モータースポーツ

2023 FIA-F4 レースレポート

2023 FIA-F4選手権 第13戦・第14戦/モビリティリゾートもてぎ

第13戦・第14戦 公式予選/30分

2023年11月4日(土)

天候:曇り/ウェット
気温:15℃
路温:17℃
ラウンド 車番 ドライバー 予選順位 ベストタイム 出走台数
第13戦 35 中村 仁 2位 1'58.772 40台
36 小林利徠斗 1位 1'58.734
第14戦 35 中村 仁 4位 1'58.971
36 小林利徠斗 1位 1'58.984
今大会は中村、小林ともに前日の練習走行までA組だったが、もてぎでは珍しく朝から濃い霧に包まれ、当初予定から30分遅れのスケジュール進行となり、組分けがされず40台が一気にコースに入り30分間で行われる事となった。
また、空気中に明らかに水分が感じられる状況で、路面はうっすらと湿っていた事で、ウェット宣言が出されての予選スタートとなった。
しかし、全車ドライタイヤでコースイン。途中でスピン車両は出るものの、赤旗が出される事無く30分フルに使っての予選となった。
中村は中盤まで10位前後にいたが、最後の路面の上がってきたところで2番手となる。セカンドベストではトップの小林から僅か17/100秒差だったが4番手となった。
小林は序盤から上位につけ、終盤もタイムを上げ第13戦、14戦ともにポールポジションを獲得し、タイトル獲得へ向け有利な状況から午後の決勝をスタートする。

第13戦 決勝/13Lap or 30min

2023年11月4日(土)

天候:晴れ/ドライ
気温:24℃/路温:28℃
ラウンド 車番 ドライバー 決勝順位 ベストタイム 出走台数
第13戦 35 中村 仁 1位 1'59.102 40台
36 小林利徠斗 2位 1'58.885
公式予選時の霧のかかった曇り空から一転、太陽が顔を出し暑さを感じさせる中でのレースとなった。
小林と中村のフロントローでスタートが切られると、3コーナーからS字まで続いたバトルで中村がトップを奪う。
この直後、1コーナーでの多重クラッシュによりSCが出される事に。4周目に再開されると中村がトップを守り1秒前後の差で小林がついて行く展開に。
9周目にコースアウト車両が発生した事により、この日2度目のSC導入。レースは残り3周で再開され、この再スタートも上手く決めた中村が、小林の猛追を凌ぎ切りオートポリスに続くトップチェッカーを受けた。
中村は僅かなO/Sを感じながらも大きな問題では無かったようで、1周目のバトルを制して今季3勝目を上げる。
小林は1周目で2位に落ち、中盤では若干中村に離されたが、その後ファステストラップを更新するペースで追い上げ、最後は1秒以内まで近づいたが、そのまま2位でチェッカーとなった。
第13戦の結果により、最終戦を待たずして2年振りのチームタイトルを獲得した。

第14戦 決勝/13Lap or 30min

2023年11月5日(日)

天候:晴れ/ドライ
気温:17℃/路温:18℃
ラウンド 車番 ドライバー 決勝順位 ベストタイム 出走台数
第12戦 35 中村 仁 2位 1'58.757 40台
36 小林利徠斗 1位 1'58.647
現行型のFIA-F4車両では、最後のレースとなる今季最終戦の第14戦が8:15から行われた。
ポールスタートの小林は好ダッシュを決めてトップをキープ。
逆転タイトルを狙う中村は4番手スタートから1コーナーで1台かわすと、4コーナーまでに更に1台をパスして2位へとポジションアップする。
その後方では、1コーナーで接触によるクラッシュ車両が発生し、SCが導入される。
3周目にレースが再開されると、中盤以降、徐々に中村を引き離した小林が今季5勝目を挙げて第9代のFIA-F4チャンピオンを獲得した。トヨタの育成ドライバーとしては6回目、5人目のチャンピオンとなる。
中村は最後まで小林を追いかけたが、中盤以降は徐々にタイヤがきつくなり、抜く事は叶わず悔しい2位でのチ ェッカーとなった。これによりランキングも小林に次ぐ2位となった。
  • 中村 仁(なかむらじん)

    #35 中村 仁

    予選は霧の影響で路面が少し濡れている状態からのスタートでした。路面が乾き切ったタイミングでのアタックを狙っていましたが、思うように合わせ込む事ができず満足行くアタックができませんでした。Rd.13は2番手から、スタートの蹴り出し自体は良くありませんでしたが、その後のバトルの組み立てが上手く行きトップに浮上する事ができました。無理をせずチェッカーまでしっかり車を運び今季3勝目、チャンピオン争いに生き残る事ができました。Rd.14は4番手から、スタート直後に2つ順位を上げる事ができました。しかし、ペースが思うように上がらずそのまま2番手でチェッカーとなりました。チャンピオン獲得は叶いませんでしたが、自分自身でも成長を感じられるシーズンでした。ありがとうございました。

  • 小林利徠斗(こばやしりくと)

    #36 小林利徠斗

    霧の影響で今回初めて、グループ分け無しの30分予選を走りました。時間の使い方や走らせ方が難しく、また前日より路温が極端に低い中でクリアを取り、安定したラップを刻む事ができて嬉しいです。第13戦はスタートこそ良かったですが、タイヤの温めが足りず、ペースが遅くすぐ後ろから仕掛けられました。タイヤが温まってからのペースは速かったですが、順位を取り戻す程の勢いは無く、課題が残るレースでした。第14戦はより意識してスタート前にタイヤを温め、確実に1位でスタートする優位性を活かす事に成功しました。その後はSCが入っても冷静に対処し、最後まで走り切れました。シリーズチャンピオンを獲得する事ができて本当に嬉しいです。関係者の皆様、応援して下さった方々ありがとうございました。これまでの貴重な経験は必ず今後の活動に必要な事で、素晴らしい時間を過ごせた事に感謝しています。日々成長すべく活動を続けていきます。

ポイントランキング

車番 ドライバー 順位 ポイント
35 中村 仁 2位 209
36 小林利徠斗 1位 221

2023 FIA-F4選手権 第11戦・第12戦/オートポリス

第11戦・第12戦 公式予選/各組20分

2023年10月14日(土)

天候:曇り/ウェット
気温:A組 15℃・B組 15℃
路温:A組 16℃・B組 17℃
ラウンド 車番 ドライバー 予選順位 ベストタイム 出走台数
第11戦 35 中村 仁 B組:2位
総合:3位
1'53.266 A組:21台
B組:21台
36 小林利徠斗 B組:1位
総合:1位
1'53.178
第12戦 35 中村 仁 B組:1位
総合:1位
1'53.276
36 小林利徠斗 B組:2位
総合:3位
1'53.420
今大会は中村、小林ともにB組での予選となった。
A組の予選開始時には雨は止んだものの、まだ濡れている所が多くウェット宣言が出されてのスタートとなる。
続いて行われたB組予選は、A組予選の赤旗の影響もあり5分遅れてスタートする。A組には何台かレインタイヤがいたが、B組は全車スリックタイヤでのコースインとなった。
開始10分に差し掛かる頃、ランキングトップの#5三井がコースアウトを喫し赤旗中断となる。
残り11分で再開されると雨がちらつき始め、残り2分程で再び赤旗が出され予選終了となってしまう。
中村は予選スタート後、#6野村に引っかかりタイムを伸ばせず。赤旗からの再開後は、後ろにいた#31平安山を前に行かせて上手くスペースを作りタイムアップしたが2番手となる。セカンドベストタイムでは小林を上回り第12戦では今季初となるポールポジションを獲得した。
小林は赤旗前に#6野村をかわして前に出ていた事で良いアタックができ、今季第2戦以来3回目のポールポジション獲得となった。

第11戦 決勝/13Lap or 30min

2023年10月14日(土)

天候:曇り/ドライ
気温:19℃/路温:21℃
ラウンド 車番 ドライバー 決勝順位 ベストタイム 出走台数
第11戦 35 中村 仁 2位 1'53.480 42台
36 小林利徠斗 1位 1'53.464
朝降っていた雨は完全に上がり、ドライコンディションの下、第11戦決勝レースがスタートした。
スタートの混乱は無く1周目を終えると、2周目にストップ車両が出た事でSCが出され、6周目に再スタートが切られる。
3番手スタートの中村は、スタート後の1コーナーで前を走る#81卜部がオーバーランした事で2番手に順位を上げる。U/S傾向で、再スタート時に3番手に順位を上げた#5三井に終始攻め立てられたが、抜かれる事無く無事2位を守り切りチェッカーを受けた。
ポールスタートの小林は、赤旗再スタート時もトップを守り、2番手の中村との差は1秒以内で進んで行く。
終盤はリスクを犯さない走りで、2位以下を引き離す事は無かったが、危なげなく13周のチェッカーをトップで受け今季4勝目を挙げた。

第12戦 決勝/10Lap or 30min

2023年10月15日(日)

天候:晴れ/ドライ
気温:13℃/路温:15℃
ラウンド 車番 ドライバー 決勝順位 ベストタイム 出走台数
第12戦 35 中村 仁 1位 1'53.025 42台
36 小林利徠斗 3位 1'53.692
第12戦は早朝スタートの為、気温・路温共に低い中でスタートを迎えた。
7周目に#45大宮がスピンしグラベルにストップした為、8周目からSCが導入される。10周終了でSCが抜け残り3周でレースが再開されるが、ストレート上で2台が接触。1台がコンクリートウォールに接触する形で激しくクラッシュし、赤旗が出される事に。
この赤旗によりレースは終了となり、9周終了時点での順位がリザルトとなった。
ポールスタートの中村は、スタートを決めると危なげなく2位との差を広げて行き、SCでマージンが無くなった後の再スタートも決めており、そのまま13周レースが行われていても問題無く勝てていたレースだった。
これで今季2勝目となり、最終戦もてぎで2連勝すれば自力タイトルの可能性がある状況となった。
小林はスタートで出遅れて4位に順位を落とし、更に#6野村にも抜かれたが、第2ヘアピンで抜き返し4位で1周目を終える。その後周回を重ねて行くも、順位は変わらず。赤旗の原因となった#37佐野には危険なドライブ行為として40秒加算のペナルティが科された為、繰り上がり3位となった。
小林は#5三井を逆転してランキングリーダーとして最終戦もてぎを迎える。
  • 中村 仁(なかむらじん)

    #35 中村 仁

    金曜日はトップタイムをマークする事ができ、速さに自信がありました。しかし、自分の判断ミスもあり、予選では思うような走りをする事ができませんでした。Rd.11は3番手から、Rd.12の事を考えてなるべくタイヤへの負担を減らすように車を走らせました。後ろの車両からプレッシャーをかけられる場面もありましたが、冷静に対処し2番手をキープしてフィニッシュとなりました。Rd.12はPPから、スタート直後から後続を引き離す事ができ、ファステストラップを更新しながら2番手に対して大きなギャップを築く事ができました。その後、SC解除後に大きなクラッシ ュがあり、レースは赤旗で終了しました。レースをする事へのリスクを再確認しました。気を引き締めて今後のレースを戦います。レースの内容は良かったと思うので、自信を持って最終戦に挑みます。今回もありがとうございました。

  • 小林利徠斗(こばやしりくと)

    #36 小林利徠斗

    前日練習から調子が良く、確実に上位のタイムを残せる自信がありました。雨上がりの不安定な気候での予選でしたが、乾いている範囲内で上手くタイヤのグリップを使いました。20分の予選内で2回も赤旗があり、納得のいくタイムは出せませんでしたが、それでも1位を獲る事ができて嬉しいです。オートポリスは全国で最も追い抜きが難しいコースの内の1つなので、第11戦は確実にスタートを成功させ、後ろを抑えながらタイヤにも労わる意識をしました。無事にスタートを成功させた後はペースを調整し、確実な走りで周回を重ね、途中にSCが入りましたが、SC明けも冷静に対処しきれました。前日に1位スタートから安定して走れたからこそ、第12戦は3位から追い上げる事は難しい覚悟をしつつ、相手にプレッシャーをかけミスを誘い、1つでも順位を上げる気持ちで挑みました。スタート時にミスがあり順位を落としましたが、勢いを失わずに攻め続けました。1年振りの大分でしたが、事前にシュミレータ等での練習を重ね、レースウィークを安定して走り切る事ができました。今後も安全に熱いレ ースを展開できるよう、改めて考えたいと思います。次戦モビリティリゾートもてぎは、昨年優勝できたコースでもあるので、自信を持って予選から速さを発揮できるよう頑張ります。ありがとうございました。

ポイントランキング[第12戦終了時点]

車番 ドライバー 順位 ポイント
35 中村 仁 3位 166
36 小林利徠斗 1位 178

2023 FIA-F4選手権 第9戦・第10戦/スポーツランドSUGO

第9戦・第10戦 公式予選/各組20分

2023年9月16日(土)

天候:曇り/ウェット
気温:A組 23℃・B組 25℃
路温:A組 25℃・B組 25℃
ラウンド 車番 ドライバー 予選順位 ベストタイム 出走台数
第9戦 35 中村 仁 A組:4位
総合:8位
1'34.994 A組:22台
B組:22台
36 小林利徠斗 A組:5位
総合:10位
1'35.143
第10戦 35 中村 仁 A組:7位
総合:14位
1'36.852
36 小林利徠斗 A組:5位
総合:10位
1'35.912
今大会は中村、小林ともにA組での予選となった。
A組の公式予選が8:00から行われた。朝方まで残った雨で、路面は若干乾き始めてはいるものの、ほぼフルウェットという状態でのスタートとなった。
その中でスリックタイヤでスタートした車両が、コースイン直後にスピンしストップ。赤旗が出される。
その後再開されると、各ドライバーが段々と乾き始めた路面をアタックして行く。開始から15分程するとスリックタイヤもタイムを上げ始めてきたが、ここで#77小松がクラッシュ。これにより3分を残して赤旗終了となった。
中村は運悪くピットロードを過ぎたタイミングで1回目の赤旗が出され、ピットに戻ると最後尾につく事となる。これにより前をかき分けながらのアタックを余儀なくされ、更に最後は赤旗終了でまともなアタックができないまま4番手で予選を終える。
小林も中村同様に最後尾からの再開となり、タイムを出し切れなかった事により5番手となった。中村とは逆に待ってクリアを出す方向で行き、ベストは出なかったが、セカンドベストでは中村を上回るタイムとなった。

第9戦 決勝/17Lap or 30min

2023年9月16日(土)

天候:曇り/ドライ
気温:28℃/路温:36℃
ラウンド 車番 ドライバー 決勝順位 ベストタイム 出走台数
第9戦 35 中村 仁 4位 1'24.438 44台
36 小林利徠斗 6位 1'24.506
第9戦のスタートは、トップ5のポジションは変わらずオープニングラップを終える。
2周目に後方でグラベルストップの車両が出た為、SCが導入され、6周目にレースは再開される。
中村は8位スタートから1周目で6位に順位を上げると、SC明けの6周目に馬の背で#81卜部をかわして5位、8周目の1コーナーで#97奥住をかわして4位に順位を上げる。11周目にはファステストを出しながら、一気に#37佐野の後ろについたが、#37佐野が何とか粘った事で4位でのフィニッシュとなった。
小林は10位スタートから1周目を8位で終える。8周目に#7森山が#81卜部を抜いた際、一緒に抜かし7位に上がる。10周目の2コーナー立ち上がりから3コーナーにかけて、リアを滑らしながら#97奥住のインに入り、アグレッシブなオーバーテイクを見せ、6位でのチェッカーとなった。
小林は開幕戦から守ってきたランキング首位の座を明け渡し、3位に後退する事となる。

第10戦 決勝/17Lap or 30min

2023年9月17日(日)

天候:曇り/ドライ
気温:24℃/路温:27℃
ラウンド 車番 ドライバー 決勝順位 ベストタイム 出走台数
第10戦 35 中村 仁 4位 1'24.876 44台
36 小林利徠斗 22位 1'25.283
第10戦のスタートも混乱は無く、オープニングラップを終えたが、終盤14周目にインディペンデントドライバーのコースオフにより15周目よりSCが出され、SC先導のまま17周のチェッカーを迎えた。
中村は13位スタートから1周目を10位で終えると、8周目には4位まで順位を上げてくる。しかし、前を走る3位との車両には大きな差があり、それ以上の順位アップは叶わず4位でのチェッカーとなった。ランキングトップとの差は若干あるが、まだタイトルの可能性を残して残り2戦に向かう。
小林は10位スタートから1周目の3コーナーで#6野村と接触し、13位まで順位を落とす。4周目には、一旦ポイント圏内の10位までリカバリーするが、接触の際にフロントウィングがフルレス状態となり、U/Sが強くその影響でコースオフを喫し、22位でのフィニッシュとなった。タイトルの可能性はまだ十分に残されており、ここ2大会の悪い流れを次戦オートポリスで断ち切れるかに掛かってくる。
  • 中村 仁(なかむらじん)

    #35 中村 仁

    昨年、初表彰台、優勝を果たしたコースで自信がありました。ですが、ダンプコンディションとなった予選では、トラフィックの影響でタイムをまともに更新する事ができませんでした。予選ではレインタイヤを使用した為、Rd.9はニュータイヤでの出走でした。8番手からのスタートとなりましたが、着実に4番手まで追い上げる事ができました。 3番手の車両に追いつきましたが、ダウンフォース抜けによるアンダーステアに対応する事ができず、4番手でレースを終えました。Rd.10は14番手スタートでした。スタート直後の混乱を何とか切り抜け、チャンスを逃さずにポジションを上げて行く事ができました。8周目には4番手まで追い上げる事ができましたが、3番手の車両とは大きな差が開いており、表彰台は叶いませんでした。両レース共にペースが良かっただけに、予選が悔やまれます。この悔しさを次戦のオートポリスにぶつけます。ありがとうございました。

  • 小林利徠斗(こばやしりくと)

    #36 小林利徠斗

    予選はウェット路面が乾きながらでしたが、途中で出た赤旗のタイミングにより、ほぼ最後尾から再スタートする不運がありました。その後は、前後との間隔を調整しながらアタックを試みましたが、再び赤旗となり本来の力を出せずに終了しました。第9戦は、慎重かつ確実にペースの差を活かして順位を上げ、安定した走りで完走できたので良かったです。第10戦は第9戦より積極的に攻めようと臨みましたが、スタート直後に接触があり、エアロ関係の影響を受け苦しい展開でした。終盤には心の乱れがあり、ミスもあり情けないレースでしたが、今回新たに学んだ事を今後活かしたいです。次戦オートポリスは練習時間が少ないので、他のサーキットとは違った練習攻略を探して準備します。関係者の皆様、応援して頂いた方々、ありがとうございました。

ポイントランキング[第10戦終了時点]

車番 ドライバー 順位 ポイント
35 中村 仁 4位 123
36 小林利徠斗 3位 138

2023 FIA-F4選手権 第7戦・第8戦/鈴鹿サーキット

第7戦・第8戦 公式予選/各組20分

2023年8月26日(土)

天候:晴れ/ドライ
気温:A組 32℃・B組 30℃
路温:A組 32℃・B組 35℃
ラウンド 車番 ドライバー 予選順位 ベストタイム 出走台数
第7戦 35 中村 仁 B組:2位
総合:3位
2'09.074 A組:22台
B組:21台
36 小林利徠斗 A組:2位
総合:4位
2'09.107
第8戦 35 中村 仁 B組:2位
総合:3位
2'09.196
36 小林利徠斗 A組:2位
総合:4位
2'09.313
今大会は中村B組、小林A組と分かれての予選となった。
朝8時過ぎという早い時間帯だったが、早くも30℃を超える気温の中での予選となった。
A組予選開始20分頃にコースアウト車両により赤旗が出され、残り3分で再開となったが、ここでタイムアップできたドライバーはいなかった。
A組小林はアタック自体はミスなくできたとのコメントだったが、トップにコンマ2秒程届かずクラス2番手、総合では4位となった。
B組予選は、予定より5分遅れでのスタートとなり、計測1周目に入ったところで赤旗が出されたが、まだタイヤを暖めている段階だった為、大きな影響は無かったと思われる。
B組中村は、ポール獲得の#5三井にセクター1で後れを取っており、鈴鹿をホームコースとしているホンダドライバーの間に割って入れた事は、結果として悪い予選では無かった。
セカンドベストでの第8戦予選も、トップ4は同じメンバーとなった。

第7戦 決勝/11Lap or 30min

2023年8月26日(土)

天候:晴れ/ドライ
気温:34℃/路温:50℃
ラウンド 車番 ドライバー 決勝順位 ベストタイム 出走台数
第7戦 35 中村 仁 2位 2'10.706 43台
36 小林利徠斗 DNF 2'11.601
第7戦決勝は路温が50℃にも達し、おそらく今季シリーズの中でも最も暑い中でのレースとなった。
スタートが切られ、トップ集団がセクター1を抜けて行く後方で多重クラッシュが発生し、SCが導入される。5台が絡むクラッシュだったが、処理は早く終わり、4周目からレースが再開された。
再開された翌周5周目にインディペンデントドライバーのコースアウトにより、早くも2度目のSCが出され7周目にレースが再開される。その後、10周目にも3度目のSCが出され、SC先導のままチェッカーとなった。
中村はスタートで2位に順位を上げると、1度目のSC明けで#5三井に仕掛けたが抜く事はできず。2度目のSC明けでは逆に#5三井に離され、後ろを走る#6野村に迫られる展開となったが、これを抑え切っての2位チェッカーとなった。
小林はスタートから4位をキープしていたが、2度のSC明けではいずれも前に離され、2回目は#7森山に並ばれ1コーナーで接触。#7森山はクラッシュし、小林も大きく順位を落とす。その周のシケインで今度は#31平安山に寄せられコースオフ、14位まで順位を落とし、今季初めてのノーポイントレースとなった。また、レース後#7森山との接触に対して40秒加算のペナルティとなった。

第8戦 決勝/11Lap or 30min

2023年8月27日(日)

天候:曇り/ドライ
気温:29℃/路温:38℃
ラウンド 車番 ドライバー 決勝順位 ベストタイム 出走台数
第8戦 35 中村 仁 3位 2'09.792 43台
36 小林利徠斗 5位 2'09.988
第8戦も朝から気温は高かったものの、スターティンググリッドでは雲が多くなり、若干涼しい中でのレースとな った。
スタートが切られると、SCが出る事も無く、上位5台はそのままの順位で周回が進んで行く。
しかし、5周目にこの日初めてのSCが出され、8周目にレースが再開される。
中村はスタートでポジションキープすると、1周目のシケイン、1コーナーで仕掛け、一瞬2位に上がったものの若干姿勢を乱して3位に戻る事となる。その後は、前を追うよりも後ろの小林からポジションを守って行く展開となる。SC明けには小林に終始攻められ、最終ラップのホームストレートでは、一瞬#12洞地に前に出られたが、これを凌いで2戦連続の表彰台となる3位となった。
小林はスタートから4位をキープして、終始中村を攻め、特にSC後には抜くチャンスもあったが、抜く事はできず最終ラップのホームストレートで#12洞地に前に出られ5位でのフィニッシュとなった。
  • 中村 仁(なかむらじん)

    #35 中村 仁

    予選はアタックする場所を上手く作る事ができました。計測1周目で赤旗が出てしまいましたが、予測していた事なので冷静に対処する事ができました。赤旗解除後の計測でグループ2番手となり、Rd.7-8共に3番手スタートとなりました。Rd.7は大きなミスは無くスタートする事ができ、1、2コーナーでアウト側から2番手に浮上、その直後にSCが導入されました。4周目のSC明けでトップに立つ事を狙っていましたが、イン側に入り込む事ができずポジションアップは叶いませんでした。その後、2回のSCが導入され、SC先導の下2位でチェッカーを受けました。 Rd.8はスタートでミスがありましたが、ポジションをキープする事ができました。2周目の1コーナーではアウト側から2番手に浮上しかけるものの、2コーナーでリアタイヤが滑り出してしまいポジションを上げる事ができませんでした。その後、SCが導入され、解除後はペースが上がらず防戦一方のレースとなりました。最終ラップまでバトルが続きましたが、何とか最後まで3番手を守る事ができました。次戦SUGOに向けて反省点をまとめて改善していきます。ありがとうございました。

  • 小林利徠斗(こばやしりくと)

    #36 小林利徠斗

    前回大会ではタイヤのロットが新しくなり、挙動の特徴を活かした走りができていました。しかし今回は違った特徴を感じ、予選でタイヤの性能を引き出し切る事はできず、思うようなタイムは出ませんでした。第7戦は、予選からセットを変更しましたが、ドライビングで合せきれず苦しい展開でした。常にクリーンなレースを心掛けていますが、結果的に接触もあり、非常に悔しい結果となりました。第8戦はセット、ドライビング共に改善し、良いペースがあるとは思っていました。積極的に仕掛けに行きましたが、全て中途半端で回数が多いだけでした。今回は特に接近戦の勢いのなさ、状況判断で課題が残りました。次戦に向けて良く観察、トレーニングをして成長します。関係者の皆様、応援して頂いた方々ありがとうございました。

ポイントランキング[第8戦終了時点]

車番 ドライバー 順位 ポイント
35 中村 仁 4位 99
36 小林利徠斗 1位 130

2023 FIA-F4選手権 第5戦・第6戦/富士スピードウェイ

第5戦・第6戦 公式予選

2023年8月5日(土)

天候:晴れ/ドライ
気温:A組 27℃・B組 30℃
路温:A組 32℃・B組 36℃
ラウンド 車番 ドライバー 予選順位 ベストタイム 出走台数
第5戦 35 中村 仁 B組:2位
総合:4位
1'46.527 A組:23台
B組:22台
36 小林利徠斗 B組:1位
総合:2位
1'46.356
第6戦 35 中村 仁 B組:2位
総合:4位
1'46.574
36 小林利徠斗 B組:1位
総合:2位
1'46.482
今大会は、中村・小林共にB組での予選となった。
まずはA組予選が行われ、開始から9分程でストップ車両の発生により赤旗が出され、残り9分での再開となる。
A組予選後に行われたB組の予選では、赤旗が出る事もなく、順調に20分が推移して行った。
計測4周目に中村がトップタイムをマークしたが、その翌周に小林がこのタイムを上回り、トップタイムとなった。
中村は、ほぼ思うように走れたが、若干攻め切れなかった事で、トップを逃す結果となった。
小林は、中村より1周タイヤを持たせた事での逆転トップタイムとなる。
セカンドベストラップでの第6戦の結果もトップ5に変動はなく、それ以降に順位変動が見られた。

第5戦 決勝/14Lap

2023年8月5日(土)

天候:晴れ/ドライ
気温:33℃/路温:49℃
ラウンド 車番 ドライバー 決勝順位 ベストタイム 出走台数
第5戦 35 中村 仁 3位 1'47.155 45台
36 小林利徠斗 1位 1'47.101
第5戦のスタートが切られると、2番手アウト側の#6野村がイン側にかなりマシンを寄せて小林をけん制するが上位4台はとりあえずそのままの順位で1コーナーを立ち上がって行く。
ヘアピンで中村が2位に順位を上げ、ここで中団車両の接触、ストップによりSCが出される。4周目にレースが再開されると、コカ・コーラコーナーで中村が#6野村をかわし、更に小林もこれに続いて1-2体制となる。
その後、中村と小林のバトルとなり、7周目のコカ・コーラコーナーで小林がトップを奪う。それに#6野村が続き中村は3位に順位を落としてしまう。
中村はリスタート明けでトップを奪ったものの、逃げ切る事ができず2勝目を逃してしまう。
小林は、スタートは良く#6野村に並びかけたがだいぶイン側に寄せられ、ここでトップを奪う事はできなかったが、その後の中村とのバトルに競り勝っての今季2勝目となった。

第6戦 決勝/14Lap

2023年8月6日(日)

天候:晴れ/ドライ
気温:29℃/路温:39℃
ラウンド 車番 ドライバー 決勝順位 ベストタイム 出走台数
第6戦 35 中村 仁 2位 1'47.022 44台
36 小林利徠斗 1位 1'46.875
第6戦は早朝8時と、昨日より若干気温は低い中でのスタートとなった。
2列目までは第5戦と同じメンバーでのスタートが切られると、中村が好スタートを見せ、1周目を3位で終える。
2番手スタートの小林が3周目のTGRコーナーで#6野村をかわしてトップに立つと、4周目には中村もそれに続き、1-2体制となる。
4周目にストップ車両が発生した事によりSCが出され、7周目にレースが再開されると、8周目のTGRコーナーで中村が小林をかわし、更には#6野村にもかわされた小林は3位まで順位を落としてしまう。しかし、9周目に小林は2位に順位を戻すと、最終ラップに黄旗が解除されたTGRコーナーで中村を捉え、今季3勝目を上げる。
中村は今日もリスタート明けでトップを奪ったものの、最終ラップは3位以降もすぐ後ろにいた為、無理はしないという判断のもと、小林にかわされての2位となった。
小林は序盤トップに立った後、一旦は3位まで順位を下げたが、そこからも慌てる様子も見せず、最終ラップの黄旗が解除された1チャンスを活かしての連勝となった。
  • 中村 仁(なかむらじん)

    #35 中村 仁

    木曜日から悪くないペースで走れていました。予選では上手く場所を作る事ができませんでしたが、何とかグループ2番手につけ、両レース共4番手スタートとなりました。Rd.5は1周目に2番手に上げ、その後のSC明けではトップに浮上する事ができました。しかし、ペースが足りずに3番手まで後退し、そのままチェッカーとなりました。Rd.6でもスタートは上手く行き、1周目に3番手に上げる事ができました。SCが出るまでに2番手に上げる事ができ、SC明けではトップに浮上する事ができました。ここまでは良かったのですが、最終ラップに2番手に後退してしまい、トップの座を取り返す事ができずにチェッカーとなりました。2レース共、勝ちが見えていただけに悔しい結果になりましたが、収穫のあるレースウィークでした。今月末の鈴鹿大会に向けて準備を進めます。ありがとうございました。

  • 小林利徠斗(こばやしりくと)

    #36 小林利徠斗

    予選は車が良く、走り方に関してもしっかり自分の力を出し切れました。決勝を重視してスリップを使わずに走ると決めて、ミスせずに走れたので嬉しいです。第5戦はスタート直後から激しく争いましたが、最後まで焦らずに何パターンも試して仕掛け続けた事が、良い結果に繋がりました。そこからは、後ろにスリップストリームを使われても耐え抜けるように心を落ち着かせ、予選のように走り切れました。第6戦は、第5戦で経験した接近戦でのタイヤのグリップ具合を把握し、より攻める事ができました。車のセットも再調整し、接近戦の中でも思い通り動かせました。リスタートの際、セーフティーカーが思ったよりも近くて仕掛けが遅くなり抜かれてしまいましたが、気持を切り替えて攻め続けました。2連勝は嬉しいですが、また一戦づつを大切に走り続けます。関係者の皆様、応援して頂いた方々ありがとうございました。

ポイントランキング[第6戦終了時点]

車番 ドライバー 順位 ポイント
35 中村 仁 4位 66
36 小林利徠斗 1位 120

2023 FIA-F4選手権 第3戦・第4戦/鈴鹿サーキット

第3戦・第4戦 公式予選/20分

2023年6月3日(土)

天候:晴れ/ドライ
気温:A組 21℃・B組 23℃
路温:A組 23℃・B組 26℃
ラウンド 車番 ドライバー 予選順位 ベストタイム 出走台数
第3戦 35 中村 仁 A組:3位
総合:6位
2'09.204 A組:23台
B組:23台
36 小林利徠斗 A組:2位
総合:4位
2'08.669
第4戦 35 中村 仁 A組:3位
総合:6位
2'09.276
36 小林利徠斗 A組:2位
総合:4位
2'08.679
鈴鹿大会は中村・小林共にA組での予選となった。
路面は夜半までの雨の影響で所々濡れており、セッション終了に向けて好転していく事が予想された。
ウェット宣言が出されていたが、全車スリックタイヤでコースインする。10分を過ぎたタイミングで#63鳥羽のコースアウトにより赤旗が出され、残り5分で再開された。
小林は赤旗が出たタイミングがタイヤ的には1番良いところだった為、赤旗が若干不利に働きA組2番手となる。
中村はコーナー立ち上がりで小林に置いて行かれると、バランス的には若干のO/Sを訴えており、小林から0.6秒落ちの3番手タイムとなった。
セカンドベストタイムで決定する第4戦予選もトップ8台まで同じ顔ぶれとなった。

第3戦 決勝/11Lap or 30min

2023年6月3日(土)

天候:晴れ/ドライ
気温:26℃/路温:39℃
ラウンド 車番 ドライバー 決勝順位 ベストタイム 出走台数
第3戦 35 中村 仁 DNF 3'24.237 45台
36 小林利徠斗 2位 2'10.812
予選に続き13時50分からスタート進行の時間を迎えたが、ピットウォークの観客退場ルートとF4入場導線が重なった為、5分遅れで移動がスタートする。更に各車両がグリッドに着いたところ#24碓井の車両がほぼ全周に渡ってオイルを出してしまった為、スタートディレイとなる。
コース上のオイル処理が行われたが、SCスタートが採用され4周目から実質的なレースがスタートとなった。
しかし中村のグラベルストップにより再びSCが導入され、5周目にSCのライトが消されレース再開となるタイミングで、後方で追突がありストップ車両が発生した為、再度SCと導入となる。8周目にSCが解除されると残り時間からラスト1周でのレース再開となる。
中村はSCからのスタートで前の#62佐藤に合わせてホームストレートで並びアウト側から仕掛けたが、オーバ ーランを喫し、グラベルストップでレースを終える事となってしまった。
小林は1度目のSCできっちりスタートを合わせ、#6野村をかわして3位に順位を上げると、2度目の再スタートでも#7森山をかわし、実質1周半のレースで2つ順位を上げての2位フィニッシュとなった。

第4戦 決勝/11Lap or 30min

2023年6月4日(日)

天候:晴れ/ドライ
気温:26℃/路温:29℃
ラウンド 車番 ドライバー 決勝順位 ベストタイム 出走台数
第4戦 35 中村 仁 6位 2'09.069 45台
36 小林利徠斗 4位 2'09.114
第4戦は通常通りスタンディングスタートでのスタートが切られたが、3周目の130Rでのクラッシュにより4周目から7周目までSCが導入される。
中村は2周目に小林をかわして一旦は5位に順位を上げたが、3周目に抜き返され6位に戻すと、そのまま6位でのフィニッシュとなった。
小林はスタート自体は悪くなかったものの、1コーナーのポジション取りの関係で#88荒川にかわされ5位に順位を落とし、更には中村にもかわされ6位に順位を落とす。しかし、6周目に中村をかわし5位に戻すと、10周目に130Rで#88荒川をかわして4位フィニッシュとなった。#5三井に一気に20ポイント差まで迫られたが、依然ランキングトップを守っている。
  • 中村 仁(なかむらじん)

    #35 中村 仁

    鈴鹿大会の週末は台風の影響により、ドライでの練習走行ができていない状況からの予選となりました。予選は赤旗やミスにより思うようにタイムを出し切る事ができず、A組の3番手となりました。Rd.3は他車のオイル漏れによりSC先導でのスタートとなりました。SC終了後のリスタートでの加速は上手くいったものの、1コーナーでアウト側から順位を上げようとしたところ縁石で車が跳ねスピン、リタイアという結果になってしまいました。経験、知識不足な面が出てしまったと感じています。応援して下さった皆様には申し訳ないです。Rd.4は6番手スタートから2周目までに順位を1つ上げる事ができたものの、3周目のヘアピンでのミスにより6番手に戻る形となりました。残り2周のところで4番手争いに加わる事ができましたが、上手く合せ切る事ができず6位チェッカーとなりました。不完全燃焼なレースウィークとなってしまいました。次戦まで時間があるので、これまでの2大会をしっかり振り返りながらレベルアップを狙います。ありがとうございました。

  • 小林利徠斗(こばやしりくと)

    #36 小林利徠斗

    予選前日の金曜日に台風の影響で走行全てがキャンセルされ、ほぼ練習ができずに臨んだ予選でした。データが少ない中でも順調にタイムを上げましたが、赤旗中断になり、思うようなタイムを残せず悔しいです。第3戦はSC先導がほぼ全てを占めていましたが、だからこそSC明けの隙をつく事に集中できました。展開に恵まれ、チャンスを掴み切れた貴重なオーバーテイクでした。第4戦はスタート自体は良かったのですが、周りに行き場がなく、順位を6位まで下げました。しかし、自分の走行ペースに自信を持ち、相手のミスを確実に突く事で、スタートと同じ順位まで立て直す事ができました。抜きずらい事は分かっていたからこそ、どんな状況下でも自分にできる最善の走りに意識を向け続けた結果、接近戦での良い内容のレースができました。次戦は今回の経験を活かし優勝できるよう進みます。応援ありがとうございました。

ポイントランキング[第4戦終了時点]

車番 ドライバー 順位 ポイント
35 中村 仁 5位 33
36 小林利徠斗 1位 70

2023 FIA-F4選手権 第1戦・第2戦/富士スピードウェイ

第1戦・第2戦 公式予選

2023年5月3日(水)

天候:A組 晴れ/ドライ・B組 晴れ/ドライ
気温:A組 15℃・B組 17℃
路温:A組 20℃・B組 26℃
ラウンド 車番 ドライバー 予選順位 ベストタイム 出走台数
第1戦 35 中村 仁 B組:2位
総合:4位
1'45.742 A組:23台
B組:23台
36 小林利徠斗 A組:1位
総合:1位
1'45.396
第2戦 35 中村 仁 B組:2位
総合:4位
1'45.854
36 小林利徠斗 A組:1位
総合:1位
1'45.499
今シーズンは年間登録が46台と過去最多のエントリーとなった事を受け、公式予選はA組、B組の2組に分けて20分ずつのセッションとなり、富士大会では1台の予選落ち車両が発生する事となる。
参戦2年目となるA組小林は、序盤にトップに立つと単独でスリップを使わず最後までほぼ毎周タイムを更新して行き、昨日の練習走行から大きくタイムアップする45秒台前半のタイムで、第1戦、第2戦とWポールポジションを獲得した。
B組中村は昨日の練習走行よりタイムアップしたものの、コンマ2秒程足りず第1戦、第2戦ともに4番手タイムとなった。

第1戦 決勝/14Lap

2023年5月3日(水)

天候:晴れ/ドライ
気温:24℃/路温:42℃
ラウンド 車番 ドライバー 決勝順位 ベストタイム 出走台数
第1戦 35 中村 仁 DNF - 45台
36 小林利徠斗 1位 1'45.907
中村は4位スタートから好スタートを決め、TGRコーナーでは2位を狙うポジションに付けたが、イン側から若干U/Sを出し、#5三井に接触、1周目でリタイヤとなってしまった。この接触に対し40秒加算のペナルティとなる。
ポールスタートの小林はスタートでもトップを守るが、TGRコーナーで複数台が接触の為ストップ。これによりSCが導入される。4周目にレースが再開されると小林は問題無くトップを守り、後続との差をドンドンと広げて行き、10秒以上の差を広げ独走で通算2勝目を挙げた。

第2戦 決勝/14Lap

2023年5月4日(木)

天候:晴れ/ドライ
気温:16℃/路温:24℃
ラウンド 車番 ドライバー 決勝順位 ベストタイム 出走台数
第2戦 35 中村 仁 1位 1'45.552 44台
36 小林利徠斗 3位 1'45.444
中村はこの日も4位スタートから好スタートを決め、TGRコーナーでは大外から3位に順位を上げて1周目を終えた。しかしダンロップコーナーでの中団グループの多重クラッシュが発生し、この日も1周目からSCが入る事となる。6周目のリスタート時に後ろの#6野村に上手く合せられTGRコーナーでかわされてしまうが、小林がオーバーランした事で3位をキープ。8周目に#6野村をかわして2位に上がり、トップの#5三井を追いかけたが差を詰める事ができずファイナルラップに入る。しかし、ここで#5三井にリスタート時のジャンプスタートの裁定が下された事で、通算2勝目を挙げた。
小林はスタートから1周目はしっかりとトップを守ったが、リスタート時に#5三井に最終コーナーから完璧に合わせられ、前に出られてしまう。これと争った小林はTGRコーナーでオーバーランし、一気に4位まで順位を落とす事となる。その後、抜く事はできなかったが、チェッカー時に前にいた3台は第1戦で走行距離の少ないタイヤの為、不利な状況だったが、離される事無くついていけた事は成長が見られるレースとなった。
  • 中村 仁(なかむらじん)

    #35 中村 仁

    今大会は、今シーズンを戦うのにあたって流れを作りたい大会でした。木曜、金曜と徐々に調子を上げる事ができ、土曜日、日曜日のレースに向けて良い準備ができていました。予選ではなるべく早めにタイムを出す事を意識しながらも、自分の場所を作ってアタックする事ができました。予選の組み立てとしては良かったと思いますが少し速さが欠けていた部分があり、グループ2番手という結果でした。Rd.1は4番手から好スタートを決め、3番手に上がり、1コーナーへ飛び込みましたが、自分のミスでクラッシュしてしまいリタイアという結果になってしまいました。初めてこのカテゴリーでのクラッシュ、リタイア、反省しています。Rd.2は完全に気持ちを切り替えてレースに挑む事ができました。4番手スタートから2番手でチェッカーを受けましたが、トップのペナルティーにより優勝となりました。正直、自分の力での優勝ではないので悔しいですが、チャンスを取りこぼさなかった事は良かったです。ポジティブな面もあったレースウィークだったので、次戦に繋げます。応援ありがとうございました。

  • 小林利徠斗(こばやしりくと)

    #36 小林利徠斗

    予選はスリップストリームを使ってタイムを出すのが富士では主流ですが、練習中から単独のタイムに自信があ った為、他車の影響を受けにくい単走を選びました。車のセッティングも良く、自分自身に集中し納得いくタイムを出せました。第1戦は、1周目から2位以降で大きなアクシデントがあり、完全に独走で走り切る事ができました。走行ペースも良く、2位争いに対して純粋な速さで勝てたので嬉しいです。第2戦は、第1戦で早々にリタイアしたタイヤの状態が良い選手が周りに多い中でのレースでした。スタートこそ良かったものの、セーフティーカー明けの再スタートで後方から詰められ、ブレーキ勝負でタイヤがロックしコースオフ、3ポジションダウンでした。その後もブレーキ勝負では、特にタイヤの差で苦しい展開でした。結果的に3位表彰台でしたが、接近戦の駆け引き面では課題が残りました。開幕戦から良い流れを掴めたと思うので、次戦以降も自信を持って走ります。関係者、応援して頂いた皆様ありがとうございました。

ポイントランキング[第2戦終了時点]

車番 ドライバー 順位 ポイント
35 中村 仁 2位 25
36 小林利徠斗 1位 40

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