-
今回は爽快な走りとサウンドを楽しめる、クラウン アスリートにピッタリのメニューです。
▲クリックして拡大
-
120φのオーバルテールは、ステンレスSUS304材採用でピカピカに輝いています! ▲クリックして拡大
-
交換するのはリヤピース。パイプ径は音とトルクフルな走りを追求した60φに設定。
▲クリックして拡大
-
ECUの書き換えには専用のデータアダプターを使用。作業時間は約30分。すぐに違いを体感できます! ▲クリックして拡大
-
GRS184クラウンのECUはエンジンルーム、左ヘッドライトの後ろにセットされています。
▲クリックして拡大
こんにちは、メカニックの八重樫です! 今回は走りを楽しくするメニュー、マフラーとコンピューター(ECU)をレポート。アクセルワークでの速さや爽快感を味わいたいオーナーさん、注目のカスタマイズですよ!
まずはマフラーから。チョイスしたのは、車両のキャラクターに応じた車種別専用設計がウリとなるトムスの『エキゾーストシステム・トムスバレル』。クラウン アスリートは、高級セダンのスポーツバージョンという位置づけですよね。となると、クラウンの品格に見合ったルックスと音質、そしてスポーツ性能の向上が求められます。その点、この『トムスバレル』は美しく輝く120φのオーバルテール、重低音ながら耳障りなノイズが一切ないサウンド、俊敏な吹け上がりとフラットなトルク特性という、クラウン アスリートオーナーの要望をすべて叶えてくれる1本なんです。
ちなみに、近接排気音は純正マフラーが81dBなのに対し、たったプラス1dBの82dB。アイドリングや低回転域では静かなのに、アクセルを踏み込むと重低音を奏でてくれるんです。
つづいては、クルマにおける頭脳となるECU。トムスの『チューニングコンピュータ T.E.C.II dmt』は、純正ECUを書き換えることでクルマ本来の性能を引き出すことができます。
現在のクルマは、ほとんどの部分がECUで制御されているのですが、純正では安全マージンをじゅうぶんに取っているため、けっこうロスしているところが多いんですよね。そこで、燃料マップや点火時期を最適化し美味しいところにセッティング。すると、パワーの向上や燃費の改善が期待できるというわけです。ECUのチューニングというと、ちょっとハードなイメージがあるかもしれないですが、実際にはほかの部分がまったくのノーマルでも、お薦めしたいメニューです。もちろん、エアクリーナーやマフラーといった吸排気系をチューニングすれば、より大きな効果を得られますよ。
また『T.E.C.II dmt』では、スピードリミッターの解除と電子スロットルのリニア化も同時にできるのが特徴となります。とくに電子スロットルのリニア化によるアクセルレスポンスのアップは特筆もの! ATをパワーモードにすると、さらにダイレクトなスロットル開度になって、発進時にはちょっと気をつけないといけないぐらい、それほど違いは明確なんです。
なお、
Vol.02で紹介した『アクセルスロットルコントローラーL.T.S.』との併用はできませんので注意してください。アクセルレスポンスだけを求めるのであれば『アクセルスロットルコントローラーL.T.S.』、それに加えて全体的なポテンシャルアップを望むのであれば『T.E.C.II dmt』を選択するのがベストですね。