モータースポーツ

FIA-F4 レースレポート

2018 FIA-F4選手権 第13-14戦/ツインリンクもてぎ

2018年のFIA-F4シリーズの最終大会となる第13-14戦がツインリンクもてぎで開催された。小高は逆転でのタイトルを狙い、小川はデビューイヤーの集大成とするべくレースを戦った。

第13戦-14戦 予選

2018年11月10日(土) ツインリンクもてぎ

天候:曇り/気温:17.0℃
路面:ウェット/路面温度:18.0℃
ラウンド 車名 車番 ドライバー 予選順位 ベストタイム 出走台数
第13戦

第14戦
FTRSスカラシップF4 1
36
1
36
小高一斗
小川颯太
小高一斗
小川颯太
8位
13位
7位
15位
2'09.924
2'10.489
2'10.018
2'10.964
32台

路面コンディションに悩まされた予選

  • ・練習では好調だった小高だが、コンディションとマシンのセッティングがマッチせず8位、7位と予想外の結果に留まった。
  • ・小川はスリックタイヤでコースインしたが、路面の水量が多く、開始10分でレインタイヤに交換して走行したものの、タイムを伸ばせず13位、15位となった。

第13戦 決勝

2018年11月10日(土) ツインリンクもてぎ

天候:晴れ/気温:24.0℃
路面:ドライ/路面温度:29.0℃
ラウンド 車名 車番 ドライバー 決勝順位 出走台数
第13戦 FTRSスカラシップF4 1
36
小高一斗
小川颯太
21位
8位
32台

順調に順位を上げ、小川はポイントを獲得

  • ・小高は1周目で5位まで順位を上げ、2周目に4位に上がった後、最終周の90°コーナーで3位に上がってチェッカーを受けたが、この時の追い越しが相手を押し出したとしてレース後30秒のペナルティを課され21位となった。
  • ・小川は3周でポイント圏内の10位まで順位を上げ、最終的に9位でチェッカ ーを受け、小高のペナルティにより8位となった。

第14戦 決勝

2018年11月11日(日) ツインリンクもてぎ

天候:晴れ/気温:13.0℃
路面:ドライ/路面温度:17.0℃
ラウンド 車名 車番 ドライバー 決勝順位 出走台数
第12戦 FTRSスカラシップF4 1
36
小高一斗
小川颯太
3位
24位
32台

小高は惜しくも3位でフィニッシュ

  • ・6位スタートの選手がスタート出来ず、スタートやり直しで1周減算のレースとなり、小高は6位スタートから順位を上げて行き、2位の選手とバトル中にクラッシュ車両の発生によるSC介入で3位でのチェッカーとなった。
  • ・小川は繰り上がりの14位スタートから1周で10位までポジションを上げ、その後も5位まで追い上げたが、SC中にエンジンの保護機能を作動させてしまい、ピットに戻りレースを終えることとなった。
  • 小高一斗【ドライバー】

    レースウィーク前の事前テストから調子が良く、このレースウィークのテストでもドライでもウェットでも調子は良い感じだった。予選はドライセットで行ったがなかなか路面が乾かず、また自分も途中で1度ピットに入ってセットを変えれば良かったが、30分間走り続けてしまい、タイムを伸ばせなかった点は反省しないといけないと思う。決勝レースでは第13戦、第14戦どちらもスタートは上手く出来、前半のうちに前に上がれて2レース目はラッキーで3位まで上がれたが、どちらもペースは凄く良かったので、予選でもっと上に居られたらと思う。決勝中の自分のバトルの仕方についても考え直さないといけない部分はたくさんあったので、成長してステップアップすることが出来たら良いと思う。
  • 小川颯太【ドライバー】

    今回の最終戦は自分の集大成として臨んだレースだったが、ドライは昨年走ったこともあって、完ぺきではないが自分の満足のいく走りが出来て後悔はない。ウェットではなかなか自分の改善すべき点を改善できないと言う点で、予選では後方順位からスタートすることになってしまった。決勝はドライで、第13戦はペースは悪くなかったが、自分の中途半端な気持ちでなかなかポジションアップが出来ないと言う状態だったが、その反省を活かして第14戦では、抜くところではしっかり抜けて、無理してしまったところもあったが、1年間やって来た事が出せて、最後にトラブルで終わってしまったが、そこまでは自分の全力を出して頑張ることが出来た。今は残念な気持ちはあるが、今回は自分のやるべきことが出来たかなと思っている。
  • 片岡龍也【アドバイザー】

    第13戦では小高は前を追いつめる展開で抜かないといけない中で、レースでの駆け引きの甘さが出て最終ラップまでもつれ込み、接触でペナルティをもらってしまったと言うのは、速さがあっただけに残念だった。小川に関しては、速さはあるがパッシングが出来ない弱さみたいなものが感じられたレースだった。2人とも第14戦のレースにかけて前日の反省点を活かした内容とはなったが、小高に関してはバトルの中での駆け引きなどスキルをつけて欲しいし、強くなって欲しいと思う。小川に関しては非常に頑張って追い上げていたが、トラブルによるストップと言う事で残念だった。今年1年に関しては思うようにいかないことが多いシーズンで最終戦もややそれを引きずる形だったかなと言う印象となった。

2018 FIA-F4選手権 第11-12戦/オートポリス

FIA-F4シリーズの第11-12戦が九州、大分のオートポリスで開催された。小高は何とかタイトルの可能性を最終大会に繋げるべく、小川は今回も初の表彰台を目指してレースを戦った。

第11戦-12戦 予選

2018年10月20日(土) オートポリス

天候:曇り/気温:14.0℃
路面:ドライ/路面温度:21.0℃
ラウンド 車名 車番 ドライバー 予選順位 ベストタイム 出走台数
第11戦

第12戦
FTRSスカラシップF4 1
36
1
36
小高一斗
小川颯太
小高一斗
小川颯太
2位
11位
2位
11位
1'51.569
1'52.296
1'51.630
1'52.347
26台

小高、惜しくもポールを逃す

  • ・小高はランクトップの選手を上回ったものの、伏兵が現れ両予選でポールを逃す2番手となった。
  • ・小川は初めてのオートポリスを攻略しきれず、両予選で11位と苦しい結果となった。

第11戦 決勝

2018年10月20日(土) オートポリス

天候:曇り/気温:18.0℃
路面:ドライ/路面温度:33.0℃
ラウンド 車名 車番 ドライバー 決勝順位 出走台数
第11戦 FTRSスカラシップF4 1
36
小高一斗
小川颯太
2位
9位
26台

小高2位、小川9位でフィニッシュ

  • ・小高はスタートで若干出遅ながらも2位をキープしたが、トップの選手を最後は追い詰めたものの2位でのフィニッシュとなった。
  • ・小川は1周目で8位まで順位を上げたが、残り2周で後続から追い上げた選手にかわされ9位でチェッカーを受けた。

第12戦 決勝

2018年10月21日(日) オートポリス

天候:晴れ/気温:11.0℃
路面:ドライ/路面温度:15.0℃
ラウンド 車名 車番 ドライバー 決勝順位 出走台数
第12戦 FTRSスカラシップF4 1
36
小高一斗
小川颯太
2位
12位
26台

小高は2戦連続2位でフィニッシュ

  • ・前日と同じく2位からスタートした小高は、序盤はトップの選手について行くが、徐々に強くなるアンダーステアに悩まされ、後半トップから離されて2位でのフィニッシュとなった。
  • ・小川はスタートでは10位のポジションをキープしたが、2周目と10周目にそれぞれ順位を落とし12位でのフィニッシュとなった。
  • 小高一斗【ドライバー】

    水曜日から走行をスタートしたが、持ち込みの状態は良く、自分も久しぶりのオートポリスにすぐ慣れることが出来て、3日間の練習で予選に向けて良いセットを見つけられた。しかし予選のアタックラップでは自分のミスもあり、ポールを獲ることが出来なかった。第11戦では自分の方がペースが良いと思い、ペースをコントロールして最後に逆転したかったが、上手く合わせることが出来なかった。第12戦はスタートでは前日より上手く行って菅波選手にそんなに離されることはなかったが、ペース的にじりじりと離されて行き、何も出来ずにただ走っていただけのレースになってしまった。第12戦に関しては、もっと車がこうなるだろうと言う予想が出来ていれば、このような結果にはならなかったと思うので、その辺も踏まえて最終戦は連勝したい。
  • 小川颯太【ドライバー】

    今回自分のレースの評価としては0点だが、準備としては宮田選手の車載とロガーで準備をしてきたが、それでも準備が足りなかったと言う事で悔しいが、今のままでは終われないので、もてぎでは必ず優勝出来るように誰にも負けないように努力してしっかりと準備をして行きたい。
  • 片岡龍也【アドバイザー】

    今回のレースは、予選は小高に関しては彼なりに良いアタックは出来て、ライバルである角田選手に対してアドバンテージはあったが、予選でいきなり伏兵の菅波選手にポールを獲られてしまった。レースで何とか逆転を狙いたかったが、小高も決してペースは悪くはなかったが、菅波選手のペースが良く今週末に関しては勝てなかった。しいて言えばもう少しスタートを決めて、プレッシャーを与えたかった。今週は予選でのポジションが流れを作ってしまったと思う。決して悪いレースではなかったが、見せ場もない週末となってしまった。小川に関しては練習からスピード不足で、コースを攻略することが出来ず、予選でもタイムを出し切れなかった。決勝では前に食らいついていくレースを見せて欲しかったが、タイヤの使い方なのか乗り方なのかレースペースも悪く、前から離され角田選手とのバトルではバトルでの経験不足、弱さも感じられる、まだまだかなと言う週末になってしまった。

2018 FIA-F4選手権 第9-10戦/スポーツランドSUGO

FIA-F4シリーズの第9-10戦が初秋の東北、スポーツランドSUGOで開催された。小高は前大会の優勝からさらに差を縮めて最終盤のタイトル争いに向かうために、小川は今回も初の表彰台を目指してレースを戦った。

第9戦-10戦 予選

2018年9月15日(土) スポーツランドSUGO

天候:曇り/気温:21.0℃
路面:ドライ/路面温度:23.0℃
ラウンド 車名 車番 ドライバー 予選順位 ベストタイム 出走台数
第9戦

第10戦
FTRSスカラシップF4 1
36
1
36
小高一斗
小川颯太
小高一斗
小川颯太
6位
9位
6位
8位
1'24.234
1'24.479
1'24.302
1'24.537
27台

苦戦を強いられた予選

  • ・小高は予選までの練習でも苦戦を強いられる中で予選を迎えたが、自身の状態とマシンの状態を合わせ切れず両方で6位と苦しい予選となった。
  • ・小川も小高と同様、事前の練習から状態が上がらず9位、8位と苦しい中で予選を終えた。

第9戦 決勝

2018年9月16日(日) スポーツランドSUGO

天候:曇り/気温:22.0℃
路面:ハーフウェット/路面温度:26.0℃
ラウンド 車名 車番 ドライバー 決勝順位 出走台数
第9戦 FTRSスカラシップF4 1
36
小高一斗
小川颯太
5位
8位
27台

ウェットレースで1つ順位を上げフィニッシュ

  • ・小高はレインタイヤでのスタートとなったレースで、中盤以降ペースを上げるも、序盤のペースに苦しみ1台の脱落による1つの順位アップでレースを終えた。
  • ・小川は好スタートで、一気に小高の後ろの6位まで順位を上げたが、終盤ペースが鈍り8位でのフィニッシュとなった。

第10戦 決勝

2018年9月16日(日) スポーツランドSUGO

天候:晴れ/気温:22.0℃
路面:ドライ/路面温度:26.0℃
ラウンド 車名 車番 ドライバー 決勝順位 出走台数
第10戦 FTRSスカラシップF4 1
36
小高一斗
小川颯太
6位
10位
27台

全体的なスピード不足で上位入賞を逃す

  • ・ドライコンディションとなったレースで、小高はマシンバランスが向上し、前の車両より速さがあることが伺え、何度か攻略にチャレンジするが、途中数周の黄旗もあり、オーバーテイクは出来ず、スタートポジションの6位でレースを終えた。
  • ・小川もスタートではポジションをキープしたが、その後の混戦の争いの中で、一気に2台にかわされ10位でのフィニッシュとなった。
  • 小高一斗【ドライバー】

    今回は、予選までに4本しか公式練習がない中で、走り出しからセットアップと自分を合わせることが出来ず、予選に向けてどうすれば良いのか分からない中で予選を迎えてしまった。それで迎えた予選は両方とも6位になってしまい、第9戦の決勝では、周りに対して大きく足りない部分もあり、ドライよりは抜けるチャンスがあるレースだったと思うが、前に離されてしまいすごく悔しいレースとなった。第10戦は予選からもっと曲がる方向のセッティングにして車の状態は良くなり、前よりもペースも良かったと思うが、途中黄旗もあり引かなければならないなど、ついていなかった部分もあるが、ここに来るまでの準備が足りなかったことも身に染みたので、次のオートポリスではしっかり準備をして1つでも前の順位でフィニッシュ出来るように日頃の生活から考えて臨みたい。
  • 小川颯太【ドライバー】

    今回のレースは今までで一番悔しい結果となったが、初日からレースに向けて自分の伝えたいことを上手く伝えられずに、自分の思った方向に車を持っていけなかったことが、この結果に繋がったと思う。しかし、予選でのマシンのバランスはそれほど悪くなかったが、1周をまとめることが出来なかったことが予選で前に行けなかった原因だと思う。決勝ではアンダーステアをどのように自分で曲げて行くかと言う自分の課題が克服出来なかったので、次のオートポリスではイメージをしっかり持ってシミュレーターなども使ってしっかり準備をして行きたい。
  • 片岡龍也【アドバイザー】

    今週は事前の練習からライバルである角田選手に差を付けられていた部分もあり、小高に関してはそれを埋めるべく色々なトライをしてみたが、逆にドライビングとセットアップがマッチングせず悩むような場面もあり、なかなか決まらない状態で予選を迎え、そこでスピードを発揮できなかったことでレースは苦しい位置からのスタートとなった。第9戦ではウェットレースとなったが、そこでの対応力が少し足りなかったのか、後半こそペースが上がったものの序盤は苦労したレースとなった。第10戦に関しては、やはりスタートポジションが響き、前を追いつめたものの抜くには至らずと言う事で、やはり全体的なスピード不足と言うのが影響したレースだったかなと思う。小川に関しては、車のセットアップに関する能力と言うところで、週末を通して色々トライしていたが、ドライビングから感じ取るものとセットアップがなかなか上手く進まず、タイムが伸びないと言う中で予選を行い、第9戦、第10戦ともに後方からそのポジションでそれなりにはレースをしていたが、いまいち前を攻め立てるスピードもなく、やはり全体的なスピード不足を感じるレースになってしまったかなと思う。

2018 FIA-F4選手権 第7-8戦/富士スピードウェイ

FIA-F4シリーズの第7-8戦が、今季2度目となる富士スピードウェイで開催された。前戦と同様に小高は今季の初優勝、小川は初の表彰台を目指して真夏のレースを戦った。

第7戦-8戦 予選

2018年8月4日(土) 富士スピードウェイ

天候:晴れ/気温:29.0℃
路面:ドライ/路面温度:35.0℃
ラウンド 車名 車番 ドライバー 予選順位 ベストタイム 出走台数
第7戦

第8戦
FTRSスカラシップF4 1
36
1
36
小高一斗
小川颯太
小高一斗
小川颯太
2位
8位
2位
7位
1'45.595
1'45.981
1'45.664
1'46.010
34台

小高は2戦ともにフロントローからのスタート

  • ・小高は予選までの練習走行で4セッション中3度のトップタイムをマークし、ポールの最有力だったが、上手くスリップを使った名取選手にWポールを取られ、両レースで2番手となった。
  • ・小川は練習では3番手など上位に迫るタイムをマークしていたが、予選では上手くまとめることが出来ず8位、7位に留まった。

第7戦 決勝

2018年8月4日(土) 富士スピードウェイ

天候:晴れ/気温:33.0℃
路面:ドライ/路面温度:49.0℃
ラウンド 車名 車番 ドライバー 決勝順位 出走台数
第7戦 FTRSスカラシップF4 1
36
小高一斗
小川颯太
1位
4位
34台

小高が今季初優勝、小川は自己ベストの4位でフィニッシュ

  • ・小高はスタートでポールの名取選手をかわしてトップに立つが、オーバーステアでペースが悪く9周目に一旦2位に落ちるが、10周目に再びトップに立ち、そのまま今季初優勝を果たした。
  • ・小川はアンダーステアに苦しむも、着実に順位を上げて行き、最後は5/100秒表彰台に届かなかったが、自己ベストの4位でチェッカーを受けた。

第8戦 決勝

2018年8月5日(日) 富士スピードウェイ

天候:晴れ/気温:26.0℃
路面:ドライ/路面温度:34.0℃
ラウンド 車名 車番 ドライバー 決勝順位 出走台数
第8戦 FTRSスカラシップF4 1
36
小高一斗
小川颯太
1位
5位
34台

小高が2戦連続でトップチェッカー

  • ・小高は5周目に一旦3位に順位を落とすが、マシンバランスが良く13周目にトップに立つとそのままこの週末の連勝を果たした。
  • ・小川は、序盤5位に順位を上げた後に、一旦7番手まで順位を落とすが、そこから再び順位を上げ最後は5 位でのフィニッシュとなった。
  • 小高一斗【ドライバー】

    富士のレースで2連勝出来て安心している。前回の富士では決勝のペースが良くなかったが、事前テストなどで良いセットを見つけることが出来、調子が良い状態で入れたので、予選までの練習でも調子が良くてそれが結果に結びついたと思う。あと3大会6レースあるが、まだ2勝しかしていないのでシリーズポイントを考えても安心出来る状況にはなっていないので、最後まで気を引き締めて行きたいと思う。
  • 小川颯太【ドライバー】

    前回の富士の時よりはだいぶ良くなったが、両レース共にまだ自分に足りない部分が有って、気温が高くなった時のタイヤマネージメントがそれだと思う。第8戦では車のバランスは良かったが、また違う部分で改善すべき点が出てきてしまったが、次回以降に繋がるレースになったと思うので、必ず次は表彰台、そして優勝を目指して頑張りたい。
  • 片岡龍也【アドバイザー】

    今回のレースは第7戦、第8戦ともに小高は勝ち、小川も追い上げるレースと言うところでは良かったと思う。第7戦では小高も頭を使った力強いレース展開の中で勝利を収め、小川も前の混戦を冷静に見て隙が出来た瞬間に追い上げて自己最高位の4位でフィニッシュ出来たことは良かった。だが、逆に第8戦に関しては、小高はバトルの中で無駄のある争いが多く、もう少し楽に勝てたところを、自分で招いた苦しい展開の中での優勝となった。その中で勝てたと言う事は良かったし、勝てたことで良い経験をしたとも言えるが、まだまだ伸びしろがあるのかなと思う。小川は第7戦でタイヤを使ってしまったため、第8戦ではペース的に苦しい部分もあったが、前が混乱で詰まった時にはワンチャンスをものにして順位を上げたりは出来ていたが、第7戦ほどのパフォーマンスはなかったかと思う。ただ、それでも5位で終われたと言う事で、今回の富士に関してはアベレージの高い内容だったのかと思う。

2018 FIA-F4選手権 第5-6戦/鈴鹿サーキット

FIA-F4シリーズの第5-6戦が、GWの富士スピードウェイから1週間のインターバルをおいて鈴鹿サーキットで開催された。小高は今季の初優勝、小川は初の表彰台を目指してレースを戦った。

第5戦-6戦 予選

2018年5月19日(土) 鈴鹿サーキット

天候:晴れ/気温:21.0℃
路面:ドライ/路面温度:24.0℃
ラウンド 車名 車番 ドライバー 予選順位 ベストタイム 出走台数
第5戦

第6戦
FTRSスカラシップF4 1
36
1
36
小高一斗
小川颯太
小高一斗
小川颯太
2位
11位
2位
13位
2'06.930
2'07.665
2'07.048
2'07.867
35台

小高は2戦連続フロントローからのスタート

  • ・小高はポールの角田選手には届かなかったが、2戦ともに2番手でフロントローからのスタートを獲得した。
  • ・小川は練習では4番手など上位に迫るタイムをマークしていたが、予選では上手くまとめることが出来ず共に10位以下から巻き返しを図ることになった。

第5戦 決勝

2018年5月19日(土) 鈴鹿サーキット

天候:晴れ/気温:21.0℃
路面:ドライ/路面温度:35.0℃
ラウンド 車名 車番 ドライバー 決勝順位 出走台数
第5戦 FTRSスカラシップF4 1
36
小高一斗
小川颯太
2位
9位
35台

小高2位、小川9位でチェッカー

  • ・小高はスタートで出遅れ3位に順位を落としたが、最終ラップのシケインで2位を取り戻してチェッカーを受けた。
  • ・小川は決勝のセッティングで良いバランスにならず、苦しいレースとなったが9位でポイントを獲得した。

第6戦 決勝

2018年5月20日(日) 鈴鹿サーキット

天候:晴れ/気温:16.0℃
路面:ドライ/路面温度:22.0℃
ラウンド 車名 車番 ドライバー 決勝順位 出走台数
第6戦 FTRSスカラシップF4 1
36
小高一斗
小川颯太
2位
9位
35台

小高は3戦連続の2位でチェッカー

  • ・小高はスタートでポールの角田選手をかわしてトップに立つが、4周目に逆転され2位になった直後に後方で多重クラッシュが起こり、そこからセーフティカー先導でのチェッカーとなり、3戦連続の2位でレースを終えた。
  • ・小川は、集団の中でのレースとなり、2周目に順位を1つ上げて12位となり、前方の多重クラッシュで順位を上げ、前日に続く9位でのフィニッシュでポイントを追加した。
  • 小高一斗【ドライバー】

    事前テストの時から調子は悪くなく、レースウィークに入ってからも若干負けてはいたが、富士の時よりは戦えるところまで車のレベルは持ってこられていたが、予選では負けてしまい両方2番手だった。第5 戦の決勝ではスタートで失敗してしまい、第6戦ではスタートで成功してトップに立ったがその後のペースが良くなく抜かれて、そのままSCが入ってレースが終わってしまい、不完全燃焼で終わることになりすごく悔しい思いがある。次回は時間が空くので、しっかり自分が出来ることをやって、次からは勝ち続けて行かないと追い付けないので頑張って行きたい。
  • 小川颯太【ドライバー】

    今回木曜、金曜と着実にタイムを上げ、順位も上がってきたが、そこから予選では失敗したこともあって両方10位以下で、決勝も両方9位で終わってしまった。確かに反省すべきところはあったが、次に繋がる課題はたくさん出たので次の富士では必ず優勝を目指して頑張りたいと思う。
  • 片岡龍也【アドバイザー】

    今回予選に関しては、小高は出せるタイミングでタイムは出せたかなと思う。まだ角田選手に届いていない部分はあるが、今週出せる力は出せたのではないかと思う。小川はタイヤのピークを過ぎたところでのベストタイムだったので、今後はタイヤの良い時にタイムを出せるようなタイヤの温め方であったり、コンセントレーションの作り方を教えられれば良いかなと思う。レースでは第5戦では小高はスタートで奇数グリッドだったこともあって若干不利だったのかと思うが、3番手に落ちてから最初のチャンスでは抜けず、最終的に抜けたので良かったが、あのあたりの精度を上げてもらいたい。小川は予選からマシンのセットアップを決勝に向けて仕上げられなかったが、コメントも含め本人としてはトライをしたいようであったが、マシンのバランスがオーバーステアで苦しかったと言う事で、集団の中で走るだけのレースになってしまったので、もう少し戦えるようにしてもらいたかった。第6戦では、小高は前日のスタートを反省して集中したことで100点満点のスタートが出来て、コールドタイヤの時の逃げは意地の伝わる良いレースだったが、やはりペース的にちょっと辛くて抜かれてしまい、その直後にペースカーが入ってしまった。スピードはまだ足りなかったが、今週出来ることは出来たレースだったかなと思う。小川はこちらのレースでも集団に埋もれて、パフォーマンスははっきり確認出来なかったが、スタートやコールドタイヤの使い方などさらに慣れていってもらいたいと思う。

2018 FIA-F4選手権 第3-4戦/富士スピードウェイ

FIA-F4 シリーズの第3、4戦が、GWの富士スピードウェイで開催され、今大会よりチャンピオンゼッケンの1号車を小高一斗がドライブし、2台体制でレースに挑んだ。

第3戦-4戦 予選

2018年5月3日(木) 富士スピードウェイ

天候:曇り/気温:19.0℃
路面:ウェット/路面温度:19.0℃
ラウンド 車名 車番 ドライバー 予選順位 ベストタイム 出走台数
第3戦

第4戦
FTRSスカラシップF4 1
36
1
36
小高一斗
小川颯太
小高一斗
小川颯太
6位
15位
5位
15位
2'01 038
2'02 731
2'01 173
2'03 438
32台

第3戦、第4戦 予選

  • ・1年半ぶりの復帰レースとなった小高は、練習では徐々に感覚を取り戻し、トップに近いタイムをマークしていたが、この週末初めてのウェットコンディションとなった予選でタイムを伸ばせなかった。
  • ・小川もウェットコンディションの中でタイムを伸ばせず15位、16位と言う予想外の順位で予選を終えることとなった。

第3戦 決勝

2018年5月4日(金) 富士スピードウェイ

天候:晴れ/気温:24.0℃
路面:ドライ/路面温度:36.0℃
ラウンド 車名 車番 ドライバー 決勝順位 出走台数
第3戦 FTRSスカラシップF4 1
36
小高一斗
小川颯太
3位
11位
32台

第3戦 決勝は小高3位、小川11位

  • ・朝の予選から一転、ドライコンディションとなった決勝レースで、小高はスタートで4位に順位を上げ、2周目に3位に上がり、復帰レースで表彰台に上がってみせた。
  • ・小川はレース中に電気系のトラブルに悩まされ、シフトやエンジンに問題が出る中、ペースを上げることが出来ず、入賞まであと1つの11位でチェッカーを受けた。

第4戦 決勝

2018年5月4日(金) 富士スピードウェイ

天候:晴れ/気温:16.0℃
路面:ドライ/路面温度:22.0℃
ラウンド 車名 車番 ドライバー 決勝順位 出走台数
第4戦 FTRSスカラシップF4 1
36
小高一斗
小川颯太
2位
21位
32台

第4戦 決勝は小高2位、小川21位

  • ・小高は1周目、ポジションキープの5位だったが、2周目に4位に上がり、終盤4台での2位争いに競り勝ち、前日より1つポジションを上げる2位で連日の表彰台に上がった。
  • ・小川は前日のトラブルが解消し、16番手スタートから1周目で10位まで上がると、その後バトルの中で一時7位まで順位を上げ、8位でチェッカーを受けたが、オーバーテイクの際のペナルティで21位に降格となった。
  • 小高一斗【ドライバー】

    優勝するつもりでサーキットに入ったが、初日から調子はあまり良くはなく、やはり予選でも決勝でももう1つ上手く行かなかったが、その中でも今回自分が出来ることは最低限出来たのではないかと思い、その部分は良かったかと思う。とは言え、自分が思っていた目標とはだいぶ違う結果となったので、次の鈴鹿に向けて色々と改善して行かないといけないと思う。
  • 小川颯太【ドライバー】

    今回は予選が雨と言う事で上手く自分の走りが出来ず15位、16位と言う結果になり、第3戦の決勝では何とか追い上げようと思ったが、トラブルもあり11位で終わってしまった。第4戦は自分の走りと言うものは出来たのではないかと思うが、自分の判断ミスからペナルティを受ける結果となってしまった。7月にもう1度富士があるので同じミスをせず、今の課題を克服できれば次はトップ集団でレースが出来ると思うので頑張りたい。
  • 片岡龍也【アドバイザー】

    小高の方は久々の実戦ではあったのだが、持ち前の速さを見せてくれたレースウィークだったのかと思う。ただ、開幕から速さを見せている角田選手がやはり1枚上手だったかなと言うのはあるが、差としては僅かなものなので、次までにその差を埋めて行ければと思うし、レース中の荒れた展開の中で落ち着いていて、特に第4戦では4位走行から最終的には2位まで上げたと言うことは、年数を重ねて来た落ち着きが見られ頼もしさを感じた。小川に関しては、やはり一発の速さが予選から足りないかなと言うところがあり、その辺が出てくるとレースラップ自体は、他のトップグループと比べてもそれほど遜色がある訳ではないので、スターティンググリッドが良ければ良いレースが出来るのかなと思う。所々の競り合いでは競り負けずに争っていた部分もあった。とは言え、もう少し頑張ってもらいたいなと言うのはあったし、どちらかと言うと練習から予選と言うところに課題が大きく見て取れたので、今シーズン残りのレースで何としてもそのあたりの課題を克服させたい。

2018 FIA-F4選手権 第1-2戦/岡山国際サーキット

4年目を迎えた2018年のFIA-F4 シリーズの開幕戦に、
シーズンフル参戦デビューとなった小川颯太が挑んだ。

第1戦-2戦 予選

2018年4月7日(土) 岡山国際サーキット

天候:曇り/気温:8.0℃
路面:ハーフウェット/路面温度:10.0℃
ラウンド 車名 車番 ドライバー 予選順位 ベストタイム 出走台数
第1戦
第2戦
FTRSスカラシップF4 36 小川颯太 8位
7位
1'34 610
1'35 296
30台

第1戦、第2戦 予選

  • ・ハーフウェット路面をスリックタイヤで走行。
  • ・2度の赤旗が出て時間短縮となった難しい予選で、両方の予選でシングルポジションを獲得する。

第1戦 決勝

2018年4月7日(土) 岡山国際サーキット

天候:曇り/気温:10.0℃
路面:ドライ/路面温度:17.0℃
ラウンド 車名 車番 ドライバー 決勝順位 出走台数
第1戦 FTRSスカラシップF4 36 小川颯太 5位 30台

第1戦 決勝は5位

  • ・小川はポジションキープで1周目を終えた。
  • ・8位走行から11周目に他車のペナルティで7位、12周目に2台をかわして5位でレースを終えた。

第2戦 決勝

2018年4月8日(日) 岡山国際サーキット

天候:晴れ/気温:9.0℃
路面:ドライ/路面温度:13.0℃
ラウンド 車名 車番 ドライバー 決勝順位 出走台数
第2戦 FTRSスカラシップF4 36 小川颯太 6位 29台

第2戦 決勝は6位

  • ・7位スタートから6位と1周目に1つポジションを上げた。
  • ・序盤はペースが上がらず後続につかれるが、中盤以降ペースを上げ前との差を詰め6位でフィニッシュ。
  • 小川颯太【ドライバー】

    初めての岡山と言う事でなかなか上手く行かないところもあって、2回のクラッシュもあり、精神的につらい部分もあったが、レースでは何とか落ち着いて2戦とも入賞することが出来たので、次のレースからはもっと頑張ってさらに上位を目指したい。
  • 片岡龍也【アドバイザー】

    今年からのレギュラー参戦の初戦としては、今本人が持っている力は出せたのかなと思う。2回のスタートでもミスなくこなしたが、タイヤが冷えている時のタイム、温まってからのタイムもまだまだ上げて行かなければならないなど課題も見えたレースだった。ただ隙のある時に前を抜くなど素質を持っていることも確認できたので、しっかりと育成して行きたい。

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