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今回のボディ補強は、走りを重視したクラウン アスリートだからこそのお薦めメニューでもあります。 ▲クリックして拡大
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GRS184用の『アッパーパフォーマンスロッド』は、ちょっとゴツめ(笑)。ドレスアップにも◎です。 ▲クリックして拡大
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ストラットタワー部のカバーを装着するときは、バーが通るところをカットする必要があります。 ▲クリックして拡大
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写真は『サスペンションメンバー強化ブレース フロント』。メンバーの前後に強化ブレースを追加します。 ▲クリックして拡大
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リヤの純正メンバーブレースは左右に1本ずつしかないのですが、それを3本ずつに増やします。 ▲クリックして拡大
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リヤサスペンシションから中央部にかけて、ハコ状に補強するのが『ロアボディ強化ブレース』。見た目も効果も大!
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こんにちは、メカニックの八重樫です! 今回レポートするのは、トムスが得意とするボディ補強パーツ。なぜトムスが補強パーツに力を入れているかというと、ボディに無駄な“よじれ”や“歪み”があると、サスペンションやタイヤなど、足まわりの性能を100%発揮することができないからなんです。今後はホイールや車高調のメニューも予定していますので、それに備えるためにも、今回はしっかりしたボディへとビルドアップさせたいと思います。
まず補強パーツのなかで、もっともメジャーなのがストラットタワーバーですね。これは左右のストラットタワーを1本の棒でつなぐことで、主にコーナリング時のボディのよじれを抑えるパーツ。とくにハンドリングへの影響が大きいフロントに装着することが多く、トムスでは『アッパーパフォーマンスロッド』としてリリースしています。
続いてのパーツは、トムスの『サスペンションメンバー強化ブレース フロント&リヤ』と『ロアボディ強化ブレース』。アッパーパフォーマンスロッドがサスペンション上側に装着するのに対し、これらのアイテムは下側に装着。効果としては『アッパーパフォーマンスロッド』と基本的には同じと考えてOKです。ただ、アームといった足まわりの可動部分に近い場所への装着になること、また純正で装備されているブレースよりも太く、場所によっては純正で装備されていない部分にバーを追加することになるので、その効果はより大きくなるんです!
数ある補強パーツのなかでもトムスが強化ブレースにこだわっている理由は、そこにあるんですね。
さて、これらの補強パーツを装着してのインプレッションですが、いちばんポイントとなるのは高速走行時の安定感が増したことです。ボディ剛性が上がったことにより、レーンチェンジやブレーキング時などに明らかな差を感じましたからね。
クラウンという車格を考えると、高速クルージングでフラフラというか、フワフワというか、とにかくドライバーを不安にさせるような乗り味は似合わなですよね。でも実際のところは、その不安定さを感じたことがあるドライバーさんも多いのではないでしょうか? 今回の補強メニューは、そんな不安要素を取り除いてくれるはずですよ。
また、ハンドリング性能が向上するのもこのカスタマイズの魅力のひとつ。ダイレクト感が増すステアリングフィールは、アスリートとしてのスポーティさをさらに引き上げてくれます。クラウン アスリートのオーナーさんにこそ、試して欲しいメニューですね。