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右手に持っているのがフロント、左手で持っているのがリヤ用になります。
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フロントの強化ブレースは、指で差した部分を連結します。純正は何もないんですよね。 ▲クリックして拡大
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フロントは張り具合を調節できるターンバックル式。もっとも効果的な張りに合わせます。 ▲クリックして拡大
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こちらはリヤの強化ブレース。ハコで補強することで、大幅な剛性アップを実現します。 ▲クリックして拡大
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ブッシュ部分のボルト&ナットは、タイヤの下にある“やぐら”に載せて1G状態で締め付けていきます。 ▲クリックして拡大
こんにちは、メカニックの八重樫です! ボディ補強パーツ編の第2弾は『サスペンションメンバー強化ブレース フロント』と『ロアボディ強化ブレース リヤ』をレポートします。これは前回の『アッパーパフォーマンスロッド』がボディ&サスペンションの上側を補強するのに対し、下側を補強するためのパーツになります。フロア下を覗き込まないと見えない強化ブレースは、エンジンのドレスアップ効果もある『アッパーパフォーマンスロッド』に比べると、ちょっと地味なカスタマイズですが、サスペンションまわりの剛性アップにはかなり効果的なんですよ。そんな理由もあって、トムスではフロア側の補強パーツ、強化ブレースに力を入れています。
さて、それでは取り付けです。フロントは左右のロアアームの付け根をつなぐように装着。純正では何もないところにバーを追加するかたちになるので、装着後の効果は期待できそうですね。
リヤはフロントと違い、台形の大きなものと1本のバーを装着します。リヤにはフロア中央部分と、左右にアームとボディを連結する補強バーが純正で備わっていますが、どちらも小さくて見るからに頼りなさそう。その点『ロアボディ強化ブレース リヤ』はハコ型のバーでしっかり補強しますから、剛性アップ間違いナシって感じです。
ただ、アームの取り付けボルトを抜き取る必要があるので、リフトアップしないと作業は困難です。また、ボルト&ナットを締め付けるときは1G状態、つまりクルマが路面に着地した状態でボルトを締めるのがポイント。アーム類のブッシュはゴム製のため、1G状態で締め付けないとクルマをリフトから降ろしたとき、ブッシュがねじれてしまうんです。サスペンションを積極的に動かすためにも、1G状態でボルト&ナットを締める! これ、トムススピリットのこだわりです。
さて、前後の強化ブレース装着後に走行してみると‥‥!! ステアリングフィールが格段にアップ! それに、高速走行時の安定感も良くなり、ボディがカッチリとしたように感じました。前回装着した『アッパーパフォーマンスロッド フロント』との相乗効果もあってか、よりシャープなハンドリングになりましたね。
強化ブレースは普段見えないパーツなので、ちょっと地味なイメージですが、やっぱり効果が大きいことをあらためて実感。みなさんも、是非お試しください。