徠斗
    予選はスリップストリームを使ってタイムを出すのが富士では主流ですが、練習中から単独のタイムに自信があ った為、他車の影響を受けにくい単走を選びました。車のセッティングも良く、自分自身に集中し納得いくタイムを出せました。第1戦は、1周目から2位以降で大きなアクシデントがあり、完全に独走で走り切る事ができました。走行ペースも良く、2位争いに対して純粋な速さで勝てたので嬉しいです。第2戦は、第1戦で早々にリタイアしたタイヤの状態が良い選手が周りに多い中でのレースでした。スタートこそ良かったものの、セーフティーカー明けの再スタートで後方から詰められ、ブレーキ勝負でタイヤがロックしコースオフ、3ポジションダウンでした。その後もブレーキ勝負では、特にタイヤの差で苦しい展開でした。結果的に3位表彰台でしたが、接近戦の駆け引き面では課題が残りました。開幕戦から良い流れを掴めたと思うので、次戦以降も自信を持って走ります。関係者、応援して頂いた皆様ありがとうございました。

ポイントランキング < 第2戦終了時点 >

  • #35 中村 仁
    順位:2位 / ポイント:25
  • #36 小林 利徠斗
    順位:1位 / ポイント:40