TOM'S SPIRIT

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Super Taikyu Race Report

2023.5.15

第1戦 SUZUKA S耐 / 鈴鹿サーキット

矢吹選手→坪井選手→松井選手→河野選手の順番で走り、3位

公式予選

2023年3月18日(土) / 天候:晴れ / 路面:セミウェット → ドライ

Result
  • 矢吹 久
    クラス順位:7位
    ベストタイム:2’24.764
  • 松井 孝允
    クラス順位:1位
    ベストタイム:2’20.712(予選ベストタイム)
  • 河野 駿佑
    クラス順位:2位
    ベストタイム:2’23.246
  • 坪井 翔
    クラス順位:1位
    ベストタイム:2’21.585
  • < 車番:86 >

スーパー耐久シリーズ第1戦は、鈴鹿サーキットにて予選はGr-1、Gr-2、Xに分けられ、決勝は5時間レースが開催された。TOM’S SPIRITの参加するST-4クラスはGR86が6台、TOYOTA86が1台、ロードスターが1台、合計8台が参加した。
今シーズンよりAドライバーはジェントルマン/アマチュアドライバーに制限された(※経歴などでハンディキャップが設定される)。
Aドライバー、Bドライバーが予選で記録したベストタイムの合算で決勝のグリッドは決定する。
ST-4クラスは参加台数が8台に増え激戦が予想される。
雨による路面コンディションの関係で今大会の予選はBドライバーから行われた。路面の状況を確認しつつ松井選手は徐々にペースを上げながらアタックをし、5周目に2’20.712のトップタイムをマークして予選を終えた。
Aドライバーは今シーズンよりチームに加入した矢吹選手。初めての予選は6周目に昨日迄の自己ベストを3秒近く更新するスーパーラップを決め2’24.764をマークして7位。Aドライバー、Bドライバーの合算では4位で明日の決勝に挑むことになった。
Cドライバーの河野選手、2019年以来チームに戻ってきたDドライバー坪井選手は明日の決勝に向けてバランスの確認を行った。

  • 矢吹 久(Aドライバー)
    鈴鹿自体の走行経験が少ないのですが練習走行から予選と毎日他の3人にアドバイスをいただき、ついていくまではまだ行ってませんがなんとなく走れるようなものを掴んだきたような気ががするので、明日の決勝は安全に少しでも良いタイムでバトンを繋げるように頑張ります。
  • 松井 孝允(Bドライバー)
    路面が乾きつつすごく難しいコンディションでしたが車のバランスも良くしっかりとまとめ切ることが出来ました。矢吹選手も自己ベストを3秒も更新してのすごく良い形で予選を終えることが出来ました。明日の決勝に向けて良い準備が出来たと思うので楽しみです。
  • 河野 駿佑(Cドライバー)
    予選では矢吹選手の練習からの大幅なタイム更新があり、また松井選手は本当に速いタイムで決勝は4番手からのスタートですが、僕らCドラDドラも含めて明日に向けた準備がしっかり出来たと思います。まずは力を合わせて開幕戦なので完走を目指して、そして勿論レースなので優目指してしっかり戦います。
  • 坪井 翔(Dドライバー)
    松井選手が難しいコンディションの中トップで戻ってきてくれたので非常に頼もしい予選でした。矢吹選手は前日から3秒も上がるという予選を見せてくれて、A/Bドライバー共に頑張ってくれてチームの士気が上がる予選だったと思います。C/Dドラはそれそれ決勝に向けたアジャストをしていい形で準備が出来ているので決勝が楽しみです。4番手スタートからしっかり勝てるように頑張ります。
  • 三塚 隆チーム代表 / 監督
    今年度よりAドライバーにジェントルマンドライバーを登録しなければいけないレギュレーションになりました。Aドラ(矢吹選手)、Bドラ(松井選手)の合算タイムでグリッドが決まります。矢吹選手は木曜日から走り込みを開始してどんどんタイムを上げていき、予選では2’24.764まで来ました。松井選手は完璧な予選で2’20.712のトップタイムを出すことが出来ました。Aドラ、Bドラの合算ではクラス4位でした。河野選手、坪井選手は最終のバランス確認を行いました。

決勝

2023年3月19日(日) / 天候:晴れ / 路面:ドライ

Result
  • 【 クラス順位:3位 】
  • 矢吹 久
    ベストタイム:2’27.976
  • 松井 孝允
    ベストタイム:2’23.181
  • 河野 駿佑
    ベストタイム:2’24.323
  • 坪井 翔
    ベストタイム:2’23.109(ファステストラップ)
  • < 車番:86 >

19日(日)決勝は11時45分に5時間レースのスタートが切られた。
今シーズンよりAドライバーに対して最低義務周回数(時間)が設定された。5時間レースの場合は25%以上と定められている。
20L以上給油する場合はピット入口から出口までを100秒以上で通過しなければならないルールになっている。
クラス4番手からスタートした矢吹選手は順位は落としたものの安定したラップを刻み28周を走行し2番手の坪井選手にバトンを繋いだ。
クラス7位でバトンを受け取った坪井選手が猛烈な追い上げを見せて2位までポジションを上げて松井選手に交代をした。
松井選手も速いペースで走行を続けていたがSCが出たタイミングで作戦を変更してライバルに合わせて早めに河野選手へ交代を行った河野選手は前を走るライバルよりも数秒速いペース走り続け、このまま行けば優勝も見えてきた3位を走行中に130R立ち上がりで起きた他クラスの事故により赤旗が提示された。レースは再開することはなく赤旗をもって終了となってしまった。
86号車は矢吹選手→坪井選手→松井選手→河野選手の順番で走り開幕戦を3位で終えた。

  • 矢吹 久(Aドライバー)
    スタートDrを担当させて頂きスタートは勿論、FCY、SCなどを経験することが出来ました。車も良いセッティングで走り易かったです。自身の走りについてはチームの3名のGTドライバーからの直接的なアドバイスにより多少なりとも向上出来ましたので次戦には更に改善したいと思います。監督の采配で坪井選手、松井選手、河野選手の走りには圧巻であのアクシデントによる赤旗終了がなければと悔やまれますがこれもレースと理解して次に繋げたいと思います。練習走行時の自らのアクシデントによる車両の修復に対しメカニックの対応、関係者皆様の迅速な対応に感謝です。
  • 松井 孝允(Bドライバー)
    矢吹選手のスタートが素晴らしく、ライバル勢がタイムを落とす中、コンスタントにラップを刻みそこからの坪井選手の追い上げも素晴らしく、アンカーの河野選手のラストスパートで優勝も見えていた中での赤旗終了は残念ですが、車も最高で富士に対しては準備も整っていると思うので優勝を目指して戦います。応援ありがとうございました。
  • 河野 駿佑(Cドライバー)
    決勝は4番手スタートから前半は順調に周回を重ねていきましたが、途中のアクシデントやトラブルがあったりと後半は展開が味方になってくれませんでした。それでも新体制での初レースをチームワークの良さでしっかりゴールして次に繋がるレースになったと思います。次は富士24時間レース、しっかり準備して優勝目指して頑張ります。
  • 坪井 翔(Dドライバー)
    決勝は良い流れで追い上げる展開で、優勝も見えていたのですが、赤旗終了により結果は残念な形になりました。しかし、トラブルなく速さもあったので富士24時間レースではリベンジしたいと思います。
  • 三塚 隆チーム代表 / 監督
    矢吹選手をスタートドライバーに起用して、後から追い上げる作戦をとった。順調に順位は上げたものの、他クラスで起きたクラッシュにより赤旗が出でそのままレースが終了となったことで、優勝を逃してしまいました。次戦富士24時間レースまでに車両、ドライバーのレベルアップをやって行きます。