モータースポーツ

スーパー耐久シリーズ 2023 レースレポート

第2戦 NAPAC 富士SUPER TEC 24時間レース

公式予選

2023年5月26日(金) 富士スピードウェイ

天候:晴れ
路面:ドライ
ドライバー 車番 クラス順位 ベストタイム
矢吹 久 86 5位 2'00.495
松井孝允 1位 1’56.916
河野駿佑 2位 1'58.610
坪井 翔 2位 1'58.532

予選クラストップタイム

予選はGr-1、Gr-2、Xに分けられ、TOM'S SPIRITが参加するST-4クラスはGR86が6台、ロードスターが1台、合計7台が出走した。
予選の結果はAドライバー、Bドライバーが記録したベストタイムの合算で決まり、決勝のグリッドとなる。
今シーズンよりAドライバーはジェントルマン規定※1が設定された。
ハンコックタイヤ工場火災の影響を受け、ST-4クラスのドライタイヤは今大会よりブリヂストンタイヤ製市販ラジアルタイヤへ変更となった。
Aドライバー予選、矢吹選手は3周目に2’00.495をマークし5番手。昨日までの公式練習のタイムを更新することは出来なかった。
Bドライバー予選、松井選手はワンアタックを見事に決め、1'56.916でクラストップタイムをマークした。
予選結果はAドライバー、Bドライバーの合算タイムにより3位となり、明日の24時間レースを迎えることになった。
Cドライバー河野選手、Dドライバー坪井選手は決勝レースに向け最終確認を行った。

※1年齢や経歴などでハンディキャップを課す規定。

  • 矢吹 久

    矢吹 久
    【Aドライバー】

    予選はタイヤを意識しすぎて思うようなタイムを出せませんでした。結果は松井選手のお陰で3位になりましたが、私がもう少し頑張っていればトップもあり得たのが悔やまれます。

  • 松井孝允

    松井孝允
    【Bドライバー】

    予選はタイヤも変わって初めてのアタックでしたが、チームのセットが素晴らしく、他を圧倒することが出来ました。矢吹選手もアタックをしっかりと決めることが出来たので3位を獲得することが出来ました。

  • 河野駿佑

    河野駿佑
    【Cドライバー】

    矢吹選手、松井選手の素晴らしいアタックで明日のレースは3番手スタートになりました。
    24時間レースなので予選はそこまでという考えもありますが、チームとしては開幕戦の予選を上回ることで士気が上がりました。坪井選手と私のC、Dドライバー予選は決勝に向けての準備を進め順調に終えました。

  • 坪井 翔

    坪井 翔
    【Dドライバー】

    矢吹選手、松井選手が頑張ってくれたお陰で3位を獲得して、24時間レースに向けて良い位置からスタート出来るので、良い予選でした。

  • 三塚 隆【チーム代表/監督】

    今大会よりハンコック製スリックタイヤからブリヂストン製ラジアルタイヤに変更となって初の予選でした。
    Aドライバー矢吹選手は何度かラジアルタイヤの練習を出来ましたが、若干タイヤのパフォーマンスを掴めず伸び悩んだ結果となってしまいました。
    Bドライバー松井選手は全てのセクターをベストな状態で走れた結果でした。
    C、Dドライバーの予選では決勝レースに向けて最終確認を行いました。

決勝

2023年5月27日(土)〜28日(日) 富士スピードウェイ

天候:晴れ
路面:ドライ
ドライバー 車番 クラス順位 ベストタイム
矢吹 久 86 リタイア 2'01.182
松井孝允 1'58.619
河野駿佑 1'59.263
坪井 翔 1’58.064

クラスファステストラップ

24時間レースの決勝は40分間の長いグリッドウォークを経て15時00分にスタートが切られた。
Aドライバーに対する最低義務運転時間は最低15%(3時間36分)以上に設定された。
ピットレーン滞在時間は給油する場合のみ、その給油量に関わらず110秒以上で通過することに設定された。
クラス3番手からスタートした坪井選手は安定したラップを刻みながらトップに立ち、矢吹選手へバトンを繋いだ。
クラス1位でバトンを受け取った矢吹選手もトップのまま松井選手へ交代した。着実に周回を重ねその後も河野選手、坪井選手、松井選手と順調にトップのままバトンを繋ぎ、ライバルのトラブルもあり12時間経過時点で2位に6周の差をつけていた。
しかし、レースが12時間30分を過ぎた頃、松井選手がドライブ中にダンロップコーナー手前でST-Xクラスの車両に接触され、ガードレールに激しく弾き飛ばされました。
幸いにも松井選手に怪我はありませんでしたが、86号車は大きく損傷し修復によるレース続行は不可能と判断し、リタイアとなりました。
  • 矢吹 久

    矢吹 久
    【Aドライバー】

    決勝は若手メンバーに夜間を託し、私は明るい時間のみ運転することとなりました。
    スタートドライバーの坪井選手からタイム的な貯金を頂き、車両も安定しクラストップのまま次にバトンを渡せました。
    その後は順調に若手メンバーが他車を引き離し、次は安心して運転出来ると思っていたところ他車と接触しリタイアとなりました。
    松井選手が無事だったことは本当に良かったです。しかし順調だっただけに残念です。
    次戦に向けてしっかり対応したいと思います。

  • 松井孝允

    松井孝允
    【Bドライバー】

    坪井選手がスタートでトップに躍り出て、そこからギャップも広げ矢吹選手のスティントでも他を引き離し、良い状態でレースは進んでいました。
    しかし夜間での走行中に当てられてしまいリタイアとなってしまいました。
    チームや関係者の皆様が作ったこの車がこのような形になってしまうのは心苦しい限りです。
    次の菅生戦に向けてチーム、ドライバー全員で強くなって戻ってきます。沢山のサポートありがとうございました。

  • 河野駿佑

    河野駿佑
    【Cドライバー】

    坪井選手が最初のスティントでトップに立ち、素晴らしいペースでギャップを広げてくれました。そして次の矢吹選手もとても速いペースで大きなリードを築きつつナイトセッションに入りました。ナイトセッションに入ってもペースは良く、トラブルも無く、全てが順調に進んでいました。
    ライバルの脱落もあり大きなリードも出来たので確実にバトンを繋いでいくという方向にシフトした矢先でした。他クラスのマシンに接触をされてマシンが大きく損傷してしまいました。相手の動きに思う所は沢山ありますが、先ずはドライブしていた松井選手に大きな怪我がなかった事が幸いでした。沢山の方々の想いが詰まったマシン、レースでリタイアとなってとても悔しい気持ちでいっぱいです。
    応援していただいた皆様にも申し訳ない気持ちでいっぱいです。次戦に向けてまたチーム一丸となって頑張ります。

  • 坪井 翔

    坪井 翔
    【Dドライバー】

    スタートからペースが良く、最初に1分以上の差を開くことが出来、淡々と少しずつ差を広げていく展開となりました。ライバルがトラブル等で止まり、自分達に何も起きなければと思っていた矢先、Xクラスに後ろから当てられてしまい走行不能になってしまいました。
    4周程リードしていたので、非常に悔しく悲しい結果になってしまいました。この悔しさは次戦に必ず晴らしたいです。

  • 三塚 隆【チーム代表/監督】

    スタートからレース展開が上手く流れていて優勝も見えていただけに残念です。
    次回からまた頑張って行きますのでよろしくお願いいたします。

第1戦 SUZUKA S耐

公式予選

2023年3月18日(土) 鈴鹿サーキット

天候:晴れ
路面:セミウェット → ドライ
ドライバー 車番 クラス順位 ベストタイム
矢吹 久 86 7位 2'24.764
松井孝允 1位 2'20.712
河野駿佑 2位 2'23.246
坪井 翔 1位 2’21.585

予選ベストタイム

スーパー耐久シリーズ第1戦は、鈴鹿サーキットにて予選はGr-1、Gr-2、Xに分けられ、決勝は5時間レースが開催された。TOM'S SPIRITの参加するST-4クラスはGR86が6台、TOYOTA86が1台、ロードスターが1台、合計8台が参加した。
今シーズンよりAドライバーはジェントルマン/アマチュアドライバーに制限された(※経歴などでハンディキャップが設定される)。
Aドライバー、Bドライバーが予選で記録したベストタイムの合算で決勝のグリッドは決定する。
ST-4クラスは参加台数が8台に増え激戦が予想される。
雨による路面コンディションの関係で今大会の予選はBドライバーから行われた。路面の状況を確認しつつ松井選手は徐々にペースを上げながらアタックをし、5周目に2'20.712のトップタイムをマークして予選を終えた。
Aドライバーは今シーズンよりチームに加入した矢吹選手。初めての予選は6周目に昨日迄の自己ベストを3秒近く更新するスーパーラップを決め2'24.764をマークして7位。Aドライバー、Bドライバーの合算では4位で明日の決勝に挑むことになった。
Cドライバーの河野選手、2019年以来チームに戻ってきたDドライバー坪井選手は明日の決勝に向けてバランスの確認を行った。
  • 矢吹 久

    矢吹 久
    【Aドライバー】

    鈴鹿自体の走行経験が少ないのですが練習走行から予選と毎日他の3人にアドバイスをいただき、ついていくまではまだ行ってませんがなんとなく走れるようなものを掴んだきたような気ががするので、明日の決勝は安全に少しでも良いタイムでバトンを繋げるように頑張ります。

  • 松井孝允

    松井孝允
    【Bドライバー】

    路面が乾きつつすごく難しいコンディションでしたが車のバランスも良くしっかりとまとめ切ることが出来ました。矢吹選手も自己ベストを3秒も更新してのすごく良い形で予選を終えることが出来ました。明日の決勝に向けて良い準備が出来たと思うので楽しみです。

  • 河野駿佑

    河野駿佑
    【Cドライバー】

    予選では矢吹選手の練習からの大幅なタイム更新があり、また松井選手は本当に速いタイムで決勝は4番手からのスタートですが、僕らCドラDドラも含めて明日に向けた準備がしっかり出来たと思います。まずは力を合わせて開幕戦なので完走を目指して、そして勿論レースなので優目指してしっかり戦います。

  • 坪井 翔

    坪井 翔
    【Dドライバー】

    松井選手が難しいコンディションの中トップで戻ってきてくれたので非常に頼もしい予選でした。矢吹選手は前日から3秒も上がるという予選を見せてくれて、A/Bドライバー共に頑張ってくれてチームの士気が上がる予選だったと思います。C/Dドラはそれそれ決勝に向けたアジャストをしていい形で準備が出来ているので決勝が楽しみです。4番手スタートからしっかり勝てるように頑張ります。

  • 三塚 隆【チーム代表/監督】

    今年度よりAドライバーにジェントルマンドライバーを登録しなければいけないレギュレーションになりました。
    Aドラ(矢吹選手)、Bドラ(松井選手)の合算タイムでグリッドが決まります。
    矢吹選手は木曜日から走り込みを開始してどんどんタイムを上げていき、予選では2'24.764まで来ました。
    松井選手は完璧な予選で2’20.712のトップタイムを出すことが出来ました。Aドラ、Bドラの合算ではクラス4位でした。
    河野選手、坪井選手は最終のバランス確認を行いました。

決勝

2023年3月19日(日) 鈴鹿サーキット

天候:晴れ
路面:ドライ
ドライバー 車番 クラス順位 ベストタイム
矢吹 久 86 3位 2'27.976
松井孝允 2'23.181
河野駿佑 2'24.323
坪井 翔 2'23.109

ファステストラップ

19日(日)決勝は11時45分に5時間レースのスタートが切られた。
今シーズンよりAドライバーに対して最低義務周回数(時間)が設定された。5時間レースの場合は25%以上と定められている。
20L以上給油する場合はピット入口から出口までを100秒以上で通過しなければならないルールになっている。
クラス4番手からスタートした矢吹選手は順位は落としたものの安定したラップを刻み28周を走行し2番手の坪井選手にバトンを繋いだ。
クラス7位でバトンを受け取った坪井選手が猛烈な追い上げを見せて2位までポジションを上げて松井選手に交代をした。
松井選手も速いペースで走行を続けていたがSCが出たタイミングで作戦を変更してライバルに合わせて早めに河野選手へ交代を行った河野選手は前を走るライバルよりも数秒速いペース走り続け、このまま行けば優勝も見えてきた3位を走行中に130R立ち上がりで起きた他クラスの事故により赤旗が提示された。レースは再開することはなく赤旗をもって終了となってしまった。
86号車は矢吹選手→坪井選手→松井選手→河野選手の順番で走り開幕戦を3位で終えた。
  • 矢吹 久

    矢吹 久
    【Aドライバー】

    スタートDrを担当させて頂きスタートは勿論、FCY、SCなどを経験することが出来ました。車も良いセッティングで走り易かったです。
    自身の走りについてはチームの3名のGTドライバーからの直接的なアドバイスにより多少なりとも向上出来ましたので次戦には更に改善したいと思います。
    監督の采配で坪井選手、松井選手、河野選手の走りには圧巻であのアクシデントによる赤旗終了がなければと悔やまれますがこれもレースと理解して次に繋げたいと思います。
    練習走行時の自らのアクシデントによる車両の修復に対しメカニックの対応、関係者皆様の迅速な対応に感謝です。

  • 松井孝允

    松井孝允
    【Bドライバー】

    矢吹選手のスタートが素晴らしく、ライバル勢がタイムを落とす中、コンスタントにラップを刻みそこからの坪井選手の追い上げも素晴らしく、アンカーの河野選手のラストスパートで優勝も見えていた中での赤旗終了は残念ですが、車も最高で富士に対しては準備も整っていると思うので優勝を目指して戦います。応援ありがとうございました。

  • 河野駿佑

    河野駿佑
    【Cドライバー】

    決勝は4番手スタートから前半は順調に周回を重ねていきましたが、途中のアクシデントやトラブルがあったりと後半は展開が味方になってくれませんでした。それでも新体制での初レースをチームワークの良さでしっかりゴールして次に繋がるレースになったと思います。
    次は富士24時間レース、しっかり準備して優勝目指して頑張ります。

  • 坪井 翔

    坪井 翔
    【Dドライバー】

    決勝は良い流れで追い上げる展開で、優勝も見えていたのですが、赤旗終了により結果は残念な形になりました。
    しかし、トラブルなく速さもあったので富士24時間レースではリベンジしたいと思います。

  • 三塚 隆【チーム代表/監督】

    矢吹選手をスタートドライバーに起用して、後から追い上げる作戦をとった。
    順調に順位は上げたものの、他クラスで起きたクラッシュにより赤旗が出でそのままレースが終了となったことで、優勝を逃してしまいました。
    次戦富士24時間レースまでに車両、ドライバーのレベルアップをやって行きます。

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